忍道2 散華
中央値: 76 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 11.18 (難易度) 2.32 mk2レビュー数 19ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt |
87pt
GOOD!
まずは、前作の「忍道 戒」にも共通する部分ですが、
●敵キャラの反応が多彩
とにかく妙に人間くさい。行動や台詞のパターンも状況にあわせて数十パターンはありますので「機械的に反応を返しているだけ」という感じがなく、ついつい敵を倒すことよりも、おちょくったりするのが楽しいです。
●アクションが爽快
初めて忍道を触れる人は最初難しく思われるでしょうが、やっていくうちに『自由自在に操れるようになる楽しさ』が忍道の真骨頂です。一撃必殺の「血祀殺法」はもちろん、ダッシュや鉤鎖を使ったスピーディーな移動は爽快で『動かしているだけでも楽しい』ゲームです。
●ゲーム進行の豊富さ
『ハラキリエンジン』システムのため、一本道ではなく時々刻々と任務内容が変わってきます。膨大な種類の任務がありますので飽きません。
●懐の拾いゲーム設計、自由度
任務失敗=ゲームオーバーではありません。逆にお見舞いを貰える事さえあります。苦手な任務はスルーしても全然OK、そこでストップすることはありません。アクションが苦手なら強力なアイテムを使った卑怯な方法でもクリア可能。自信があるなら体ひとつでもクリア可能。なにかしら『救済』が用意されているのが特徴です。
ここには書ききれませんが、『中毒性があるスルメのような』ゲームです。
以下、今作の散華からでは
●グラフィックの向上
これは他ゲームと比較されると少し苦しい部分もありますが…前作ファンからすれば「必要十分」な向上です。箱庭で動いている事を考えると、妥当なレベルだと思います。
●新要素について
前作ファンとしては当初、高いところから滑空できる『風黒羽』や離れたところからノーリスクで暗殺できる『斬刻』システムに戸惑いました。実際プレイしてみるとその不安は無くなりました。『斬刻』はゲームバランスが崩れないよう調整されていますし、『風黒羽』はさらに爽快感を増すアクションとなっています。細かいところでは『見斬』も、戒では難しかった護衛任務等で大活躍です。
●VITAの機能を無理に多用していない操作
操作系については、十字キーでアイテム使用というPSPと同じ「焔仕様」になりましたが、背面タッチによる主観視点はOFFにできますし、敵アイコンタッチによる切り替えは多用はしなくても便利と感じました。
あとは、前作をプレイしている人にはファンサービス的な要素もあります。(個人的にはすごく嬉しい!)
BAD/REQUEST
●処理落ちが激しい時がたまにある
PS2の「忍道 戒」でも処理落ちはありましたが、それほど頻発はしていませんでした。今回は襖が倒れたり、立てかけてある板が崩れるだけでもたまに処理落ちしてしまう事がありました。マップによってはそれが顕著に感じる時があります。
●ストーリーはあっさり
基本、忍道は『何周も繰り返し遊べるスルメゲーム』なので、物語のボリュームは大きくありませんでしたが、それでも今作は、あれ?もう終盤?という拍子抜けする感じはありました。
●ユーザーインターフェースの一新
これは「悪い」という程ではないのですが、前作あった体力メーターの廃止のため、自分・敵ともに残り体力が感覚的にわかりにくいところも少し感じました。
また、残念ながら前作から削除された要素もあります。
●前作あったマップが減った
敵の本拠地での任務はそれほど多くないので、その他のマップでの任務がメインとなるのですが、そのマップが前作より2、3減っている中でのローテーションとなりますので、やや単調になりがちです。ただし新マップが1つ追加されていますし、初めて忍道をプレイする方は気にならないでしょう。
●ミッションエディター匠の削除
これは全く不要という人もいるかも知れませんが、全国のユーザーと自作任務を交換できたらなぁ…と希望する人も少なくなかったと思います。
●裏庭の削除
これは前作でも賛否両論の部分がありましたので、自分はそれほどマイナスだとは思いません。
COMMENT
前作PS2の「忍道 戒」は何年も何時間も楽しめているファンです。この忍道2散華のためにVITAを購入しました。
ファンの間では「隠れた名作だが続編は絶望的」なゲームだったが故に、本タイトルの発売は本当に待ち遠しいものでした。スタッフの交代や携帯機ということで不安はありましたが、「忍道 戒」の正統進化系として納得の出来です。今後もDLC配信予定とのことらしいので、まだまだ遊べそうです。
Amazonレビュー
レビュー者: 子空 レビュー日: 2016-09-14やっぱ屋根に登れないとね!
ステルスゲーも、天誅、MGS、アサシンクリードと色々やってきてどれも好きなのですが
操作してて一番楽しいのはどれかと聞かれたら自分は忍道です
颯爽と走り抜け、屋根を飛び越え、山を抜け、一瞬の内に敵を屠るスピード感は他のゲームにはありません
そしてただ依頼をこなすだけではなく、どうこなすか工夫できる自由度もいい
自分は普段はアイテム縛りでやるのですが、慣れて来ると忍具を使って
意味もなく爆発させたり同士討ちさせたり、おなかが空いている武士にご飯をあげたりしています
発覚なしで闇に潜むプレイも楽しいし、遠くから手裏剣狙撃、地雷を置いといて踏むのを眺めたり、
正面から切り結ぶのも楽しい
そして2では空をも飛べる!
本当、そろそろスパイクさんとアクワイアさんには忍道の新作を作って貰いたいです
出来ればPS4で
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GOOD!
3つの勢力からの依頼をこなしながら情報収集をし、
ストーリーの謎を追っていくというのがゲームの流れです。
このゲームの最大の特徴はまず自由度の高さでしょう。
箱庭の様なステージでどのようなルートで攻めるかは
どういう戦略で攻めるかは全てプレイヤーの自由です。
屋根裏から進入するのか、裏口からこっそり行くか、
それとも部屋の外から障子ごしに切り捨てるのか。
ここを楽しめるかどうかでこのゲームの評価が決まると言えます。
やはり一本道のアクションゲームとは違う楽しみがあります。
ステルス性の高さ
壁張り付き、壁走り、忍び足、ぶら下がりなどの動きはもちろん、
煙玉、武士騙し(寿司、食べさせて眠らせたりする)、
雑誌、カラクリおもちゃ(相手の注意を向ける)など
ステルスゲームの重要な要素は十分に備えています。
任務を暗殺で終えると相手勢力の評価も下げずに済むのも良い。
血まつり殺法、見斬(みきり)の爽快感
相手に見つかっていない状態で近づくことが出来れば
様々な体勢から相手を一撃で倒す血まつり殺法を繰り出すことが
出来、非常に気持ちが良いです。
見斬は一種のカウンターで、相手の攻撃に会わせて出せば
これもまた一撃でしとめる事が出来ます。
このような一撃技を駆使し見つからず速やかに任務を遂げる
爽快感はゲームの止めどきを失わせるのに一役買っています。
納刀アクションがある。これはとても大事です。
無かったらこのゲームの面白さが2割くらいは落ちます(笑)
敵のほどよい強さ
見つからずこっそり倒すというコンセプト通り、
敵に真正面から挑んでは勝てない様に設定されています。
慣れや見斬、下記の調合の存在もあり後々無双も可能ですが、
ステルスゲームなのでやはり敵が強いのは良い事です。
自由度をさらに高める調合の存在
調合により火薬、混乱、気絶、忘却などの成分を精製、強化、
抽出し煙玉や寿司にして使うことが出来ます。
これにより気絶煙玉を使った無殺プレイや、
強化しまくった火薬玉を使った無双プレイ、
武士騙しを暗殺対象に食わせて殺す爆殺プレイなど
プレイヤーの自由度の幅はさらに広がります。
また、回復や自身を強化する効果も瓶につめて持ち込めるため
アクションが苦手な方の難易度の軟化にも役立ちます。
敵キャラのセリフの豊富さ、面白さ
「帰ってかあちゃんの飯が食いて?」など
緊張感の無いギャク方向のセリフが多くどれも面白い。
空腹時はセリフが変わったりなど芸も細かい。
BAD/REQUEST
敵の視界、特に縦の視界が狭い。
難易度を最高にした状態でも
敵は屋根や高台の上の主人公に気づくことが出来ません。
さらに言うと前作では一度気づかれると
屋根に登って来て追いかけられましたが、
今回は最高難易度でも屋根の上に逃げてしまえば
敵はすぐこちらを見失います。
上記の理由もあり難易度が少し低いのは気になります。
アクション好きとしては最高難易度でもこの程度かと
少し物足りなく感じるレベルで今回は楽です。
ゲームとしての単調さ
個人的にはあまり気になりませんが、
このゲームは同じステージを勢力や依頼の種類を変えて
何度も繰り返し遊ぶのが基本の流れになっており、
ストーリーに絡んだ任務以外は似通った任務になりがちです。
そこに気になる方は不満が出てくるかもしれません。
COMMENT
プラチナトロフィー取得済み。
ファンの感想としてはやはり忍道は最高だということです。
忍者を題材にしたものでこれほどステルス性をもったゲームは
最早このゲーム以外には無いでしょう。
一人でも多くの方に遊んでもらいたい一本です。