GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
中央値: 78 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt |
92pt
GOOD!
・独自性
おそらく過去にはない「空に落ちる」というコンセプトは
非常に新鮮であり、面白かった
・グラフィック
VITAとは思えないほど綺麗です。(今までの携帯ゲームで一番)
街の建物もそうですが、ストーリー間のムービーの
表情、エフェクトが迫力があり、思わず見入ってしまいましたねｗ
・サウンド
街が４つに分かれているのですが、それぞれ違うBGMで
初めて移動するときはワクワク感でいっぱいでした。
癒し、緊張感、ギャップのあるBGMで、サントラ買っちゃいましたｗ
ちなみに会話言語がオリジナルでフランス語？に聞こえなくもない感じですね。個人的には好きですｗ
特にエンディングの曲が良かったです。
「どうせ死ぬんだから」という意味のフランス語もどきの歌詞が続く歌で、ネガティブっぽいのですが、「どうせ死ぬんだから気楽に行こう」という意味に捉えると魅力的な歌に聞こえました。
・ストーリー
主人公キトゥンが見たことのない街に落ちる場面から始まります。不思議な猫に出会い、「重力使い」になり、次々と町の住民を救います。そして、キトゥンの心にも変化が見られます。...
あらすじになっちゃいましたが、単純なアクションゲームではなく、ノベライズされてもいいのでは？くらいのキャラの濃厚さ、ミッションのシナリオが魅力的でした。
BAD/REQUEST
・操作性
難しい！第一印象ですｗ
なかなか落下地点を定められませんでした。
でも慣れれば没頭しますよ＾＾
私はチュートリアル後に街中を「落ち回って」いたらなれましたよ
あと、ゲーム酔をする人は長時間はできないですね。
上下がわからなくなる時がありました。
誰でも快適にできるというわけではないところが欠点ですかね...
・ロード時間
ストーリー、チャレンジモードの二つがあるのですが、
チャレンジモードのリトライのロードが30秒を超える時があります。
これは私だけでないようで、システム上の問題だそうです。
しょうがないのですが、トロフィーコンプを狙う方は苛立ちが...
COMMENT
VITAでは珍しいオープンワールドな世界にハマりました。
主人公のライバルのキャラもまた...すごい！(あまり詳しく言えないｗ)
重力嵐の存在、無限に続く柱、ネヴィと呼ばれる未確認生命体...
謎が残ったまま終わりましたが、良いエンディングでした！
初めてのVITAソフトでしたが、続編のためにPS4を買う決心をしてしまうほどの
面白さでした！
DLCも買います！
Amazonレビュー
レビュー者： Sid Vicious レビュー日： 2013-01-25NIGHTSの衝撃をまた再び…な感じでした。
NIGHTS・風ノ旅ビト・GRAVITY DAZEは、今のところ生涯ゲームの中のトップ3です。
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GOOD!
先に5ptをつけたオリジナリティから。
街を好きに走り回れる箱庭ゲーは確かに過去多く存在するが、重力の要素を加えることで街を階層が入り組んだデザインにすることが可能になり、文字通り平面から立体へと進化を遂げている。
迷路のようなマップも、地面を歩くも良し、重力を操ってひとっ飛びも良し。
■イベント演出
コミックのような形式のイベントパートはムービー好きの自分としては多少残念だったが、ジャイロに合わせて絵柄も傾く不思議な感じが、飛び出す絵本みたいで面白かった。
ムービーパートではキャラの声はあるものの、何語か判らない独特の喋り方に雰囲気があり良かった。
■重力操作とカメラ
能力強化をして長く飛べるようになるとかなり快適な操作が楽しめる。
浮遊中のカメラは右スティック及びジャイロの両方で同時に操作できるが、自分はまずスティックで大まかに照準を動かし、ジャイロで微調整をすると狙いやすかった。反応感度も自分好みに設定でき非常に快感。
浮遊とは別に地面を滑る重力スライドはジャイロのみなのが人によっては辛いかもしれないが、徒歩・浮遊に次ぐ移動方法としては新ハードのVITAならではの操作であり、個人的には好み。
■サウンド
上品で落ち着いたBGMで、ついつい時間を忘れて探索に没頭してしまう。
■戦闘
通常格闘や浮遊状態からの重力キックも圧巻だが、街のオブジェクトを利用した重力スローが面白い。ごり押しで攻撃するのではなく、まず空を飛んで、投げられそうな物体を街から探してくる一手間が良い。
勿論、手軽な通常攻撃があってこその一要素だと思う。戦闘パートもストーリーではそこまで多くないため、折角の戦闘だからこのゲームの利点を目一杯に使って楽しもうと創意工夫の意欲が湧く。
BAD/REQUEST
■画質
広大なマップをシームレスに楽しむには仕方ないが、PVで鮮明だった輪郭やムービーが、全体的に圧縮をかけたように劣化していたのには少しガッカリ。それでも遠くの街並みとか綺麗だと思ったけどね！
もっと綺麗にできたのかもと思うと期待はしてしまう。
■迷子
入り組んだマップで、しかも重力使ってぐるぐるカメラが回るからすぐ上下以外の方向が判らなくなる。
わざと曖昧にしたレトロな地図は素敵だったが、目的地マーカーを設定してない時でも大まかに東西南北がわかる印が画面上に出せたらよかった(目印となるランドマークは各街にあるが)
■操作系統
戦闘時、回避がタッチで必殺技がボタンなのは使用頻度の関係から、逆の方が良かったのでは。
あとボス戦くらいは相手をロックできたら、やたらに本体を振り回さず快適なヒットアンドアウェイが楽しめたかも。
■街探索
何度も言うように、広大なマップを自由に探索できるのは非常に魅力的。しかし、どの街も結局は「眺める」ことしかできず、キトゥンがその街で生活してることを実感させるギミックが足りない気がする。
例えば電車や往復船もただ上に乗るだけだし、エレベーター、観覧車やロープウェイなどの乗り物も折角目の前で動いてるのに乗ることはできない。扉を開けて中に入れる建物もなく、買い物要素もない。
物語上、街の住人たちはキトゥンを身近な存在として認めているようだが、その根拠が日々の暮らしに表れていないのは残念。
■物語
多くの謎を残し全く完結していない。多くの問題を抱えたまま仮初めの解決を手にしましたってモロ言ってるから続編あるのかな。楽しみだけど消化不良すぎる。
中盤以降追加される街でのストーリーミッションが少ない。チェックポイントレースだけでなく、もっと街のあちこちを駆け回るクエストが欲しい。
■セーブのシステム
説明書にも明記されているが、ストーリー進行度とジェム数しか記録されない。
よって、1つストーリーを終えて新たに会話できるポイントで話をしても、次に何かミッションをやってから終了しないと、次回ロード時にまたマップに会話アイコンが出てる。
明らかに不便だった。
■あと細かいとこ
余談かもしれないが、浮遊中のキトゥンの光り方がなんだかアメコミっぽいので、もっと可愛げのある演出にできなかったものかとも思った。これはこれで悪くないが、クリア後のオプションとかでオンオフできたら良かったな。
COMMENT
細かい不満は出てくるものの、間違いなく新感覚の名作でした。
細部まで描かれた街並みを縦横無尽に駆け巡り、また飛び回る快感は他の作品と一線を画します。
本当にとても楽しかったんですが、やはりもう1歩踏み込んだユーザビリティ・深みが欲しかったところ。
続編があるなら是非プレイしたいですね。
DLCによる追加コス・ストーリーは未プレイですが、そのうち購入する予定です。