デモンゲイズ
中央値: 73 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 14.32 (難易度) 2.63 mk2レビュー数 16ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 5pt | 3pt |
74pt
GOOD!
前作 円卓の生徒クリア済み
基本的にそちらで話した内容は詳しくは書かないつもりなので下を参照してください
http://pspmk2.net/title.php?title=1358
・デモン
タイトルの通りデモンシステムは”基本的に”非常によかったと思います。前作にあったあるシステムの2つを混ぜたようなリメイクなんですが、今回は新たなデモンを手に入れるたびにワクワクできました。
・武器強化の仕様変更
前作で武器強化は途方もなかったので苦痛でしたが、今回はかなりやりやすくなりました。明確な改善点だと思います。
・グラフィックの全体的な向上
キャラグラが非常にきれいになりました。またマップもきれいに。特にマップは意図してるかどうか分かりませんが、前作とほぼ同じ雰囲気のマップで固められているので、差が分かりやすかったと思います。
・快適さ
相変わらず驚異的なロード時間です。スキップ機能があるので、それも併用してさくさく進んでいくのでストレスフリーです。今回は自動移動もあるので、一定時間なら片手プレイも可能です。
・ジョブの見直し
サブジョブが消滅した代わりに、装備で他の職業のスキルを覚えられるようになりました。これにより、より自由度は広がると同時に、サブジョブをつけると成長が遅れるので、サブジョブは実質ラスト付近orクリア後といった前作のバランスの悪さが改善されています。
また前作にあったジョブのうち2つが消滅しました。1つはデモンスキルに取り込まれ、もう一つはスキルの一部が前述の装備専用スキルとなって登場しています。代わりに追加されたジョブはかなり特殊なジョブですが、扱い方次第でいろんなことが出来て、非常に面白いと思います。
・トラップポイントの改善
アイテムを設置し、100%装備ドロップする敵をおびき寄せるトラップポイント。今回も名前を変えて続投しているのですが、設置するアイテムによってドロップする装備をある程度絞れるようになりました。これにより、より快適に狙ったアイテムを出せるようになりました。
BAD/REQUEST
・デモン
goodにも書いたのですが、ゲームのメインコンセプトなので当然悪い点もあります。
第一に大抵のダンジョンであるデモンを使うことがが強制されます。ダメージ床無効化のデモンなのですが、このゲームは序盤からガンガンダメージ床が出てくるので、序盤に手に入るこのデモンを装備しっぱなしにしないとゲームどころではありません。さらに驚いたことに前作で存在した浮遊魔法が存在しません。つまりどこまで育てようがダメージ床がある限りそのデモンがはずせません。
主人公の成長によってデモンは最大3体まで装備できますが、そのうち1つが固定化されてしまうのは非常に残念だと感じました。
次にバランスの悪さです。これまたあるデモンは終盤までボスですら瞬殺しまくるレベルの超火力を発揮できます。これによりWiz系伝統の対策、行動パターン覚えるなどの醍醐味が味わえず、ごり押しで圧殺してしまいます。
かと思いきやラスボスとクリア後ではそんな無双デモンでも1ターンで殺されます。要は壊れか召還するだけ無駄の2択になってしまっています。
・ボス
前述のデモンのおかげで苦労しません。Wiz系のボス戦基本はやばい行動がくるターンを覚えて、そのターンは全力防御、加えて序盤は防御重視で戦って徹底的にバフ(支援スキル)を積みまくることです。ですが、この作品ではその要素がラスボスまでありません。これはちょっといかがなものかと思いました。
・ストーリー
前作はかなり重いストーリーでしたが、今回は軽くなりました。ここまで軽いストーリーなら他のWiz系のようにストーリーなんておまけ程度にしてしまえばいいのにと感じます。
さらにひどいな、と思ったのは前作から引き続き物語の中に存在する世界のルールみたいなのをご都合主義で破っていることです。
後半、敵から「世界のルールを破るつもりか」と指摘されてしまう始末です。
ヒロインを活躍させたいなら他にやりようはあったはずです。世界観を共有しているのならば、その辺のルールを捻じ曲げる必要はなかったのではないでしょうか。
・BGM
これは前作が良すぎた、というのが正直な所ですが今回はかなり劣化したように感じました。
基本的なBGMは使いまわしなので、要所のBGMが変更点となります。前作は要所のBGMが大変優秀だっただけに余計にその差が目立つのかもしれません。
またボーカロイドを使っているのが非常に気になりました。同じWiz系3DダンジョンRPGでミクを前面に出したゲームが存在しました。そのゲームでは相当に批判されました。それを知らなかったとは思えませんが、なぜいいBGMを作る力があるのにボーカロイドを使ったのかは疑問です。
COMMENT
基本システムはほぼ前作と同じなので良く出来ているが、普通のゲームに寄せようと意味不明な方針転換をしてしまった、というのが正直な感想です。
ヒロインを活躍させるためのご都合主義ストーリー
狙ったようなイベント絵
前作と雰囲気を大きく変えたキャラ絵
ボーカロイドを前面に出したBGM
前作は恋愛的な描写こそ強かった物の、昨今のゲームの中では割と硬派なRPGでした。
今回は随分と露骨に特定層を狙ったゲームになってしまい非常に残念です。
円卓の生徒は基本は硬派ながら、魅力的なヒロインを最近ありがちなあざといビジュアル面頼りではなく、ストーリーで活躍させた点を非常に評価していました。
続編に当たるこの作品ではその部分が完全に削ぎ落ちていて大変残念です。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon Customer レビュー日: 2016-08-28続編であるデモンゲイズ2も楽しみに待っています。
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GOOD!
●万人向け仕様
エクスペリエンス制のダンジョンRPGは数多くありますが、本作はそうしたゲームに今まで触れたことが無い人向けに作られた工夫が多く見られ、とても「取っ付きやすい」作品となっています。昨今の風潮を反映した萌え傾向のキャラデザ、個性豊かなキャラ、チームラにしては極めてオーソドックスなストーリー、キャラメイクが一人ずつでそれに見合ったゲームバランスなど。ダンジョンモノ特有の高難易度を考慮したこの遊びやすさはとても良点かと。
●ドロップシステム
装備の種類ごとにジェムという消費アイテムを使い、ドロップを狙える、これが実に素晴らしい。従来のアイテムドロップシステムの純粋に上位互換といっても良いくらいの出来かと思います。
●システム周りの洗練度
操作性やロード問題などのプレイ環境の快適さはVitaのゲームの中でもトップクラス。神気スキルにより従来のスキル、バランスに多少テコ入れされてる感も悪くない。
BAD/REQUEST
●後半のバランス
終盤一部ボスから難易度が急に上がる。急激な難易度上昇についていけないプレイヤーも多かったのでは。
●デモン
今作のウリのデモンですが、探索スキルの関係上ほぼ使用するデモンが固定化したりするのが。折角色々いるのに勿体ない。
●やりこみ度
ライト層に向けての作品ということで仕方がありませんが、キャラクリエイトの少なさはやはり不満に感じてしまいますし、クリア後ダンジョンやアイテムも少し寂しいのが気になります。無理なくコンプリートできると考えればアリですが
●ボカロ
好みの問題なんでしょうが、私はあまり好みではないので少し辟易してしまいました…
COMMENT
チームラ製ダンジョンRPGは数多くプレイしており、今作もその流れでプレイ。
ライト層に向けての作品という事でしたが、その実遊びやすく丁寧に作られた、既存のダンジョンRPGプレイヤーにも満足できるような良作だったと思います。