デモンゲイズ
中央値: 73 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
※開発者が同じ『円卓の生徒』等の他の作品は未プレイでの感想です。
・キャラメイク、アイテム集め、キャラ強化、ダンジョン探索と
ウィザードリィライクなゲームが携帯機で楽しめる。
デモン召喚、他プレイヤーとのメモの交換、アイテム収集の方法など
色々とアレンジはあるが、ゲーム性を大きく損なうような要素は少なく、
ウィザードリィ風のゲームが好きな方は楽しめる内容だと思う。
・戦闘やイベントなどで余計なアニメーションや過剰な演出はなく
全体的にテンポがよく、短い時間でもプレイできる。
・好みは人それぞれだと思うが、雰囲気にあった音楽が多くよかったと思う。
ただ、ＢＡＤな部分も…
・ダンジョン内に複数ある特定の場所で、アイテムをある程度ジャンルを絞って
捜索できるシステムはよかったが、これもＢＡＤな部分も…
・難易度が途中からいつでも変更できるので、初心者でも安心かと思う。
後半は即死攻撃やら高威力の複数回攻撃、一時的な戦闘からの排除攻撃などが
結構な頻度であるが、ウィザードリィを彷彿させる感じがしたし
装備やスキル、アイテム、デモンで十分対応できるのでバランスは悪くないと思う。
・キャラメイクで転職はできないものの、いつでもノーリスクで
キャラの名前、声、イラストを変更出来るのは個人的によかった。
・マップをいつでも確認でき、同じマップ内で同じ階層であれば
指定した位置に自動で移動するシステムが携帯機と相性が良かった。
BAD/REQUEST
まずはＧＯＯＤで書いた部分の補足から…
・ＢＧＭの多くにボーカロイドが使用されている点が気になった。
音楽自体は良く、ボーカロイドもそんなに雰囲気を壊すような感じではないが
なんでもかんでもボーカロイドが混ざってくる感じがして
個人的に辟易してしまう。ボーカロイド自体を批判する気もないし、
素晴らしい技術とは思うけど、適材適所という言葉もあるし…
・ダンジョン内で特定の箇所で装備品を収集できるが、
逆に言えばそれ以外の場所では一切装備品は出てくることがない。（購入は除く）
つまり、頻繁にある雑魚戦では勝利後に『レア装備でないか？！』という
ワクワク感が一切なく、完全に作業となってしまう事が残念。（消耗品は落とす）
以下は少し多いですが、個人的にＢＡＤと思う所を並べます。
・同じ効果で名前が違うだけという回復アイテムが非常に多い。
倉庫はあるが、手持ちでは１００種類しかアイテムを持ち歩けないのに
アイテム欄を圧迫するだけなので勘弁してもらいたかった。
せめて、ゲームの世界観を盛り上げるようなアイテム名とかならいいが
刺身だのドーナッツだの根菜だのでは…
・道具屋や武器屋に物を売っても反映されない。
ウィザードリィみたいに売ったアイテムがどんどん陳列されていくのを
眺めてみたかったが、それが出来ないのが非常に残念。
倉庫があるので置き場所に困るという事はないのが幸い。
・他のレビュアーの方も挙げられてますが、せっかく性能の違う
複数のデモン（味方ＮＰＣ）がいるのに性能のバランスが悪く選択の幅が
狭いのが非常に残念。特に、ダメージ床無効スキルの持つデモンは
それ以外のスキルも非常に強力なので終始必須レベル。
せめて、ダメージ床無効の手段が他にもあればいいのだがそれもなく
しかも、ダメージ床はけっこうな頻度であり威力も高すぎてバランスが悪い。
色んなデモンがいるので使ってみたいが、他にも強いのとそうでないデモンの差が
非常に大きく、ほぼ固定となってしまうのが残念。
・戦闘不能から回復する手段がアイテムか、宿に戻るかの２択のみ。
せめてスキルでも回復できるようにしてほしかった。
戦闘不能回復アイテムは消耗品で、店売りも有限な為
気軽に使えない気がしてしまう。
クエストで相当数入手できるし、雑魚敵からも入手できるが
やはり心もとないのは変わりない。
・キャラのイラスト、性格、イベントなどでのやり取りなどが
妙にプレイヤーに媚を売るような内容が目につく。
好みは人それぞれなので、好きな人にはたまらないかもしれないが
下着姿がうろつく女の子やネコ耳メイドは狙い過ぎだろとしか思わないし
お約束のごとく入浴ハプニングシーンもあるし…
で、男性のモブキャラは当然デブやガリガリ、不細工、性格悪いとかの
オンパレードで、正直イベント関係は全く楽しめなかった。
・ダンジョンから戻る都度、家賃と称してお金を取られるのは必要？
ＨＰやＭＰは自動回復してくれるし、そんなに高額ではないが
アイテムを忘れて戻っただけで即請求してくるのはさすがにイラッとする。
しかも、クリア後に『あなたは恩人よ』とか言いつつ
それでも徐々に値上げされ請求されるのはさすがに気分が悪い。
・ボスの自動回復能力がいくらなんでもやり過ぎな気がする。
１度の攻撃で２００くらいしか与えれない状況で、数ターン毎に
自動で５０００以上（総ＨＰの半分以上）も回復されたらゲンナリする。
その為、ボス攻略は少しずつ時間をかけダメージを与えていく戦いは出来ず
数ターン内にトドメを刺せるだけの大ダメージを与えるかという
戦い方をするしかなくなってしまう。
職業の枠を超えてスキルを習得できる神器という装備品もあるが
そういう要素があるのに行き着く先は幅は非常に狭い気がして残念。
・最大パーティメンバーは５人だが、１人追加しようとする毎に
上記の家賃請求女にお金を払わないといけないシステムがイライラする。
序盤にはお金を貯めてフルメンバーには出来るが、
最初は２人から開始ってなった時は驚いたし、人増やそうとしたら
お金（序盤ではけっこうな金額）を請求された時は呆れてしまった。
また、キャラメイクの上限人数が少なく、また転職もできないのが残念。
・他の方も挙げられていますが、マップが見づらく
未踏破なのか、壁なのか、あるいは水などの侵入不可なのか
非常に判別しにくい。
よく見たら壁の有無だけはなんとか判別できるが、
未踏破か侵入不可なのかは判別できない。
・ＧＯＯＤでテンポが良いと書いたが、戦闘勝利後に毎回必ず
パーティメンバー全員の立絵が並ぶ演出はちょっとテンポが悪いと思う。
１回あたり１秒程度だと思うが、『これ必要か？』といつも考えてしまう。
まあ、ただこれは自分が神経質過ぎるだけな気も…
・手探りで進めていくのが楽しみだったのに
どの職業がどんなスキルと覚えるのか、どんなデモンが登場するか等
そのほとんどが説明書に記載され、さらにゲーム中でも最初から確認できてしまう事。
これ以外にもきっともっとスキルとか覚えるんだろうと思ってたが
そんなことはなくてちょっと物足りなかった。
COMMENT
以前からウィザードリィライクなゲームが好きだった為
興味を持ち発売日に購入してみました。
ＧＯＯＤよりもＢＡＤを多く記入してしまいましたが、
全体的によくまとまった作品で十分楽しむ事ができました。
クリア後もアイテムを集めたり強化したり
２周目を楽しんだりもしてますので個人的に購入して満足しています。
反射神経や動体視力を必要としない、あまり難しいシステムでない、
短い時間でもプレイ出来て長く遊べる、作業プレイが苦痛でないという
自分のようなおっさんプレイヤーにはちょうどよいゲームでした。
出来れば、個人的な嗜好には関係ない部分のＢＡＤなところを
少しでも改善された次回作などが発売されないか期待しています。
Amazonレビュー
レビュー者： Amazon Customer レビュー日： 2016-08-28続編であるデモンゲイズ２も楽しみに待っています。
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GOOD!
□この手のタイプのRPGによくありがちな淡々としつつ閉塞感を醸し出す事がよく見られると思うのですがコミカルなキャラや独創的なサウンドを用意する事により上手くかき消すことによって幅広いユーザー層へのアプローチがなされている点が良かったです、この辺の長所がある事でRPG特有の作業感が薄まる効果にも繋がっていますしこの手の作風にしてはかなりとっつきやすいと思いますし想像以上に倦怠感を覚える事も少なく遊びやすかったです。
□シークタイムが速いといった技術面もですが移動するにもサクサク進めるのでテンポ良くゲームが展開できます、方向を変える動きもスムーズで良好ですしオート戦闘もスキップが速くmob戦もスピーディに終われる事も手伝って没頭しやすい環境が出来上がっていました。
□戦闘画面のアイコンも大きくステータス画面も必要最低限にスッキリとまとまっていて遊ぶ上で見やすかった事とコマンド自体もまた必要最小限にとどめられている点もあり本当に手軽に遊べるように配慮されてる点はゲームを通じて守られており一貫性を感じました。
BAD/REQUEST
■作風上においてMAPを埋めていく事も作業上必要事項でもありまた楽しみの1つではあると思うのですがその肝心のMAPが見難いのが残念でした、壁の仕切りで色分けするとか本当に簡単な一手間でどうにでも対処できたと思う部分ですので勿体無いかなと。
■ゲーム自体がかなりテンポよくサクサクと進行していく事もあるのですがその辺を差し引いてもRPGにしてはボリュームがやや少ないかなとは思います、クエストの少なさもありますし登場するキャラクター間の掛け合いやイベントが少な目な点も起因している事もあって独自色を表に出す事により類似するRPG作品との差別化を図ろうと仕掛けがあらゆる部分において随所に見られるのですが機能しきれてない面の一つがこの部分にあると筆者は見ているのでもう少し煮詰めてもらいたかった部分でした。
■特にボス戦で言えるのですが運的要素が強くmobでも一撃死持ちがかなり多く蘇生アイテムの制限の縛りもきつめでしかもセーブが常に出来るシステムではないのでストレスがその辺で貯まる事も稀にあります、じっくり腰を据えて遊ぶ事を主眼に作られる据置機ならまだしも野外に持ち出してちょこっと遊ぶといった事も想定される携帯機に果たしてマッチしているのかなと言うと筆者は疑問に感じる部分ではあります、数を増やすとか手段はあったのではないでしょうか。
COMMENT
RPGとしてシステム面やゲームバランスやシナリオ面で作り込みや掘り下げぶりの浅さが所々で垣間見える部分もあり粗さがあるのですがいろんな要素を意欲的に取り込みつつVitaの特徴を活かそうとする試みが随所に見える部分に関してはとても好感が持てました、オリジナルタイトルですのである意味当然といえば当然ではあるのですが良くも悪くも「素材型」の範疇にある作品だと思いますので磨き方によってはまだまだ大きく化ける要素は間違いなく秘めていると思いますのでリリースされる機会があるようならば次回作および派生作品への期待したいところです。