SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
中央値: 73 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 17.99 (難易度) 2.44 mk2レビュー数 34ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
78pt
GOOD!
・謎の魔法使いマーリンに捕えられた主人公が、脱出のために喋る本リブロムを読み進めていくというストーリーです。この世界観の肝となっているのが生贄と救済、そしてそれに伴うリスク・リターンのシステムです。この要素がゲームのあらゆる部分で生かされており、これほど世界観とゲームシステムがマッチしたゲームは珍しいのではないでしょうか。
・装備は六つの魔法供物のみで、攻撃、防御、回避その他ほぼ全てのアクションは魔法によって行われます。おもしろいのはこうしたアクション全てにリスクとリターンが設定されているということです。煩わしいと感じる人もいると思いますが、このおかげで単なるゴリ押しではなく、戦闘中のリスク管理が重要になることから戦略性が増しています。
・この手のゲームにしては珍しいほどにストーリーがよく出来ています。かなり重い話ではありますが、メッセージ性が強く、プレイヤーの感情にずっしりとくるものがあります。
・グラフィックはかなりきれいです。魔法のエフェクトは派手で爽快感抜群ですし、とりわけモンスターの造形も非常に細かいです。またステージの背景もよく出来ています。
・音楽は稀に見るほどの素晴らしい出来です。光田さんと鋒山さんという豪華タッグがあのスカイウォーカー・サウンドで収録した音楽は、壮大で緊迫感があり、そして悲しくもあり、世界観にピッタリでした。サントラも買いました。
・供物や衣装、刻印の収集などやりこみ要素も充実しています。特に刻印はこだわり始めるとなかなかおもしろいですよ。
・オンラインでの共闘も抜群におもしろいです。特に戦況を一変させる禁術や生贄魔法のおかげで数々のドラマが生まれました。
・文献で語られるモンスターや世界観、フィールドにまつわる話は読み物としてもとても楽しめました。
・ロード時間は普通ですが、ロード中にチュートリアルやストーリーの補完があるので退屈はしません。
BAD/REQUEST
・モンスターの水増しがあるのは新規タイトルだから目をつぶるとして、それ以上に気になったのがボスモンスターのモーションの少なさです。特に部位破壊で一部の動きを封じるとほとんど2?3パターンの繰り返しになるモンスターもいて、これでは単調でつまらないです。
・ゲームシステムが世界観と緊密に連携していることの弊害として、一部のゲームシステムの制約が厳しくなっています。例えば、モンハンシリーズでは、モンスターを倒しアイテムを入手して自キャラをカスタマイズして、それをステータスとしロビーで見せ合うという楽しみがありますが、ソルサクの殺伐とした世界観には明らかにそぐわないです。しかしソルサクのカスタマイズ要素は不十分ですから、世界観とマッチしたまったく別の解決策が求められるでしょう。
・前述したようにキャラクターのカスタマイズ要素が乏しいです。服装を全身一式のみしたのは悪くない判断だと思いますが、せめて色の設定ではもう少し自由度が欲しかったです。(オンラインでのキャラ表示が原因なのかな?)
・場面によっては地面や壁のテクスチャが荒くなることがあります。
・属性違いを除くと供物の数はそこまで多いとは言えません。また供物のバランスも人によっては意見があるかも…
・世界観的には仕方ないかもしれませんが、聖レベルに極振りした場合にも、もう少し活躍できる幅が欲しかったです。
・アプデ以降は改善されたかもしれませんが、オンでは若干の不具合ありです。
・世界観はかなりシビアで、またモンスターの造形もかなりグロテスクなので、合わない人もいると思います。
COMMENT
プラチナ獲得済みです。また第一弾アップデートもオフではプレイ済みです。
オリジナルタイトルとして申し分ない出来だと思います。また従来の狩りゲーともだいぶ異なるので、飽きた人にもおすすめです。一方で、それらとかなり違うがゆえに肩すかしを食らうこともあるかもしれません。
とても楽しめるゲームなのでおすすめですが、まずは配信中の体験版を触れてみるといいと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: アラよっとアラ5 レビュー日: 2016-02-06アクセスランキング
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GOOD!
狩りゲーということでモンハンと比べられると思いますが、以下の点で、モンハンを含めた既存の狩りゲーとは全く異なると思います。
[オリジナリティ]
「欲望と代償」や「救済と生贄」等が世界観の基盤となっており、それらが上手くゲームの要素として活かされています。
(例)強力な魔法を発動するために仲間を生贄にする
魔物を救済するか生贄にするかでプレイヤーの能力が変化するなど
特に「救済と生贄」は、魔法の使用回数を回復させたり仲間(NPC)の数を増やしたりするなど、プレイヤーの選択がゲームの進行に大きく関わってくる点は、既存のゲームにはないオリジナリティだと思います。
[ストーリー]
「欲望と代償」をテーマに、しっかりとしたストーリとなっています。メインストーリーだけでなく、サブストーリーもいくつか用意されているため、世界観にどっぷりハマることができました。
[プレイヤーの成長]
「生贄と救済」によりプレイヤーの能力が変わることは書きましたが、これにより、戦い方が大きく変わります。特にこれは、オンラインでパーティーを組んだ時に顕著になります。攻撃に特化した者はアタッカーになりますが、雑魚敵の攻撃でも瀕死になる等です。どのようなキャラクターに育てるかの楽しみがあります。
[ネット通信]
PSPのモンハンなどは、X-LINKなどを使わないとオンラインでパーティを組むことができなかったですが、このゲームは、ネット環境(wifi通信環境)さえあれば、オンラインで誰とでも通信ができるのが斬新だと思います。周りにソルサクをしてる人がいなくても、すぐにオンラインでパーティを組めます。
BAD/REQUEST
[供物(魔法)の種類]
このゲームは、供物から魔力を引き出すという設定になっています。そのため、強力な魔法を使うためには供物を強化する必要があるため、供物が、一般的な狩りゲーでいう武器に相当します。しかしながら、この供物の数が若干少ないような気がしました。また、供物を強化しても見た目がそれほど変化しない(派手さが少ない)ため、強くなったのかが実感しにくいです。
[供物の使いやすさ]
どの魔法にも一長一短があるのですが、投擲魔法という遠距離魔法は、連射性、威力、使いやすさにおいて他の魔法を圧倒しています。その反面、近距離魔法全般は、単発の威力は高いものの連射性や使い勝手が悪く、単位時間当たりのダメージが低いです。そのため、オン/オフの区別なく、最終的に投擲魔法の連射になりがちになり、プレイヤー個人の個性が出にくいです。
[NPCの行動及びゲーム効率]
ありがちですが、NPCが役に立ちません。そのうえ、NPCを入れると、補正がかかり魔物が強くなります。これはオンでも同様です。オンでは他の仲間が助けてくれますが、ソロでは、NPCは生贄魔法要員となります。CMでは、「共闘」を謳っていましたが、効率だけを重視するなら、ソロが一番となります。
COMMENT
最初にも書きましたが、ゲームシステム、ストーリーなど、全般的に既存の狩りゲーとは異なります。それ故に、モンハンのようなゲームをしたくて購入した人は、受け付けないと思います。しかしながら、ストーリーや熱中度は非常に高いため、PSVITAを持っているのなら、一度は購入してもいいと思います。
PSストアから、体験版とは思えないほどのボリュームの体験版が無料配信されているので、そこから始めてみるのもよいと思います。