ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
40pt
GOOD!
すでにマルチは機能していないと言っていいほど過疎っていたので完全ソロプレイでのレビューとなります。
●グラフィックス
ムービーは携帯機とは思えない出来。鬼のデザインも禍々しさがあって良かったです。
●サウンド
和のテイストを盛り込んだ楽曲がどれもゲームの世界観と合っている。大型鬼との戦闘曲が鬼の種類別で複数用意されているので、同じ曲ばかりで聞き飽きるという事も無かった。
●快適さ
任務に出発する時のロードはかなり短い方だと思う。
○ミタマシステム(良い所)
ミタマに応じた8つの戦闘スタイルとスキルの組み合わせで作る戦術の幅がとても広い。あと消費アイテムに相当する物が戦闘スタイルの中に備わっているので任務が終わるたびに補充する手間がないのも良かったです。
○天狐
この作品のマスコット的なキャラですがプレイヤーが任務に行っている間にフィールドに落ちている素材を集めてきてくれます。フィールド素材を集めるのは億劫になりがちなのでこの仕様は良かったと思います。
○神木
ハク(金であり経験値)を供えることで任務から帰ってきたときにランダムで鬼の素材を貰えます。レア素材なども稀に貰えるので最初から意識して使っていくと武器防具を作るのに意外に役に立ってくれます。
○ストーリーと世界観
鬼との闘いの歴史とか世界観は割としっかり作られています。ストーリーの要所要所で仲間のことも掘り下げていくので仲間に対しても好感が持てました。
○ボリューム
良くも悪くもボリュームはあります。
BAD/REQUEST
○アクション性
2013年発売のゲームですがいつの時代のゲームかと疑いたくなるほどもっさりした操作性。回避動作は無敵時間も移動距離も短く攻撃動作をキャンセルして出せないというこれまた時代遅れな仕様。狩りゲー初とはいえ無双シリーズでおなじみのコーエーの作品なのでアクション部分に関してはハズレにはならないと高をくくっていたのですが見事に裏切られました。
○仲間のAI
これも他に類を見ないと言っていいほど酷い出来。棒立ちや敵の攻撃に自分から突っ込むなんてのは茶飯事。敵の体に接触した状態で走り続けるような珍行動もよく見ます。一番ムカつくのは鬼祓いを全然優先してくれないことです。鬼との闘いで重要なことのはずなのにAIがシステムを理解してないってどういうことなの? せめて「集中攻撃」や「鬼祓い優先」のような全体号令があればよかったのに。
○大型鬼との戦闘
狩りゲーではここが一番楽しいとこのはずなのにこのゲームに於いては一番ストレスの溜まる部分です。プレイヤー側のアクション性が糞なのに対して鬼の性能が圧倒的すぎます。予備動作ほぼ無しで繰り出される高威力広範囲の攻撃の数々、バックステップやサイドステップを駆使してプレイヤーを翻弄する運動性など異常と言っていい性能です。
さらに、どうもヘイトという概念が無いようでプレイヤーを執拗につけ回す思考回路もおかしいです。体感ですが弓を使うとさらに狙われやすくなっているように感じます。これで2体同時討伐なんてのまであるんですから堪ったものではありません。全く手を出してない鬼に画面外から攻撃されたりするのが当たり前の糞すぎる内容です。
最後に鬼の体力が多すぎです。元々の体力の多さに加え部位破壊、もしくは表層破壊しないとダメージが通らない仕様のため倒すのに無駄に時間がかかります。単体討伐で10~15分くらいはざら、そもそもアクションとして楽しくないのにこれだけの時間理不尽な攻撃に晒されながら黙々と殴り続けるのが楽しい訳がありません。
プレイヤーの挙動と鬼の挙動、もっとバランス良く出来なかったんでしょうか?
○部位破壊
一見手足を丸ごと切り飛ばして派手に見えますが、すぐに半透明の手足が出てきて何事も無かったように動き始めるのに興醒め。さらに鬼祓いで切り落とした部位を浄化しないと時間経過で復活、鬼によっては体力低下で手足が自動復活するなど煩わしさしか感じない仕様も糞。
一応破壊した部位を使った攻撃のダメージ低下や属性効果消滅などの効果はあるものの元々の性能が良すぎてあまりデメリットになってない。部位に深手を負わせて動きが鈍る効果もあってよかったんじゃないかと。
○武器の性能差
結論から言うと弓一強です。検証のため一通り使ってみましたが近接武器の存在価値が疑わしくなります。理由は3つ。
まずは部位破壊のしやすさ、エイムで好きな所を狙える弓が近接武器よりも圧倒的に優れています。それに加え近接の攻撃モーションと鬼の部位の当たり判定が今一はっきりせず目の前の部位に攻撃してるつもりが横や上の部位に当たったりします。太刀や手甲に至っては高所に攻撃する手段が無いという始末。部位破壊は戦闘を有利にするだけでなく素材集めにも関わることなのに優劣の差が大きすぎるのは致命的。
次にダメージの受けやすさ、離れて戦う弓の方が攻撃が当たりにくいのは当然ですが防御力は全て防具の性能に依存していて前衛だから防御が上がるなんてことは一切ありません。上でも述べたように鬼の攻撃はどれも異常と言っていい性能であり接近して戦っていると回避不可能な攻撃に直面することが多く死亡率も高いです。
最後に攻撃チャンスの多さ、基本的に鬼の攻撃を避け辛く攻撃頻度も高いため近接武器は消極的な戦いになりがち、さらにダウンしている時間も短くラッシュもかけられないとなれば近接武器の強みを発揮する機会がどこにあるのかと問いたい。
どうしても近接武器がいいと言う人は双刀をお勧めする。攻撃速度が速く手数が稼げて他と比べれば回避もしやすいし高所への攻撃も備えているため近接武器の中ではダントツで使いやすい。
○朧という鬼
見えないものを見通す鬼の目モードというのがあるのですが、この状態でないと見えない朧という鬼がいます。しかし朧の出現する任務がとても限定的で尚且つ出現率もとても低くゲーム内にはどこに出現するかなどの情報は一切無し。トロコンのためには相当数の朧を狩る必要があるのですが、本格的に朧を狩り始めたプレイ時間120h時点までで偶然出会った朧の数がたった6体という有り様。
○武器の強化
武器は店売りの物や素材から作った物にさらに素材を追加してランクの高い物に強化していく仕様。しかし強化するたびに属性がコロコロ変わるのは頂けない。しかも同じランク帯で同属性の武器が2個も3個もあったりするというバランスなど一切考慮しない強化順も酷い。あと最高ランクの武器でミタマとの合成で作る武器があるのですが、ベースとなる武器と合成するミタマを最大まで強化し法外な額のハクを使って作られる割に性能がとてもショボいです。せめて合成したミタマのスキルを継承して実質ミタマを4個装備してるのと同じになるとかそのくらいの性能はあってよかったと思います。
あと、一通り武器を使ってみた上での意見ですが低ランクから強化していくこの仕様は別の武器に乗り換えるのが凄く億劫になります。
○防具
単純に見た目が糞ダサいです。しかも同じシリーズで固めることで組み合わせスキルが得られる効果があるため最終的にみんな同じ見た目に落ち着いてしまいます。一度作ったことのある防具と見た目を入れ替えたり色を変えたりできるエディット機能があれば良かったんですが。
○ミタマシステム(悪い所)
200種類ものミタマがありますがその内のおよそ8割くらいは一切使われることなく終わります。鬼の体力が多すぎて任務の達成に時間が掛かりすぎるためどうしても火力重視の構成に偏重しがちになるからです。例えば「祓力上昇」という鬼祓いの速度を上げるスキルがありますが、鬼祓いをほんの数秒短縮するために分単位で任務のクリア時間が延びたら意味が無いわけです。
○禊場
仲間NPCと一緒に禊をすることで追加でスキルを付与できる施設。有料のチケットを使って利用するわけだが誰と一緒になるかはランダムな上に任務に同行するNPCの場合はそれぞれが得意とする武器の専用スキルとなるため、半分くらいは何の役にも立たないスキルになってしまう。せめて誰と行くか決められるようにはできなかったの?
○マルチ用ロビー
マルチプレイ用の任務を受けるロビーもオフ用のロビーと一緒になっているのだが、オフ同様に鍛冶屋も天狐も神木も利用できない。武器を強化するための素材がそろったらロビーを退出してオフで鍛冶屋に行くしかない。オフでプレイしているときも任務から帰ってそれぞれに立ち寄って再び任務に行くまでに3回ロードを挟んで拠点内を移動しなければならず中々煩わしい。
○ボリューム
同じ鬼の討伐任務がいくつもあり水増し感が否めない。
COMMENT
◆トロフィー関連◆
トロコンに要した時間は200時間以上。最初から弓を使って最適な順番で作業をこなしていけば200時間は十分に切れる。あとはミタマコンプのドロップ運次第だが作業量がかなり多いため作業プレイに耐性が無い人はトロフィー目的ではやるべきではない。
◆総評・感想など◆
PS+のフリープレイで入手。
当方トロフィーコンプに拘るプレイヤーのためかなり長くプレイしたがはっきり言ってこのゲームに対する評価は低い。このサイトで評価が高かったので長くても楽しんでトロコンまで遊べると思って始めたわけだが、その期待は見事に打ち砕かれた。
今までフリプ提供された狩りゲーをいくつか遊んできたがその中でも最低の出来だと思う。以前「FREEDOM WARS」のレビューをした際に44点と低得点を付けたが、それを上回る点数をこのゲームに付ける事は出来ないと思いこの点数とさせてもらった。
理由として「FREEDOM WARS」の方はストーリーと武器強化の仕様は間違いなく糞ではあったが、茨を使った三次元戦闘と近接武器と銃火器を切り替えて戦うアクションとシューターが融合した戦闘システムは間違い無く討鬼伝より優れている思ったからだ。
一応次回作の討鬼伝極もフリプで入手済み。レビューを見る限り結構調整が入っているようなので今作のデータ引継ぎで始めて見るつもりだがこの期待がまた裏切られないことを願う。
Amazonレビュー
レビュー者: ぱらりら レビュー日: 2016-02-29雑魚を倒すのは何も楽しくはありませんが、大型鬼戦は何回やっても飽きません。
余計な要素をそぎ落とし、短時間でも楽しい素晴らしいゲームだと思いました。
モンハンのように武器、防具を作成するための素材集めとかもめちゃくちゃ楽しいです。
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GOOD!
・巨大な鬼を仲間と共に討つ達成感や爽快感がある。
・武器(ミタマも)を任務の度に使い分けたり、一貫して同じ武器を使い続けるといった
自分の好きなようにできる自由度。
・難易度はそこまで高くなく、比較的幅広く遊べるのではないかと。
BAD/REQUEST
・巨大な鬼のダメージの減り具合がわかりにくく、あと一押し位のゲージで押し
切れると思いきや、逆に倒されたりと不快な面が。部位の色で判断させるより、
部位毎に耐久ゲージ方式にしたほうがわかりやすかったのでは。
・パッチで解消したとはいえ、仲間が攻撃してくれなかったり、回復してくれ
なかったりともどかしさを感じたり。いっそ他のキャラに操作変更してあれこれ
やるといったほうがより親近感が沸くしやりがいが増しそうな気がする。
・意外にも(?)時間がかかりやすいため、お手軽にやりにくい上に鬼討伐が次第に
作業的になり面倒になってしまう部分が。
・神木の存在がイマイチ。ハクの割りに使い道のない素材ばかり提供してくるので
何のためにやってるのか馬鹿馬鹿しく思えてくる。
COMMENT
BAD欄は多いがそれを踏まえてもやりこみが深く、次第にのめりこめる面白さが
あって買って良かったなと思えた作品。
どちらを選んでもいいけど、やはりグラフィックならVITA版を購入したほうが
いいかなと思う。
正直まだこれで終わってほしくないし、今後無双シリーズとは違う展開を見せてほしい。