ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 2pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
69pt
GOOD!
まずはサウンド。
やはり流石というべきか、世界観にあっていて落ち着いた曲調もあればここぞという時に「やるぞ!!」という気分にさせてくれる熱い曲もあります。
個人的には同社である空・零の軌跡よりも通常戦闘、手配魔獣戦などよく聞く戦闘曲が好みだったので高評価にしました。
次はストーリー。
ストーリーに定評のあるシリーズですが、今作もプレイヤーを引き込ませ、飽きさせないストーリー展開は健在、「ここでそうくるか!」と思わせるような意外性もあり楽しめます。しかし「これはちょっと…」と思う場面もあり、詳しくはBADで。
BAD/REQUEST
まずはストーリー。
GOODにも書いたように、序盤の物語の広げ方、中盤、終盤の意外性とともに一気に物語を盛り上げていく展開など、素晴らしい点も多いのですが、それだけにその集大成となるはずのラストが少し残念です。
シリーズものであり、次への伏線を残す。と言うのもわかるのですが、今作は完全に結末を次回作に丸投げ状態であり、ゲームをクリアした後「終わったー!」と言う満足感よりも「続きはまだかー」という気持ちのほうが勝ってしまいました…。RPGの醍醐味はクリア後の満足感や達成感だと思うので、ここは残念ですが次回作に期待と言ったところでしょうか。
また、キャラクターの衣装や特典が周回プレイで手に入るのですが、これらを手に入れるにはポイントが必要で、このポイントはゲームを1周することで5ポイント入ります。全て手に入れるには15ポイント必要で、周回プレイ前提のわりにはイベントスキップができず、1周に40から60時間かかるなど多少ストレスがかかります…。
COMMENT
散々言われているロード時間などは、現在2回目の修正パッチが配布され、いわゆる”普通”のゲームレベルではありますが、演出の邪魔になるようなことは無くなり、RPGとしては十分ではないかと思いました。
グラフィックやモーションも拙い部分もあると思いますが、そんなことを感じさせないくらいゲームに引き込ませてくれるキャラやストーリーがあり、RPGとしてのよさがカバーしてくれており、自分はあまり気になりませんでした。
総評としては、プレイする価値のあるいい作品であり、RPG好きな人には特にオススメしたいソフトです。
同時に発売当初ロードやグラフィックなどで批判され、低く評価されてしまったのが非常に残念な作品でもあると思います。
私個人はとても楽しめた作品でした。今後のファルコムにも期待です。
Amazonレビュー
レビュー者: ふーみん レビュー日: 2015-12-11士官学校に入学するところからストーリーが展開していきますが、学園モノと捉えてしまうと「ちょっと違う」と感じてしまうかもしれません。
戦闘周りのシステムも慣れてしまえば問題なく進められますが、シリーズ初心者には飲み込み難いという印象も受けます。
レベル上げやそれに伴う作業など苦にならない方ですけれど、それでも流石に「キツイなあ」と思う事も屡々。まず序盤から中盤は皆さん金策に困る事は必至。単調になりがちな作業が面倒な方にはちょっと厳しいです。
設定上パーティキャラが固定、というのも残念でした。(シナリオによって連れて行けるキャラが決まっています。まんべんなく育てたい方には結構なストレスではないでしょうか)
以上、ちょっと気になったことを書いてみましたが、これを補う魅力は十分にあります。面白かった。
私は問題なく楽しめましたが、それでも好き嫌いがハッキリ分かれるゲームには違いないと思う。
パーティキャラはまんべんなく育てたいし、装備もきちんと全員に良いモノをつけてあげたい…という方であったなら、膨大な作業を強いられるお覚悟を(笑)
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GOOD!
【帝国が舞台】
今作は帝国が舞台ということで、これまではどちらかといえば脅威的な存在としてしか描かれていなかった帝国も、内部では普通の人が当たり前に生活していることが実感できます。前作までで悪の親玉の様だったあの人も、帝国民からは高く支持されていたり、今までとの視点の違いが面白いです。
【戦闘システム】
新たに追加されたリンクシステムが、戦闘のテンポを非常に良くしてくれています。
最初のうちこそただ追加で一発殴るだけのシステムですが、後半になりメンバー間の絆が深まるにしたがって、バンバン手数が増えていきます。
また、かばったり回復したりエールを送ったり、キャラごとにリンクアクションの差別化がされていて面白いです。
攻撃→追撃→止め一撃や、堅守→猛反撃といった繋がりは実に気持ちいいです。
【キャラクター】
前作までと比べプレイヤーサイドの人数が多いですが、どのキャラも丁寧に描かれており、それぞれに見せ場があります。また、見せ場が終わったからといって背景化する訳ではなく、ちゃんとメンバーとしてその場に居てくれることを実感させてくれます。
ただ、主人公リィンの性格や言動がロイドそっくりなのは、コピーみたいで人によっては気になるかも。
【音楽】
相変わらず安心のファルコムクオリティです。
戦闘関係は特に、疾走感のある曲、勇ましい曲、壮大な曲、各種そろってます。
【アクティブボイス】
探索中、随所で仲間たちがボイスで色々としゃべります。これが地味に面白く、仲間と一緒に冒険している臨場感を盛り上げてくれます。
話の内容は、各キャラの背景を伺わせるような意味深な話・緊迫感を表す演出・謎解きのヒントになる真面目な話がある一方で、ほのぼのする掛け合いや漫才みたいなやりとりもあり、様々です。
ボイス中はアイテムを拾う事ができなかったり、ボイスの発生するポイントのすぐそばに敵がわいていてボイスが中断されたり、微妙に改良してほしい点もありましたが。ちなみに、接敵のせいでボイスが最後まで聞けずに中断されてしまった場合、一応ボイス履歴から確認することはできますよ。
BAD/REQUEST
【ロードの長さ(現在は修正済)】
私はVITA版でしたが、購入直後はまともなプレイになりませんでした。
雑魚戦で戦闘突入の度にNOWLOADING→40秒待機、戦闘終了後のマップ復帰でNOWLOADING→40秒待機。最初のボスを倒した辺りであきらめて、修正パッチがでるまで積んでいました。
2回の修正パッチを経て、現在はあまり気にならないレベルになっています。
【コンビクラフトが無い】
今作はパーティーメンバーが多くて全員分作るのが困難かもしれませんが、やっぱり寂しいです。てっきりリンクレベルが今作最高の5になると解放されるものだと思ってましたが…
(一応「ラッシュ」という連携攻撃はあるのですが、演出・ダメージ共に物足りないです)
【サポートアタックが無い】
前作までにあったサポートアタックが無くなりました。前衛キャラもサポートに回ると意外な活躍をみせてくれたり、色々と面白い試みだと思ったのですが。
特に今作はメンバーが多く、サポートメンバーも必然で多くなります。が、ボス戦はまだしも雑魚戦はいちいち入れ替えるほどではないので、サポートメンバーは空気化することが多いです。
せっかくのリンクシステムですし、サポートメンバーも協力しての一斉攻撃とか、伏兵攻撃とか、もっとバリエーションが広がればいいのにと思ってしまいました。
【釣りのシステム変更】
前作までと違って連打系に代わりました。ちょっと疲れる上に、以前までのようなお手軽感がなくなっています。ゲーム的にも、レインボーさんで大儲けの様な楽しみ方が難しくなって、手帳を埋めるための作業の様になってしまいました。一応、ダンジョン内でのCP回復とか、地味に助かる面もあるのですが。
【ラスボス戦の演出】
人によって賛否両論だと思いますが、初めての時は確かに戸惑いました。
特にナイトメアでプレイした人はかなり厳しい意見になるのではないでしょうか。
【エンディング】
もう他の方に言い尽くされている感がありますが、これ以上ないくらい続編を前提とした終わり方です。昔のゲームに例えれば、「ディスク2に交換してください(ただしディスク2の発売は1年後です)」というレベルです。
零の軌跡も続編を見据えて伏線を多数残してはいましたが、あちらは一つのストーリーとしてきちんと完結はしていました。
【自由度・やりこみ要素不足】
章ごとにエリアとメンバーが指定されており、2週目限定のクエストやマップもないため、自由度はかなり低いです。ノーマルとハードで計2週しましたが、ナイトメアでの3週目はちょっとやる気分になれませんでした。続編の発売日が迫ってきたころにあらためてやろうと考えています。
COMMENT
シリーズの伝統を踏まえつつ、新しい舞台とメンバーで新しいシステムに挑戦もしていますし、全体としてはまちがいなく良作のRPGです。
ただ、やはりラスボス戦とエンディングは意見のあるところだと思います。
ファルコム初期RPGのイース1・2も前後編な内容でしたが、これは「質の高いものをつくろうとした結果、データが収まりきらないのでやむなく2作品に分けた」ものでした。それに比べると今回の終わり方は、ちょっと…シリーズファンなら必ず続編も買うと足元見られてるような不快感があります。
まあ、買うんですけど。せめて少しでも早く出してくださいお願いします。