ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 1pt |
72pt
GOOD!
【安定のFalcom Sound Team JDK】
燃える系の音楽は非常に良いです。サウンドトラックが今から待ち遠しいくらいです。また、空の軌跡や、碧の軌跡の音楽が数曲使われていた事も、懐かしさを感じさせてくれるものとなっていました。
【王道的ストーリー】
特科クラス<VII>組の面々が帝国内の各都市に実習に行き、その都度何かしらの「壁」に衝突しながらも、仲間との絆を頼りに、それを乗り越えていく、という少年漫画のような王道的ストーリーが終盤までは続きます。
少しクサイくらいがFalcomスト―リーらしさと言えなくもない気がするので、軌跡シリーズ好きにはたまらないストーリーと言えるでしょう。
【クオーツの豊富さ】
今までと大きく変わった点として、アーツシステムの変更があります。今までのように各属性値に応じて使えるアーツが決まる訳ではなく、セットするクオーツに既に使えるアーツが固定されています。その分、セット可能なクオーツ数が増えたし、クオーツの種類自体増えました。
自分としては、多くのクオーツの中から、どのキャラにどういった個性を持たせるクオーツ配置にするか考えるのが楽しかったので、今回のアーツシステムも評価としてはプラスです。
【空・零・碧の軌跡とのリンク】
時系列的に、零・碧と同時期のこの物語。クロスベルで起きている事とうまくリンクしながら物語が進んでいます。零・碧既プレイヤーにとっては、このタイミングでクロスベルではどうなっているということがよくわかるので、国際情勢の問題をクロスベル・エレボニアの両方向から多角的に俯瞰できるようになりました。こういった過去作品とのリンクのさせ方は極めて面白いものとなっていますし、過去作品未プレイ者でも、他国がどのような情勢なのかは、「帝国時報」を読めば大枠で把握できるので、十分楽しめます。
BAD/REQUEST
【ロードの長さ】
他のレビュアーも書いている通り、ロード時間が圧倒的に長い。特に、フィールドが大きい所に移動しようとすると10秒以上待たされてしまいます。パッチ1.01をあててもそれくらい長いため、少し眠い時にやった際には寝落ちしてしまうことも笑
今後も改良パッチが配布される予定との事で、それなら最初から出来るようにすべきだったといわざるを得ません。
【クラフト・クオーツの性能】
1週目ということもあり、難易度ノーマルでストーリーを追うプレイングダッタためかもしれませんが、一部のクラフトやクオーツの性能が良過ぎて、バランスブレーカーと化している気がします。基本的に後半はそれらの性能任せのパワープレイでフィールド探索等は行っていたように思います。
ただし、難易度が高ければ、そこまで気にならないのかもしれませんし、そういった高性能アイテムを縛った初週ナイトメアプレイも面白いかもしれません。
【続編商法】
これは軌跡シリーズおなじみなので、BADなのか微妙ですが。
物語の舞台が代わった直後の作品のため、キャラクター紹介・舞台紹介・設定紹介に基本的には終始していました。特別実習も、キャラクターに様々な経験を積ませるというよりは、プレーヤーに設定を覚えさせるための物のように感じます。正体や真の能力などもまだ明かされていないキャラクターが何人もおり、帝国における物語のまだ半分にも到達していないのではないかと思わせるくらい、物語が進まず、広がっています。結社の構成員として新しく出てきたメンバーも数人で、この何倍もまだ未登場が居ると考えると、終わらせる気がないのではないかと不安になります。
【DLC】
アタッチメントや各キャラクターの私服をDLCとして販売するという試み自体を批判する気はありませんが、それらのアイテムを本編内で入手出来ないのは気になるところ。まだ試していないので分かりませんが、衣装等は周回引き継ぎ時に入手出来るようになっているのかもしれませんが、入手がしにくいなどの制限をかけてもかまわないので、本編内で入手できる前提で全アイテムを用意して欲しいところ。
COMMENT
軌跡シリーズ全作品プレイ済み。
上述の通り、ver1.01にアップデート済み。
舞台・登場人物をがらっと一新し、3Dグラフィックを導入したり、アーツシステムを刷新したりと、Falcomの新しい試みが見られる興味深い作品でした。
とはいえ、PS3、PSVの他作品と3Dグラフィックやモーション等を比較したときに見劣りしないかと言うと微妙な点は否定できません。過去作品からの進化は感じられたためBADではなく評価しましたが、次回作品ではより自然なグラフィックやモーションを追究していただきたいし、それが出来るメーカーだと信じています。
あとは、幻焔計画の全容が判明する日が早く来る事を期待し、2014年と言う軌跡シリーズ10周年の節目を楽しみにしたいと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: ふーみん レビュー日: 2015-12-11士官学校に入学するところからストーリーが展開していきますが、学園モノと捉えてしまうと「ちょっと違う」と感じてしまうかもしれません。
戦闘周りのシステムも慣れてしまえば問題なく進められますが、シリーズ初心者には飲み込み難いという印象も受けます。
レベル上げやそれに伴う作業など苦にならない方ですけれど、それでも流石に「キツイなあ」と思う事も屡々。まず序盤から中盤は皆さん金策に困る事は必至。単調になりがちな作業が面倒な方にはちょっと厳しいです。
設定上パーティキャラが固定、というのも残念でした。(シナリオによって連れて行けるキャラが決まっています。まんべんなく育てたい方には結構なストレスではないでしょうか)
以上、ちょっと気になったことを書いてみましたが、これを補う魅力は十分にあります。面白かった。
私は問題なく楽しめましたが、それでも好き嫌いがハッキリ分かれるゲームには違いないと思う。
パーティキャラはまんべんなく育てたいし、装備もきちんと全員に良いモノをつけてあげたい…という方であったなら、膨大な作業を強いられるお覚悟を(笑)
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GOOD!
まずはサウンド。
やはり流石というべきか、世界観にあっていて落ち着いた曲調もあればここぞという時に「やるぞ!!」という気分にさせてくれる熱い曲もあります。
個人的には同社である空・零の軌跡よりも通常戦闘、手配魔獣戦などよく聞く戦闘曲が好みだったので高評価にしました。
次はストーリー。
ストーリーに定評のあるシリーズですが、今作もプレイヤーを引き込ませ、飽きさせないストーリー展開は健在、「ここでそうくるか!」と思わせるような意外性もあり楽しめます。しかし「これはちょっと…」と思う場面もあり、詳しくはBADで。
BAD/REQUEST
まずはストーリー。
GOODにも書いたように、序盤の物語の広げ方、中盤、終盤の意外性とともに一気に物語を盛り上げていく展開など、素晴らしい点も多いのですが、それだけにその集大成となるはずのラストが少し残念です。
シリーズものであり、次への伏線を残す。と言うのもわかるのですが、今作は完全に結末を次回作に丸投げ状態であり、ゲームをクリアした後「終わったー!」と言う満足感よりも「続きはまだかー」という気持ちのほうが勝ってしまいました…。RPGの醍醐味はクリア後の満足感や達成感だと思うので、ここは残念ですが次回作に期待と言ったところでしょうか。
また、キャラクターの衣装や特典が周回プレイで手に入るのですが、これらを手に入れるにはポイントが必要で、このポイントはゲームを1周することで5ポイント入ります。全て手に入れるには15ポイント必要で、周回プレイ前提のわりにはイベントスキップができず、1周に40から60時間かかるなど多少ストレスがかかります…。
COMMENT
散々言われているロード時間などは、現在2回目の修正パッチが配布され、いわゆる”普通”のゲームレベルではありますが、演出の邪魔になるようなことは無くなり、RPGとしては十分ではないかと思いました。
グラフィックやモーションも拙い部分もあると思いますが、そんなことを感じさせないくらいゲームに引き込ませてくれるキャラやストーリーがあり、RPGとしてのよさがカバーしてくれており、自分はあまり気になりませんでした。
総評としては、プレイする価値のあるいい作品であり、RPG好きな人には特にオススメしたいソフトです。
同時に発売当初ロードやグラフィックなどで批判され、低く評価されてしまったのが非常に残念な作品でもあると思います。
私個人はとても楽しめた作品でした。今後のファルコムにも期待です。