クリミナルガールズ INVITATION
中央値: 62 Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 17.38 (難易度) 1.75 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
75pt
GOOD!
このゲーム最大の特徴は「おしおきシステム」である。
敵から獲得するOP(他のゲームで言うお金)を消費して「おしおき」をした結果、仲間にスキルを覚えさせることができる。おしおきの種類はゲームが進めば増えていく。
そして覚えたスキルは戦闘中、提案という形で出てくる。これで面白いところは1ターン中に一人の提案しか受けられないところ。そして提案はその戦闘の状況にあったものが出てくるところだ。(ただ、時々やる意味の薄い提案も出る)
雑魚戦では弱点をついた全体攻撃で一掃する提案が1ターン目に出たりするし、
ボス戦では敵の強力な攻撃の前兆(大抵強力な技は1ターン貯める)の後には全員で防御する提案が出たりする。
もちろん覚えていないスキルは使うことが出来ない。
なお、普通のゲームで言う「たたかう」ですらスキルとしてあるので最低でもそれだけでも覚えておかないと戦闘中やる気を出さずに何もしてくれない。
仲間もそれぞれ特徴があり、こいつは物理アタッカー兼デバフ役、こいつは回復役、とはっきりと分かれている。わざと使わない等しない限り仲間は全員使うことになるだろう。
移動中に煩わしくないように敵との戦闘を避けるスキルもあるし休憩ポイントに転移するアイテムもあるため危なくなったら休憩ポイントに帰る、を繰り返せば簡単にダンジョンを攻略できるだろう。
難易度は結構低く、普通のRPGに慣れた人ならば簡単にストーリーを進めることが出来るだろう。
BAD/REQUEST
戦闘中の行動は仲間から提案されるというシステムなのだが、提案で表示されるのは提案してきたキャラのセリフでありスキル名ではないので使ってみて初めて「この提案はこのスキルのものなんだな」とわかること。
一応、消費MPと分類(通常攻撃、攻撃スキル、回復、補助等)も表示されるしセリフからどんな行動なのかを推測出来るものもあるが一見どんなスキルかわからないものもある。
やってるうちに自然と覚えてしまうので大きな問題ではないが慣れるまでは戸惑うだろう。
また、戦闘中もボイスが入るのだがボイスが被って聞き取れない場合があるのにサウンドテスト等で個別にボイスを聞くことが出来ないのが結構不満である。
COMMENT
総評としてはじっくりやるとすぐ終わるが少しずつやればそこそこ楽しめる良いゲームだと感じられる。ただおしおきをする時はイヤホンやヘッドホン(できれば音が漏れにくいもの)を使用し画面を他の人に見られないようにするといいと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-05-16アクセスランキング
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GOOD!
「戦闘」
このゲームは「おしおき」システムばかりが目を引くが、一番のキモは戦闘システムにあると思う。
4人PTで、各キャラが提案した案を1ターンに1つ選ぶというタイプのものなので、
事細かに自分自身で選択して戦闘を進めることは出来ないが、それ故に「如何にキャラに自分の思惑に近い動きをさせるか」を考えるのが好きな指揮官タイプのプレイヤーは楽しめると思う。
確かに序盤は選べる提案やスキル数が少ないため単調なバトルになってしまうが、このシステムの本番はスキルが揃ってきてキャラ達が多種多彩な提案をしてくるようになる中盤以降だと思う。
限られた手で限られたカードを如何に使うか、そんな楽しみがあるシステムだと思う。
「キャラクター」
メインキャラクターは7人いるのだが、これだけのキャラクターがいると大抵の作品は1人や2人影が薄かったり他のキャラと被ってしまうキャラが出てきてしまうものなのだが…
この作品の7人のキャラは、とても個性的で、1人たりとも影の薄いキャラがいない。
全員が全員、ちゃんとキャラが立っている。なので、序盤の「このキャラ誰だっけ?覚えられない!」ということが起きにくいゲームだと思う。
また、戦闘に関しても、普通のRPGだとどうしても器用貧乏になったり他キャラの劣化版みたいになって全く使わないキャラが出てくるものだが、
この7人は戦闘においても長所短所がくっきりしており、それでいて、それぞれが必要になるorいると楽になる場面が必ずと言っていいほど用意されており、お荷物になるキャラがいない。
このキャラは探索用、雑魚殲滅用、ボス戦火力用、などなど、役割分担がはっきりしていて一人たりともその役割が被っておらず、上手く使えば全員が主役になりうるゲームである(Vita版追加キャラは除く)。
「ストーリー」
この作品のストーリーは基本的に各キャラ同士の絆やキャラ個人の掘り下げに焦点を当てている。
先にも挙げた個性的な面々が、これまた個性的な過去を持っており、それぞれが抱える罪と相対していく。
自分の罪と向き合い、乗り越えて行く場面は人によっては心をえぐられ、人によっては感動し、人によっては理解できないかもしれない。
だが、ただの萌え画のキャラゲーだと思っていたら、まさかこんなシリアスなものを見せられるとは…というギャップも相まって、なかなかによいストーリーだと個人的には思った。
「ボイス」
おしおきパートのエロゲー寸前な喘ぎ声が注目されがちだが、一番の売りはキャラ同士の掛け合いボイスのバリエーションの多さであると思う。
特に戦闘中は、1人のキャラに対し他の6人のキャラ別の掛け合いボイスが設定されており、
しかもそれはストーリーが進みキャラ同士の絆や仲の良さが進むと全て一新される。
キズナアタックという所謂連携技や、奥義と呼ばれる所謂必殺技にも固有ボイスが設定されていたり、おしおきパートでも主人公とキャラとの親密度(ストーリー進捗度)によってキャラの反応が変わったりと、とにかく台詞のバリエーションが物凄く多い。
筆者も全トロフィーをコンプするほどやり込んでいるが、まだ聞いたことの無いボイスがある程である。
作業になりがちな雑魚戦もこのおかげで楽しみながら出来る。
BAD/REQUEST
「おしおき」
このゲームの一番の売りとなっているおしおきなのだが、これがはっきりいって一番ネックになっていると思う。
おしおきのレベルが低いうちは、画面にモヤがかかっており何が何だかわからない状態。レベルが上がればモヤは段々晴れていくが、そこに至るまでにおしおき感が薄く作業になりがち。
また、おしおきのアクションをすると各キャラはそれに反応してボイスを出してくれるのだが、全てのおしおきに制限時間が設けられており残り時間によっておしおきの成否が判定されるので、せっかく声優さんが頑張って収録してくれた渾身のボイスを聴いている余裕が無い。
1つのおしおきをレベルMAXまでやりきると、以降はタダでいつでも出来るようになるのでそこで堪能すればいいという話だが、そこに至るまでが長い。
「CG」
デザインに関しては好みの問題なので置いておくとして、
このゲーム、CGがおしおきに関するものと、EDに関するものしか用意されておらず、
大変物足りない印象を受ける。
特に道中でのインパクトの強いイベントなども、CG無しで淡々と進んでいくため、なにか寂しい。
出来ることならキャラ個別のCGばかりでなく、ストーリー用の敵と戦うCGやキャラ同士の絡んでいるCGがもっとほしかった。
「ボイス」
この点は良し悪しあると思うのだが、
ギャルゲーやエロゲーなどでは標準装備されているボイススキップ機能がこのゲームには無い。
つまり、ボタンを連打していても、一度発せられたボイスは、他のキャラのボイスが被ろうが画面を切り替えていようが、言い終わるまで発せられ続ける。
雑魚戦などさっさと終わらせたい場面では、やきもきしてしまうこともあるかもしれない。
また、レベルアップ時にも各キャラ固有のボイスが設定されているが、
同時に何人ものキャラがレベルアップすると一斉に各キャラが喋りだし、ボイス同士が被りまくってもう何を言っているのかわからないお祭り状態になる。
COMMENT
総評としては、隠れた名作RPGというのがふさわしい良いゲームだと思う。
萌え萌えキャラやエロいおしおきばかりが前面に押し出されているせいでプレイヤーを絞り過ぎているのが勿体ないくらい、戦闘やシナリオがちゃんとしており、キャラゲーと侮ることが出来ないしっかりしたJRPGとなっている。
かといって、キャラゲーとしても中途半端になることなく、個性あふれるキャラに気合の入った声優陣の演技、そしてキャラ同士の掛け合いの豊富さと、これまた素晴らしいものになっている。
予算をたくさん使って作られた大作RPGには勝てないが、知る人ぞ知るマイナーな名作としてはVitaソフトの中ではトップクラスに面白いゲームであると思う。