ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
92pt
GOOD!
「シナリオ」
正直に告白します。
リアルタイムでプレイしていた時、ぼろくそに言っていました。
こんなのはFFじゃないと・・・
だから、後にアルティマニア等で一度目のプレイでは見えなかった物や考えが見えたとき。まっさきにインター版を買いました。
これを、若さゆえの過ちというのでしょう。
ただ後悔しか無かった。
そして、このHD版も改めて購入しました。
これ程に熱く、漢(おとこ)の話はFFに無かった。
中世の世界でなくとも充分にファンタジーらしさを感じることができました。
ある意味クリスタルに代わる思想ともいえますよね。
そういった意味でもちゃんとFFしています。
誰にも『こんなのFFじゃない』とは言わせません。
ドラクエ5と双璧を成し、感動のシナリオで名を残した作品です。
スクウェアの目指すソフトが「映画のような」ゲームなのだとしたら、このゲームは一つの到達点だと思います。
私は泣きません(どころか当時ボロクソ)でしたが、泣く人がいるのもうなづける出来です。
最後は感動感動です。
「音楽」
音楽もザナルカンドにて、明かされた真実、いつか終わる夢などとてもいい曲が多くなにより最も多く聞くであろう通常戦闘やボス戦の曲が余りにも良すぎる。
そして、声が初めて導入された作品で当時は拒絶していたが、これも若さゆえの過ちというのでしょう。
改めて声がどれほど大事か解るほどよかった。どんどん物語に入り込める感じ。
「グラフィック」
8以降、グラフィックには驚かされる訳だが、この10HDリマスタでも描き直されたムービーシーンは必見である。
原作は、何度プレイし直しても、リュックのムービー画面がちょっとと思ったが、HDリマスタでは違和感が無くなった。
「その他」
バトル時の仲間入れ替えシステムはよかったと思います。
(これは、同開発がそれ以降に手掛けたシリーズでは無くなっているんだよな)
BAD/REQUEST
途中のシーモア関連のイベントは最低。これさえなければと何度思ったか。お約束の様にしつこくストーカーしているので何度も萎え。本当にこのキャラさえいなければと思う。
ワールドマップを廃止したり、ダンジョンで進む方角を示したり、
そこまで大胆にやらなくても・・・と思う部分がいくつかありました。
武器・防具は昔ながらのシステムのほうがよかったと思いますし。
これが当時ボロクソ言っていた主因であります。
(後書きを言わせてもらうと、この方向性はFF13に至るまで益々悪い方向に暴走し、そして不満が爆発してしまった感じです。)
COMMENT
このFF10は、ブリッツの決勝戦までは少しダルいですが、アーロンの登場と共にこの作品は盛り上がっていきます。
余計な概念を捨てて全てをこの作品に委ねましょう。
そうすれば、わかるはずです。
この作品の良さがね。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-07-03アクセスランキング
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GOOD!
◆FF感
初プレイですが、やってみて最初に思ったことは「あ、これFFだ」ということでした。個人的にFF8をしているときは「こんなのFFじゃない」と思ったんですが、これは紛れも無くFFです。
戦闘もほどよく大味で、タイムラインで敵味方の行動順がわかる戦略性、グラフィックも素晴らしく、PS3用?を流用しているとはいえ、VITAで操作キャラがこのレベルで表現できるのは凄すぎます。
◆シナリオ・世界観
このあたりは流石と言うほかありません。一つの世界を造り、歴史、人種、宗教、地理をつくり、娯楽、文化、はては差別まで創ってしまう。そしてその世界を救うため悩み旅をすることに引き込まれていきます。FFらしからぬ一人称視点で語られるシナリオは、明らかになる真実とエンディングも含め色々と想像させる余地がありGood。
◆スフィア盤
いわゆるポイントを振ってキャラを強化するシステム。レベルがなくなり装備もアビの違いしか無いため、この成長によってほぼキャラの強さが決まります。普通と自由度高めの2つから最初に選ぶことができ、普通の方であればキャラの設定どおりに成長するのでそれほど難しくはありません。ロックされているルートもあり、そちらにいけば連続魔などの強力なアビを習得したり、前衛に黒魔法を覚えさせたりもできます。
◆やりこみ要素
ノーヒントの要素が多め。七曜武器なんて攻略見ずに出来た人は凄い。シナリオクリアだけならスフィア盤もロック解除しない範囲を埋めるくらいでできますので、全部埋めてスーパーキャラを作ったり、全魔物を捕獲したり。インターナショナル版ベースなので例のごとく、スーパーキャラ前提のラスボスの何十倍も強い敵がたくさん用意されています。
BAD/REQUEST
◆動かしにくい
カメラが固定で切り替わる箇所が結構あり、その瞬間移動方向が逆になることがあるのでちょっとウザいです。とあるダンジョンでは橋を架けたあと渡ろうとすると、カメラ切り替えの直後に橋を消すボタンがあり踏みやすい罠が。ミニゲームも操作性が悪いです。最強武器を取るために必須だったのでやりこみを諦めました。
◆ブリッツボールが面白くない
いわゆる水中水球ですがコマンド選択式で、敵の居ない方にパスしても近くの敵が全部ブロックしてくるので何のゲームをしているのか悩みます。シナリオ上必須で1回やるのですが、時間がめちゃくちゃ長いので余計に悪い印象。最強武器を取るために必須だったのでやりこみを諦めました。
◆成長のために無駄な行動が必要
戦闘でAPをもらうためには何か1回行動することが必要。敵によって、ほぼ遠隔しか当たらない、物理に強いなど、特定のキャラで倒すよう誘導されているのですが、弱点を突くと大体瞬殺で編成が偏っているところもあり、最短で倒していると控えが成長しません。満遍なく育てるために控えで空振りしたり、アビを使ったりしてから弱点を突いて倒す、というのがとても面倒。
◆やりこみ要素
ヒントなしなのに、謎のだいじなものが増えたり、飛空挺に乗れるようになり意気揚々と前のエリアに戻ったら、いきなり99999ダメージを食らって全滅させられたり。警告するなり隠しダンジョンに置くなりしてほしかったです。
COMMENT
そういえばFF9までしかやってないなーと思い購入。FF8の悪印象から頭身の高いFFは回避していたんですが、いい方向に裏切られました。戦闘の歯ごたえ、キャラ、ボイスもマッチし、ある程度の自由度、爽快感、FF感たっぷり、シナリオも世界観も素晴らしい、と大変満足できました。伏線の見せ方だけが残念。「実は○○だった」と打ち明けられても、「いや結構前から知ってる」というくらい見え見え。やっていませんが、やりこみ要素も豊富です。
古き良き時代のFFがやりたいんだよ、と言う人にも、がっつりめにRPGがしたいという人にもオススメです。