SOUL SACRIFICE DELTA（ソウル・サクリファイス デルタ）
発売元:
ソニー・コンピュータエンタテインメント
（オフィシャルサイト）
発売日: 2014-03-06
価格: 4980（税込）
レーティング: 【Ｄ】17才以上対象 暴力
(CERO について))
タイトル概要
中央値: 69 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
457人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者： SS レビュー日： 2015-09-17
このゲーム、発売した頃は狩りゲーとしての側面やマルチプレイを強くアピールした宣伝を展開していたように自分は記憶しています。で、ゲームは自分のペースでのんびりやりたい派としてはなかなか手が伸びなかったわけなのですが、今となりますと実にもったいなかったなぁと。
ストーリーがしっかりしていますし、そのストーリーを見せるための「本を読み進める」という演出がまた、この物語の展開とも見事に結びついています。読み物的な側面が非常に強く、メインストーリーでさえボイス付きのテキストとデフォルメされた挿絵だけでほとんど進んでいきます。このあたり好みの分かれるところかもしれませんが、自分は読んでいるうちにどんどんハマっていきました。無駄も不足もないといった感じの簡潔なしっかりした文章は読みやすかったですし、登場人物も必要以上にウェットすぎず、かといってドライすぎて人間味がないなんてこともありません。（ゲームのシナリオ・テキストってこのあたりをどちらかに極端に振りすぎているものが多いです…）
ゲームとしてはアクションに難しさを感じる場面もありましたが、供物、刻印の組み合わせ等を多少工夫すればアクション苦手な人でもゴリ押しできる程度の余地は作られていますし、もちろんちゃんとアクションして戦うこともできます。ところどころ不便もなくはないですが、「こんなのやってられるか！」と放り投げたくなるような粗は感じませんでした。
ダラダラと書きましたが何が言いたいかというと、このゲーム「共闘」を前提にしなくても十分楽しめます。「共闘ゲーだから1人でやってもつまらないのは仕方ないよね」みたいな作り手の甘えはなく、まさに物語中の「本の読み手」に自分がなった気分になって、1人でどっぷり世界につかって楽しむことができるゲームです。そのあたり自分みたいに勘違いして敬遠している人がもしいたら非常にもったいないので、是非一度手にとってみては、とオススメする意味をこめ、レビューを書いてみた次第です。
ストーリーがしっかりしていますし、そのストーリーを見せるための「本を読み進める」という演出がまた、この物語の展開とも見事に結びついています。読み物的な側面が非常に強く、メインストーリーでさえボイス付きのテキストとデフォルメされた挿絵だけでほとんど進んでいきます。このあたり好みの分かれるところかもしれませんが、自分は読んでいるうちにどんどんハマっていきました。無駄も不足もないといった感じの簡潔なしっかりした文章は読みやすかったですし、登場人物も必要以上にウェットすぎず、かといってドライすぎて人間味がないなんてこともありません。（ゲームのシナリオ・テキストってこのあたりをどちらかに極端に振りすぎているものが多いです…）
ゲームとしてはアクションに難しさを感じる場面もありましたが、供物、刻印の組み合わせ等を多少工夫すればアクション苦手な人でもゴリ押しできる程度の余地は作られていますし、もちろんちゃんとアクションして戦うこともできます。ところどころ不便もなくはないですが、「こんなのやってられるか！」と放り投げたくなるような粗は感じませんでした。
ダラダラと書きましたが何が言いたいかというと、このゲーム「共闘」を前提にしなくても十分楽しめます。「共闘ゲーだから1人でやってもつまらないのは仕方ないよね」みたいな作り手の甘えはなく、まさに物語中の「本の読み手」に自分がなった気分になって、1人でどっぷり世界につかって楽しむことができるゲームです。そのあたり自分みたいに勘違いして敬遠している人がもしいたら非常にもったいないので、是非一度手にとってみては、とオススメする意味をこめ、レビューを書いてみた次第です。
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GOOD!
ソウルサクリファイスのいわゆる完全版なのですが、モンスターハンターのG,ゴッドイーターのバーストなどとは違ってただの完全版というレベルをはるかに超えています
はっきりいって別物です
武器は一切なく魔法のみを使った戦い
魔法によって作られた剣で斬り、魔法によって強化された腕で殴り、魔法を飛ばして攻撃し、魔法を使って回復など、すべて魔法で行います
魔法の種類は前作よりさらに増えています
戦う相手はガーゴイルやミノタウロスやスライム、ハーピーといったファンタジーではおなじみの魔物たち・・・なのですが、全て独自の解釈で作られた見たことのない不思議な生き物たち
今作では新たにグリム童話をモチーフにした魔物が追加されてます
もちろん新しい前作のステージに加えて新しいステージも増えていて、前作の魔法やモンスターにもいろいろ調整入ってます
ここまでなら普通の完全版ですね
しかし大きく違うのが、まず魔法は二種類組み合わせて連携させることが出来るようになりました
前作でも仲間と協力して戦う共闘感はこの手のゲームの中で随一でしたが
今作は魔法連携のおかげでそれが更にアップしています
岩玉になって突進する魔法を使ったら後ろから魔法の腕で殴ってもらったり、魔法地雷を魔法の布でパワーアップさせたり、連携の種類は多岐にわたります
前作ステージも使いまわされてますが、そのままではなく様々なギミックが追加されています
建物ステージ戦ってると途中で壁が壊れて外のエリアとつながったり、天候が変わったり、様々な効果が発生したりもします
コスチュームも大幅に増えましたが、今作ではボーマンのお店で供物と引き換えに購入する形になってます
それだけでなく、様々な条件を満たしてももらえるようになります
コスチュームだけでなく前作では配信によって様々な効果を付与されていた噂システムもシステムが変わって消耗品になりました
これにより、好きな噂を組み合わせて貼り付け要請を受けることでさらに幅の広い効果を得ることが出来るようになりました
他にも魔法大全によって供物を集める楽しみも出来、ここらへんは前作弱かった収集要素をパワーアップしてきたなという印象です
自身に様々な効果を付与する他の狩りゲーでは装備品にあたる「刻印」も右腕の見た目が大きく変わるようになっています
装備による着せ替え要素が少ないのもこのゲームの欠点ですが、そこも補強されてます
生贄・救済のシステムも大きく変わり、所属によってそれらの効果が変わります
前作のように単純に生贄→供物回復・魔力アップ、救済→HP回復・防御HPアップ、というだけでなく
アヴァロン・サンクチュアリ、そして今回新たに登場するグリムの3つから選んだ所属によってその効果が決まります
例えばサンクチュアリなら救済で供物回復・防御HPアップになります
ストーリーは前作のものを全て含み、そこに物語が追加されていて、さらにサブストーリーも増やした形になります
追加されたストーリーは前作の印象を大きく変えるもので、よく出来てます
グラフィックはいわゆるDot by Dotではないのですが、全体的にクオリティアップしてます
エフェクトや光の加減が前作より美しくなっており、モデリングも良くなってます
サウンドに関しても前作と同じくストーリーに合わせたどこか物哀しいサウンドが彩りを添えてます
相変わらずとても美しい曲ばかりです
BAD/REQUEST
インターネットマルチプレイのときにフレンドに合流する機能はあっても良かったかなと思います
特に欠点らしい欠点が見つからないですが、強いていうならDot by Dotではないことでしょうか
それでもジャギ等は一切なく、少し輪郭がぼやけて見えるくらいで十分美しいと思いますが
COMMENT
とにかくあらゆる部分が刷新されていて、もうこれソウルサクリファイス2として出してもよかったんじゃないかってくらいの出来です
マイナーなタイトルではあるので多分それほど売れないんでしょうけど、前作いまいちだったという人にもこれはやってみて欲しいです
根幹のシステムにまで大きく手が入ってるので
モンハン、前作、討鬼伝、ゴッドイーターといろいろこの手のゲームはやってきましたが、今作は究極の一品とも言えるかもしれません
最もオリジナリティがあり、それでいて完成度が高い作品でした