真 流行り神
タイトル概要
中央値: 43 Amazon点数: 2.1
スコアーボード
標準偏差 10.38 (難易度) 1.75 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
459人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
390人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
総合点
49pt
49pt
GOOD!
こういうアドベンチャーだと非常に分かりやすい展開である。
分岐であるとかキャラの交代であるとかスムーズに進めていける。
直接的な表現のグロさをクローズアップしてるので、そういうのが好きな人には
いいと思われる。
BAD/REQUEST
どうにも文章自体が幼稚であるし、シナリオもペラくて薄い。正直つまらない。
人物設定も曖昧で、いったいなぜその場でそうセルフを吐くのか?
そんな愚問が積もり積もって集中できなくなるような杜撰さ。
シナリオが変わるたびにどう人物のキャラが180度変わったりするので
そこらも違和感が強かった。
COMMENT
直接的なグロに頼るのもそれはそれで有効と思うし、そういうのが好きな人もいるだろうが
この全く練りこまれていない稚拙なシナリオは擁護しようがない。
キャラもコロコロ変わるし人物のデザイン自体も下手で受けにくいだろう。
[
問題報告 ]
Amazonレビュー
レビュー者: ソギュウ レビュー日: 2014-08-31
流行り神シリーズを少しやっていたので、試しに買ってみたが、ホラーっぽい要素はないし、
気持ち悪い描写ばっかりで、ストーリーも、バッドエンドばっかり・・・。
それでこの値段は高い。
気持ち悪い描写ばっかりで、ストーリーも、バッドエンドばっかり・・・。
それでこの値段は高い。
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GOOD!
シリーズファンとしての評価になることに留意してください。
・快適さ
基本的に、旧シリーズから受け継がれたものであるため、高速スキップ、分岐ツリー、バックログからの読み戻しなどは一通りそろっています。プレイするうえで特に問題はないでしょう。
・BGM
個人的に一番の評価ポイントです。どの音楽もゲームの雰囲気に合っていたと思います。他のサイトなどでは、ライアーズアートの音楽の評価が低いですが、私はよかったと思っています。
というのも、このライアーズアートの部分だけ「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」のようなイケイケな曲になっているのです。そのため「雰囲気に合ってない」と感じる人が多いのでしょうが、私は爽快感があっていいと思いました。
というか、このBGMが無かったらライアーズアートが本気でダメダメになると思います。
BAD/REQUEST
正直言ってBADのほうが多いです。
・オリジナリティー
個人的に一番の問題点です。今作ではストーリーの進め方が一新され、「科学ルート・オカルトルートの分岐」がなくなっています。
旧シリーズでは、オムニバス形式でそれぞれ独立した中編シナリオがあり、途中の選択肢によって科学ルート・オカルトルートの二つに分岐しました。そのため、一本のシナリオにつき二つの展開と解答が用意され、プレイヤーはそのどちらかを自由に選ぶことが出来ました。これが流行り神シリーズの最大の特徴となっていたわけです。
しかし今作では、一本のメインシナリオから、選択肢を選んでサブシナリオに分岐する、いわゆる「かまいたちの夜」方式になっています。そのため、シナリオ内での分岐がなくなり、膨大なバッドエンドと一つしかない真エンド、という構成になりました。なので、シリーズ最大の特徴が消滅し、その他のノベルゲーと変わらなくなってしまったように思います。
・演出
制作側はインタビューなどで、「ホラー演出に全力を注ぎました」みたいなことを言っていましたが、私にとっては「怖い」というよりも、「不愉快」と「理不尽」でした。
体を八つ裂きにされたり、内臓が飛び出したりというグロ描写ばかりで、プレイしてて精神的にしんどいです。「かまいたちの夜2」の「惨殺篇」を思い出しました。あれを「ほぼ全シナリオで」やっている感じです。
もう一つの問題点は、キャラクターの死亡描写です。
今作では、キャラクターが死にまくります。はっきり言って主人公以外はみんな死ぬ危険性がある、と考えていいでしょう。
しかし、その死に方のほとんどが「ちょっと目を離すor別行動をとる→次回登場時にはすでに瀕死or死体」というパターンが多いため、キャラクターの死にプレイヤーが関与する余地が少なく、理不尽に感じました。
・キャラクター
主人公はいわゆるスイーツ(笑)な性格で、自分の主義主張をやたらと振りかざすことが多いため、行動や言動が鼻につくことが多いです。
また、仲間キャラクターは多くのシナリオにおいて「すぐ死ぬ」か「役立たず」であるため、あまり目立たず魅力もありません。
旧シリーズでは、どのキャラクターにも、自分の得意分野で活躍する場面があり、良くも悪くも目立ってたのに……。
・グラフィック
キャラデザが旧シリーズと比べて「マンガ絵」よりになっています。
それ自体は別にいいのですが、イベントでの一枚絵は旧シリーズのものに近いタッチになっています。そのせいで、立ち絵とイベントでの一枚絵とでキャラクターの印象が変わりすぎている場合が多く、ものすごく違和感を感じます。
また一枚絵も、デッサンがおかしかったり(腕が長すぎる)、文章と合ってない(「殺し合い」の場面で「男二人が刃物を持って向き合って棒立ちしている」という絵しか出ないなど)ということがあり、どうにもちぐはぐな印象を受けました。
・システム
新登場のライアーズアートですが、これがかなりクセモノです。
これは短い制限時間の中で、三択の選択肢の中から正しい選択肢を選んで一定以上のポイントを獲得すればクリア、というものですが、その選択肢が分かりづらい場合が多いです。
具体的に言うと、その選択肢を選んだ時に、主人公がどういった回答をするのかが分かりづらく、プレイヤーがしたかった回答と全く違う意味の回答になってしまう、ということが起きやすくなっています。
・熱中度
シナリオの裏側を語る「隙間録」や用語解説の「データベース」は、本作にも存在しています。
しかし、どれも内容が薄いです。特にデータベースは量も減っているし文章量も少ないです。
また、データベースに関しては、「なんでこれがデータベースに載らないの?」というものが多々ありました(会話の中に出てきた都市伝説など)
COMMENT
全シナリオSランククリア、隙間録、データベースコンプリート済みです。
シリーズファンだったため、かなり期待外れに感じました。そのため、従来型の流行り神シリーズを望んでいる人は避けたほうがいいでしょう。
また、新規ユーザーの方も、グロ描写に耐性がある方だけにしかおすすめしません。
総合的に見て、今作は「流行り神シリーズの新作」ではなく「劣化版かまいたちの夜」といったところでしょうか。システムからして「かまいたち」ですし……。
こんなことになるんだったら、従来型のシステムと世界観でやってほしかったです。