ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
81pt
GOOD!
NPC会話の圧倒的な作り込み、7作も通して綴ってきた世界観、良曲揃いのBGMなどシリーズ通しての素晴らしさは健在
・シナリオ
良くも悪くも「学生たちの物語」に終始している。
メインキャラクターだけじゃなくモブの学院生徒一人一人にも設定や物語を積み上げている層の厚さは圧巻で、そういった視点ではとても濃いシナリオになっていると思います。
内戦の中で学生として何が出来るか・力をどう行使すべきかを考えた上で皆行動しているので、感情移入もしやすく全力で彼らの物語にのめり込むことが出来ました。
・カレイジャス拠点システム
特に目新しいアイデアではありませんが、モブの学院生徒にも役割を与え一緒に戦ってくれるというのは非常に燃えるものがありました。
ただ、学生たちが船の操縦等も握ってしまうのは人によってはリアリティ無さ過ぎと感じるかも。
・戦闘
クラフト一辺倒だった前作に比べるとだいぶバランスがよくなったと思います。
強すぎるクオーツ・マスタークオーツが手に入る終盤になると緊張感が無くなってきがちですが、それでも最近のシリーズ作品の中ではまともな方ではないかと。
・ロード
「良い」というほどでもありませんが、前作に比べると標準的なレベルにまでは回復できたのではないかと。
BAD/REQUEST
・シナリオ
特別な力を持っている主人公ばかりが活躍して、他の仲間たちはただ付いてくるだけで見せ場が殆ど無かったのが残念でした。
学院の物語としては大きな区切りをつけたものの、主要キャラ達の設定等で未回収のものがいくつか残っているのも不満です。
・絆システム
薄っぺらい恋愛展開が相変わらず気持ち悪いし、これのせいで仲間内の人間関係が淡白になりすぎてつまらなくなっている。
このシステムのせいで零以降のキャラクター達は大きく魅力を削がれていると思います。
・バグ
何度かフリーズが発生しました。
せっかくロードが改善されたのにまた別のところでボロを出しちゃうのは残念ですね。
COMMENT
ゲーム全体としてはよくも悪くも「いつも通り」の出来。最近では数少ない、安定して遊べるRPGシリーズでは無いかと。
肝心のシナリオに関してはシリーズファンほど評価が割れそうだなあという感じ。
学院を舞台にした物語としてはよく出来た作品だったと思いますが、
空のような魅力的なキャラクター達の人間ドラマや、
碧のような国家や世界の危機に直面するようなスケールの大きい話に期待すると肩透かしをくらうかもしれません。
相変わらずシリーズ全体の完結を引き伸ばし続けている以上、そちらに期待する人からの批判もやはり免れ得ないかと。
Amazonレビュー
レビュー者: Tony06 レビュー日: 2017-01-13シナリオは前回の閃の軌跡をさらに劣化させたような感じ。
しかもテンプレートがあってそれを使いまわしているだけなんじゃないかと思えるようなところもちらほらと。
例えば、前半のⅦ組のメンバーを探しに行くところは大きく以下のような流れの繰り返し。
1. Ⅶ組メンバー数名と再会。その際メンバーがその時抱えている問題を解決するために行動。
2. 問題解決の最後のところで結社などの主要敵キャラが登場(しかもいつも高いところから)して戦闘。
3. 戦闘に勝っても何事もなかったかのようにムクムクと起きて敵が本気モードのオーラ全開。
4. 再戦しそうになったところで、「コラー、お前たち何しているー!」と領邦軍が割り込んでくる。
5. 「チッ、邪魔が入ったな」とか言って結社などのメンバー退散。
6. リィン「来い、ヴァリマール!」で領邦軍倒す。
そして終章の最後、敵のアジトに乗り込んだ際もまた各階で同じことの繰り返し。
結社メンバーなどのボス級クラスが登場して、倒した後またまた本気モード。ここで助っ人が登場し、代わりに戦いを引き受けⅦ組メンバーは上の階へ。
・・・という内容を最上階まで。
ちなみに、この助っ人と本気モードボスとの戦闘結果がどうなったかというところの話は一切なし。
ここまであからさまに同じようなパターンを繰り返させるようなシナリオにして、これでよく自信もって世に出せたなと逆に関心したほどです。
そして後日譚の最後、Ⅶ組メンバーはリィン以外全員が2年になる前に士官学校を去る(先生も?)。ひどい士官学校だ。
また、空の軌跡から徐々に広げつつある伏線も回収できず、まだ続きそうです。
伏線を張った内容が2,3年くらいのうちに全て回収するようなシリーズ物ならユーザーもついてこれるでしょう。
しかし、もうオリジナルの空の軌跡の発売からかれこれ10年以上も経ってまだ冗長に続けて、どれだけユーザーは話についてこれるのでしょうか。
今後伏線の回収に入ったところで、元がどんな話だったか忘れたままなんの感慨もなく終わったしまうような展開になりそうな気がします。
閃の軌跡Ⅲの発表がされましたが、2度あることは・・・であれば、ますますユーザーが離れていくのではないでしょうか。
ちなみに、シナリオとしては★一つですが、レベル上げは碧の軌跡までのような意地悪な経験値でなく比較的MAXレベルまで上げやすいような設定になっていたため、★2としました。
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GOOD!
■ストーリー
終わらないストーリー。風呂敷を広げっぱなしのストーリー。
しかし、それでも気になって続けてしまう。相変わらずの英雄伝説でした。
既に7作目ですが、ここまで話が続いているRPGは他にないと思います。
毎回違う視点で話が続き、毎回の完成度の高さ。さすがです。
■最後の終わり方
最後の終わり方はとてもよかったです。主人公たちの釈然としない気持ちに
一応の区切りがつけられ、明日へ向かう姿が見られたので少しすっきり。
主人公たちの絆が、空や零に比べ、今作は特に強調されていたように思います。
そんな最後でした。
■キャラクターの個性
一人一人のキャラクターにしっかり個性付けが されている。
今作は女性キャラの存在感が特に大きい。
もっと活躍してほしいなと思うキャラがいっぱいでした。
■戦闘システム
クラフトにオーバーライズなど、非常に戦略性に富み、
コマンド式のRPGでは特に面白く感じます。
回復するボス敵がいるというのも大きな個性。
RPGは、守る事さえできれば、いずれは勝ててしまうボス敵がほとんどなので。
今作は回復するボスは少なかったですが。
BAD/REQUEST
ストーリーについて色々とあるので、列挙します。
■主人公たちを倒す気がない敵一同
結社の人たちはいつもの事ながら、クロウ、ルーファス、西風の方々まで。
主人公たちを倒そうと思えばできるのに、そうしない敵ばかり。
遊ばれているだけなのかと思う。
■主人公一同がやられるワンパターンな演出
ボス戦後のお約束で、敵が本気を出して主人公一同がやられるイベントがある。
ストーリー上、敵の強さを際立たせたい(助っ人登場の演出がしたい)が為に
主人公一同が、まるで時代劇の切られ役と言ってもいい扱いである。
このため、エクレールの二つ名を持つA級遊撃士のサラも、主人公パーティに
加わった途 端、三下のボス敵に一撃でやられる雑魚キャラ扱い。
逆の現象もあり、外伝において本編の主人公の一人がボス敵になるのだが
外伝の主人公達(ロイド、リーシャ)には太刀打ちできないであろう強敵と化す。
しかしリーシャは、前作でも指折りの強豪で、十分対抗できると思うのだが
(しかも、変装に力を使ってない分さらに強いはず)。
物語前半ならともかく、終始こんな感じなのは頂けなさすぎる。
■間抜けな行動が多い
・現場の指揮官のクレアさんは「ミリアムちゃんの事も気になるし」と言って
劣勢の戦場を放置して主人公についてくる。
・主人公一同の隠れ家は物語早々に敵に見つかるのだが、そのまま隠れ家として
使い続け、結果 、中盤で敵に強襲されて窮地に陥る。
しかもその時に、「そういえばこの場所は敵にばれていたんだ」的な事を
仲間の一人が口走る。
・主人公たちが敵がいる関所に無策で乗り込んでいく場面がある。
しかも都合良くばれない。
・敵を追いかける気がない。とどめを刺す気がない。油断しっぱなし。
ボス敵を倒しても、あれこれ話しているうちに逃げられる。あるいは、
敵に隙を突かれて、倒したはずなのに敵の思い通りの展開になる。
(RPGなので、仕方のない面もあるが。)
以上に挙げた不満は、これまでの作品でもおなじみの流れでもあるのだけれど、
いい加減ワンパターンすぎるというか。
そろそろ、主人公一 同が結社の裏をかく所も見てみたいものです。
「よくわからないけれど、何でも知っていてすごい組織」というのは、
そろそろ安っぽくなってくるのでは。
今作は結社のいつもの立位置に、あの人がすげ変わっただけの話。
COMMENT
色々と不満は書きましたが、やっぱり相変わらずの英雄伝説。
面白いからこその不満です。
続きが気になり、物語が終わってしまうのも寂しく感じる。
是非、次作を早めに出してくださいね。