ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
81pt
GOOD!
■ストーリー
終わらないストーリー。風呂敷を広げっぱなしのストーリー。
しかし、それでも気になって続けてしまう。相変わらずの英雄伝説でした。
既に7作目ですが、ここまで話が続いているRPGは他にないと思います。
毎回違う視点で話が続き、毎回の完成度の高さ。さすがです。
■最後の終わり方
最後の終わり方はとてもよかったです。主人公たちの釈然としない気持ちに
一応の区切りがつけられ、明日へ向かう姿が見られたので少しすっきり。
主人公たちの絆が、空や零に比べ、今作は特に強調されていたように思います。
そんな最後でした。
■キャラクターの個性
一人一人のキャラクターにしっかり個性付けが されている。
今作は女性キャラの存在感が特に大きい。
もっと活躍してほしいなと思うキャラがいっぱいでした。
■戦闘システム
クラフトにオーバーライズなど、非常に戦略性に富み、
コマンド式のRPGでは特に面白く感じます。
回復するボス敵がいるというのも大きな個性。
RPGは、守る事さえできれば、いずれは勝ててしまうボス敵がほとんどなので。
今作は回復するボスは少なかったですが。
BAD/REQUEST
ストーリーについて色々とあるので、列挙します。
■主人公たちを倒す気がない敵一同
結社の人たちはいつもの事ながら、クロウ、ルーファス、西風の方々まで。
主人公たちを倒そうと思えばできるのに、そうしない敵ばかり。
遊ばれているだけなのかと思う。
■主人公一同がやられるワンパターンな演出
ボス戦後のお約束で、敵が本気を出して主人公一同がやられるイベントがある。
ストーリー上、敵の強さを際立たせたい(助っ人登場の演出がしたい)が為に
主人公一同が、まるで時代劇の切られ役と言ってもいい扱いである。
このため、エクレールの二つ名を持つA級遊撃士のサラも、主人公パーティに
加わった途 端、三下のボス敵に一撃でやられる雑魚キャラ扱い。
逆の現象もあり、外伝において本編の主人公の一人がボス敵になるのだが
外伝の主人公達(ロイド、リーシャ)には太刀打ちできないであろう強敵と化す。
しかしリーシャは、前作でも指折りの強豪で、十分対抗できると思うのだが
(しかも、変装に力を使ってない分さらに強いはず)。
物語前半ならともかく、終始こんな感じなのは頂けなさすぎる。
■間抜けな行動が多い
・現場の指揮官のクレアさんは「ミリアムちゃんの事も気になるし」と言って
劣勢の戦場を放置して主人公についてくる。
・主人公一同の隠れ家は物語早々に敵に見つかるのだが、そのまま隠れ家として
使い続け、結果 、中盤で敵に強襲されて窮地に陥る。
しかもその時に、「そういえばこの場所は敵にばれていたんだ」的な事を
仲間の一人が口走る。
・主人公たちが敵がいる関所に無策で乗り込んでいく場面がある。
しかも都合良くばれない。
・敵を追いかける気がない。とどめを刺す気がない。油断しっぱなし。
ボス敵を倒しても、あれこれ話しているうちに逃げられる。あるいは、
敵に隙を突かれて、倒したはずなのに敵の思い通りの展開になる。
(RPGなので、仕方のない面もあるが。)
以上に挙げた不満は、これまでの作品でもおなじみの流れでもあるのだけれど、
いい加減ワンパターンすぎるというか。
そろそろ、主人公一 同が結社の裏をかく所も見てみたいものです。
「よくわからないけれど、何でも知っていてすごい組織」というのは、
そろそろ安っぽくなってくるのでは。
今作は結社のいつもの立位置に、あの人がすげ変わっただけの話。
COMMENT
色々と不満は書きましたが、やっぱり相変わらずの英雄伝説。
面白いからこその不満です。
続きが気になり、物語が終わってしまうのも寂しく感じる。
是非、次作を早めに出してくださいね。
Amazonレビュー
レビュー者: Tony06 レビュー日: 2017-01-13シナリオは前回の閃の軌跡をさらに劣化させたような感じ。
しかもテンプレートがあってそれを使いまわしているだけなんじゃないかと思えるようなところもちらほらと。
例えば、前半のⅦ組のメンバーを探しに行くところは大きく以下のような流れの繰り返し。
1. Ⅶ組メンバー数名と再会。その際メンバーがその時抱えている問題を解決するために行動。
2. 問題解決の最後のところで結社などの主要敵キャラが登場(しかもいつも高いところから)して戦闘。
3. 戦闘に勝っても何事もなかったかのようにムクムクと起きて敵が本気モードのオーラ全開。
4. 再戦しそうになったところで、「コラー、お前たち何しているー!」と領邦軍が割り込んでくる。
5. 「チッ、邪魔が入ったな」とか言って結社などのメンバー退散。
6. リィン「来い、ヴァリマール!」で領邦軍倒す。
そして終章の最後、敵のアジトに乗り込んだ際もまた各階で同じことの繰り返し。
結社メンバーなどのボス級クラスが登場して、倒した後またまた本気モード。ここで助っ人が登場し、代わりに戦いを引き受けⅦ組メンバーは上の階へ。
・・・という内容を最上階まで。
ちなみに、この助っ人と本気モードボスとの戦闘結果がどうなったかというところの話は一切なし。
ここまであからさまに同じようなパターンを繰り返させるようなシナリオにして、これでよく自信もって世に出せたなと逆に関心したほどです。
そして後日譚の最後、Ⅶ組メンバーはリィン以外全員が2年になる前に士官学校を去る(先生も?)。ひどい士官学校だ。
また、空の軌跡から徐々に広げつつある伏線も回収できず、まだ続きそうです。
伏線を張った内容が2,3年くらいのうちに全て回収するようなシリーズ物ならユーザーもついてこれるでしょう。
しかし、もうオリジナルの空の軌跡の発売からかれこれ10年以上も経ってまだ冗長に続けて、どれだけユーザーは話についてこれるのでしょうか。
今後伏線の回収に入ったところで、元がどんな話だったか忘れたままなんの感慨もなく終わったしまうような展開になりそうな気がします。
閃の軌跡Ⅲの発表がされましたが、2度あることは・・・であれば、ますますユーザーが離れていくのではないでしょうか。
ちなみに、シナリオとしては★一つですが、レベル上げは碧の軌跡までのような意地悪な経験値でなく比較的MAXレベルまで上げやすいような設定になっていたため、★2としました。
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GOOD!
・幕間までの流れ
序章から幕間までの流れは熱いです。(燃えられるはずの仲間集めの流れが茶番になっていたが)
・NPCキャラクターとの会話
NPCとの会話がとても楽しいです。街の隅々まで走り回りました。
・BGM
使い回しがかなり多いのが気になりますが、良かったと思います。
・背景グラフィック
ダンジョン内のグラフィックはとても綺麗でした。(鏡面加工のような床の表現は見づらい時が多かったが)
・序章のロード
標準的なものになっています。
BAD/REQUEST
・ロードは長め
序章、またその後へ進行して行くとロード時間が長いです。早いのははじめの方だけです。
・とある街道、街にてエフェクトによるラグが酷い。
かなり酷く、重いです。霧が晴れれば通常通りなので、その辺をさっさと済ませればいいのでしょうが。
・フリーズ注意
何回か有ります。最近では起動してアップデート後、4歩程走って□ボタンを押したらフリーズしました。セーブをこまめにする事をおすすめします(セーブの時間も少し長いですが)
・世界観崩壊の異常技術革新
導力革命から50年で一般に技術が浸透した(空の軌跡)筈なのに、その2年後の帝国ではさらに30〜40年相当の技術の進行があるのはおかしいです。零の軌跡から懸念していたが、現実にあるものを都合よく使うために思いつきで技術の異常進歩をさせているとしか思えないです。(何にでも導力と付けて解決しようとしないで下さい) せめて、相当年月がたってからにして下さい。無理が有ります。
・シナリオが中途半端(というかお粗末)
中立を謳いながら一方だけに加担するシナリオ(片方だけを悪に書くのではなく、言い分や信念を描写する。もう片方が起こした問題に中立として間に入る、等やりようがあった。これでは閃の時に描かれたマキアスの成長部分が無意味にされている。)
他の方も書かれていますが、敵倒す→敵「本気出す」→ピンチ→助っ人登場、が多すぎます。一本のゲームにつき1回ぐらいをするのは、シリーズのお約束、と言えますが、10回前後もの天丼は多すぎます。(閃のも入れるとどんな数になるのやら)
終章での筆頭明かしも正直繰り返しの手です。閃自体で一回使用済みの手なので新鮮味が有りません。(過去軌跡含めると思い出せるだけで4回は有り、そばにレクターがいるのもなお悪かった) あまりのワンパターンぶりに、驚かせたかったらむしろジュディ・ガーランドのカッコで出てこいや!などと、自分でも良くわからない怒りにかられてEDを眺めていました。(予測済みのキャラなので余計に)
・サブキャラを目立たせるためメインの7組を空気化
イベントでキャラクターを固定させながら、見せ場をサブに全て奪わせ、スポットライトをあえて奪うというのは止めて下さい。(閃で描写済みだからもう用済みにしたのか?)
・絆システムはむしろマイナスに作用
不必要です。これによってむしろ関係性、キャラクターの描写が極薄になっています。数値化、ポイント制、分岐は無い、その上地続きの話の為続編ではリセットされる(またはなかったことにされるのか)。これらによってストーリーのテンポが崩れる上、関係性の薄っぺらさに拍車がかかっています。重要なイベントなどはメインストーリーでちゃんと描写してください。(ミリアム/クロウなど)
・敵味方のインフレ化
誰が一番強いだのなんだのの為に過去作のキャラクターを引き出しているのは不要です。過去作のキャラが好きな人は不快だし、知らない人にはいるのは意味不明です。それより作中で表現して下さい。セリフでいくら言われても、強いようには感じませんでした。
・ぶつ切れボイス
重要イベントフルボイスとバトルボイスのみで良いです。ぶつ切れは興ざめです。(Aボイスは不要です。サブイベントなどで各キャラ達のやり取りを表現する方が探索に集中出来ます)
・セリフ吹き出しの3D顔グラフィック表示は表情が分かりづらい
イラストで良いです。3Dだと表情差が分からないです。
・騎神戦は不要
面白くないです。メカもの、特撮ロボットもの好きですが全く、面白くないです。
・誰もがほぼ無条件に主人公に好意を持つ
絆システムの為か、ただ単にストーリーのためか(?)、それともシナリオライターに描写力が無いのかは分かりませんが、なぜ片っ端から人の頭を撫でる必要があるのか、それによって好意を持つのか理解出来ません。むしろ嫌悪感を抱きました。(本当に大切な相手か子供にだけしろと。)
COMMENT
PS3にての評です。クリア済み、二週目プレイ中(2周目要素のため)/軌跡全シリーズプレイ済み
クリア後の感想は、足元を見られてたんだな…orz…、ですね。空の軌跡SCから引っ張っていた帝国編。蓋を開ければ今までで一番酷いものでした。(那由他の軌跡含む)買った事を後悔したゲームは初めてです。(今まではシステムやストーリーなどで合わないところが合っても、でもここは楽しかった、となっていた。今回はどこが良かったかを本気で頭捻った)
総評としては
・地続きのシリーズな上、伏線が全く回収され無いので新規プレイヤーにはおすすめ出来ない。
・しかし絆システムなどの弊害でストーリーが極薄のため関係で空からのファンにもおすすめ出来ない。(プレイヤーが訳の分からないダメージを受ける可能性もある/例:疲労、脱力感、シリーズ離脱の覚悟、等)
・3D化して激減した演出力
・劣化したストーリー(ストーリーRPGどこ行った)
・何処かで見たようなストーリー、演出(ガガープ、軌跡過去作の焼き直し多し。身内曰く、ほかのゲームで見たようなのも多数ある模様/例:猫とロボ)
・閃/閃2合わせて、ストーリー的には他のRPGの3/4の所(良くて)。下手をすると序章かも知れない。
・ゲームをクリアした達成感が皆無。
・キャラクターを大切にしていない(過去作はどのキャラも大切にされていたので、このシリーズが好きだったのですが…/碧は除く)
・過去作のキャラの評価が上がる。(敵味方へっぽこ&ろくに考えてないだろう、というキャラ多過ぎた)
です。
おすすめできる人がいるとしたら
・パンツが見られるゲームが何より好き。
・3Dでさえあればいい(出来は問わない)
・ギャルゲーもどきがしたい。
・ストーリーとか別に要らない/適当で良い
・女の子が一杯出てくれば文句は無い。
でしょうか。ギャルゲーがしたければそちらを買えば良いんですけどね(ストーリーもしっかりしたの多いし、選択で分岐もするし。少なくとも、システムがストーリーを無意味にすることははない)
次作では、絆システム削除で、ヒロイン固定、ストーリー重視、1作品にで1話完結、ある程度伏線回収の上世界観を大切にした(キャラクターも)作品づくりを望みます。3年位までなら待てますから(流石にあ10ヶ月では無理が出まくった作品になっています…)