第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇

発売元: バンダイナムコゲームスオフィシャルサイト 発売日: 2015-04-02 価格: 7690(税込) レーティング: 【B】12才以上対象 恋愛 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 52 Amazon点数: 2.8

スコアーボード

第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇レビューチャート 標準偏差 22.15 (難易度) 1.90 mk2レビュー数 10
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ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
468人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
1pt 2pt 2pt 0pt 0pt 2pt 0pt
総合点
16pt

GOOD!

動くレーバテインが見れること。
人気の高いエピソードであろう、チェインバーラストバトルやノノの啖呵などはボイス入りです。

BAD/REQUEST

0点をつけた熱中度と満足度の理由について言及します。

一言で言ってしまえば、
『Zシリーズ完結編であり、それに見合わない完成度である』ということ。
『完結編』という文字は、シリーズを背負う今まで以上の盛り上がりへの約束だと思いますが、
率直な感想は「こんなんで終わりなんだ……」というがっかり感でした。
勿論、満足度なんてゼロです。
EDに到るまでのまるで進歩のない内容には辟易とさせられ、投げ出したくて仕方なかったです。
とにかく終わらせよう、終わらせようとだけ思いながらプレイしたので熱中度は皆無です。

以下、完結編の癖に”こんなん”かよと思わせた要素を箇条書きにて。

・戦闘アニメは冗長で似たり寄ったり。乱舞系は初回スキップレベル。
・決め技もなんか……。バスタービームの「タ」の辺りでビーム出てるとか。
・第二次から延べ250話近く。戦闘面の進歩がタッグバトルとテンションだけ。
・そしてその250話でやってることが殆ど一緒。
・結局バサラが歌ってMAP兵器。テンションレイザー無双中の作業感。
・合体攻撃の少なさ。せっかくトップ1.2同時に参戦したのに……。
・隠し要素の少なさ。もっと『説得』させてよ。
・だいたい敵オリジナル勢力の「俺まだ本気じゃねーし」退却の繰り返し。
・その割りにワンターンキル。どんなに格好つけて大物ぶっても失笑が漏れる。
・会話パートは主人公がんばれーすごいぞーまけるなー。→信じてたぜ……の繰り返し。
・その為のヨイショ役が版権キャラ達。性格も記号化されすぎ。
・核心に触れる話をしだすと鳴る警報。結局ネタ晴らしは50話過ぎ。なにそれ。
・その核心が割とがっかり。
・完結編にして今までの展開を台無しにする顔キャラ生きてました詐欺。
・完結編なのに開幕リガズィ。
・完結編だけどOGのコマーシャルみたいなもんすね。

COMMENT

この様でシリーズ完結編です。
前作の完成度や、1ユニットの特殊能力を新システム!と謳う底の浅さで見限るべきでした。
スパロボは終わりだ、と、いつもどこかで誰かが言ってますが、僕もいい加減うんざりしました。

戦闘アニメもあれだけ原作準拠のカットインを乱用するなら原作アニメ見たほうが良いと思います。
クロスオーバーのシナリオももっと上手くやって欲しかったです。
ノノとノリコが出会ったらどうなるんだろうなーなんてワクワクも、まあ、期待はずれでした。
感想のつもりのぼやきがBADの続きになりそうですね。

なんかもう、ろくに思い出せないし、振り返ってみて何も残らないゲームでした。
スフィア関連はどっかでネタバレブログでも見て、戦闘アニメ気になるなら動画サイトでも回れば良いんじゃないでしょうか。
友達が買うって言ってたら止めるレベルです。お勧めしません。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(済)
ぼじょさん[2015-04-20 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

558人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 2pt 1pt 0pt 0pt 1pt 2pt
総合点
13pt

GOOD!

・カスタムサントラ
これのおかげで自分のイメージ通りの選等BGMにできるので非常にムセル。今後も搭載してほしい機能

・ガンダム系、フルメタがかっこいい
特にユニコーン、バンシィ、レーバテインの戦闘シーンは爽快、逆襲のシャアは完全にifシナリオ扱いだけどアムロとシャアがきちんと理解しあえた話があってニンマリ

・敵さんわんさか
増援が多く1週目で主力はもちろん準主力までエースになれる!ただし、エレメンツはサブオーダーが利用できない、機体が微妙なので非常に面倒。作品愛があればなんとかなるかも?

・お手軽操作
ボタン入力からの反応が早くセーブ&ロードもサクサク。ここら辺の操作感は快適。

BAD/REQUEST

・カスタムサントラの不具合
もう修正されたかもしれませんが(売却したのでわかりません)、設定したサウンド設定がリセットされていたり勝手に全く別の曲に設定されていることがしばしばありました。なんのためのサンドデータやねん!1曲でも変更したらデータのセーブと数秒取られるのでさすがに一回一回されるとムカッとする
もともとある音楽はあまり耳に残らない。似た場面ならいざしらず、この場面でこの曲?とか
音質も微妙。SFCのほうが良いのあるわ

・本当に必要なキャラクター?
ダンクーガノヴァ、エヴァ、ガンダムSEED、鉄人、ゲッター、ゴッドマーズ、無敵ロボなどなど
はっきり言って原作は終わってる。敵を無理やり復活させて大御所扱い(でもすぐに死ぬ)収拾がついてない

・戦闘アニメ
好みにもよると思いますが個人的には「スピード感がなく迫力がない」戦闘シーンばかり。カットインやメカのドアップが多かったり機体の機動も空中をクネクネと飛んでいき攻撃。本当に気に入った攻撃シーンは数えるくらいしかありません。追加武装もただただシーンが長いだけ

・シナリオ
今までのスパロボで一番面白くない。シナリオも終わってるはずの作品の敵が出てきて「まだ本気じゃねーし」→数話で消滅・・・は?


・ワンパターンな展開
GOODで述べたとおり敵の増援が多く中盤以降は平気で50機くらい出てきますがその度に味方が「このままじゃやられる・・・」→だれかが松岡修造になり「俺たちはこんなもんじゃない!」→全員元気出る&謎の回復・・・は??
そんな簡単に高揚していいの?

・ラスボスの集団が小物すぎる
多くの方が前作からうすうす思ってた人がラスボスです。神様気取りの奴らが人間を見下しまくっているが最期には「消えたくない!」とか紳士ぶってる態度が一変「クソ人間が!」・・・は???
ちなみに諸事情によりゆっくりと戦闘を楽しめません。精神コマンドとマキシなんとかを使わないとゲームオーバーです。最終ステージでそんなんすんなよ・・・

・タッグシステム
前作よりマキシマムなんとかの改善とかされたみたいだけど機体数が多すぎて強い機体=主役ばっかりのチームになるのはもちろんですがなんのためにカツとかハサウェイがパイロット扱い?
ジェガンっている?それだったらZガンダムの武装に「エゥーゴ連携攻撃」とかにちょっと出すだけでいいやん。オーガス2号機を編成できるようにしてよ!
また、強制出撃や分岐ででチームを離れたら全く違うところに戻されているので再編が非常に面倒。第3次アルファのように小隊を記録する機能もなければ考える楽しみもない。


・僕の考えた強くてかっこいい主人公と可愛くて強いヒロイン
歴代オリキャラで一番メンドクサイ。作品中にも言われている以上にうざい。
話が進むにつれて、実はこんなのもできるんだ。不思議な力で戦えるんだ♪
知らないうちに色んな女の子を誑し込む。不幸な設定の女の子でも許せる優しい男の子。

↑バカとか通り越して本気でキモイ

おまけにスタンド能力のバイツァダストも使えるんだぜ!
女の子は前作にあれだけ伏線を残してたのに精神が・・・はぁ?????
この二人はオリジナルジェネレーションには絶対出てこないでほしい

ヒュッケバインmk-Ⅱからmk-Ⅲに乗り換える時の絶望から希望に変わる瞬間
トウマ・カノウが武人として成長していく熱い話なんてございません

COMMENT

無印のZからプレイ。はっきり言ってZシリーズ完結作品がこのようなスパロボらしくない終わり方にがっかり。後半は同じような展開、チームは何度もばらされる。面倒だけど高いお金払ってるしきっとどこかでスパロボらしくなると信じてプレイしましたが・・・だらだらと同じような展開が延々と続くだけ。本気で飽きてくるのでマップ兵器で一掃!今回のマップ兵器は強いけど範囲が意味不明なのも多いから大分かたよっちゃうぞ★

会話を読むのもめんどくさくなってくる始末。スフィアと次元力の設定が無敵すぎてお腹いっぱいになります。
空気な作品も多けりゃクロスオーバーもない。
大体のスパロボは周回が楽しいのですが今作は、後半の展開を思い出すと2度とやりたくない

Zと第2次Zまででよかった。残りのスフィアなんて次元の彼方に飛んで逝ったんや・・・
ヒビキとかいうやつよりバナージや相良宗介のほうが主人公やってた。二度とスパロボに出演してくるな!
というのが素直な感想です。

熱い展開が好きなファンの方は一度踏みとどまってよく考えてから購入したほうがいいと思います。

 
プレイ時間:30時間以上60時間未満(済)
ryutyamaさん[2015-06-01 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: 匿名スパロボユーザー レビュー日: 2016-09-03
一度クリアし、他のルートも粗方プレイし終わりました(現在3週目&トロフィーコンプに挑戦中)。
ですので、改めてこのゲームの所感を各項目ごとに述べていこうと思います。

【シナリオ】
”謎の帝国に支配された地球を解放する”という目的の下に次々と仲間が集まり、何度も敗北を経験しながら戦いを重ねていく姿は中々見応えがあり、面白いです。また、(内容の是非はともかく)断絶感が強かったZ1とZ2の世界(物語)に繋がりを持たせ、一貫した流れを作っている点もよくできています。
しかし、こういった点を全て台無しにする位に、オリジナル勢力がしつこく,ヘイトを稼いでいる為、これを許容できるか否かで本作の評価は大きく変わってくるでしょう。
最終話~EDまでは,スパロボらしい盛り上がりと大団円で終わるのですが、Zシリーズを追ってきた人間からすれば、それまでの過程が退屈で冗長,かつ既視感に溢れている為、1度クリアすれば十分、というのが正直な所です。

【BGM】
参戦作品数の半分以上が第2次Zのアレンジ流用で新鮮味がなく、聞き飽きたリズムばかりでウンザリします…。
しかし、今作でカスタムサントラ機能がさらに強化され、全武器の専用BGM設定,インターミッションやイベントBGMの変更まで出来るようになったので、この機能で満足する人も多いのではないでしょうか?

【システム】
細かい変更点は以下の通りで、各所に手が加えられ、UIの向上が図られています。

・新タッグコマンド「ブーストダッシュ」
 ⇒広いマップに散らばる敵への接近、低移動力ユニットの補助、あと数マス足りない時の後押し、など様々な局面に応用でき、タッグテンションの
   溜まり易さも相まって非常に便利。

・ルート分岐,合流時に、参入or離脱ユニットの表示や武装追加、性能向上したユニットを一括して教えてくれるようになった。

・タッグテンションが攻撃以外の行動をしても低下しない。
・右スティックの左右入力により、上部の会話ウィンドウを画面下部に移動できる。(PS3版の読み難さへの対策)

・テキストの早送り機能がワールドマップ画面に移行しても停止しないように改善された。

・戦闘シーンでのボイスが戦闘アニメより優先して読み込まれるようになった。
 (○ボタンの早送り時に,グレートノットパニッシャーの青山の声が省略される事がないーーが、戦闘アニメの前半が省かれないので,ビッグバンパンチ等台詞が長い   技の早送りが無意味に…)

しかし、終盤に入ると異常な固さを持つ兵士がわんさか出てくるので、必然的に火力&効率重視のバランスになり、
”マルチアクション+マップ兵器”を使った戦法に偏りがちな所はあまり変わっていません。

【その他】

<良い点>
・前作よりもイベント専用の1枚絵が大幅に増加した。
  (例えるなら、前作のアクシズ落下場面のイメージイラスト等を指す。
  この新規で作られたイメージイラストが随所の再現シナリオに使われており、より没入感が増している。
 2Dマップやテキストだけでは分かり辛いシーンの補強の役割を担う部分もある。)

・終盤の敵オリジナルの一般兵が無言で戦うタイプではない
  (台詞が「…」しかない敵と戦う退屈さが軽減されている)

・SRポイント取得条件の多様化
  (「~ターン以内に敵を全滅」「~ターン以内にクリアする」という条件ばかりではなく、「タッグテンションMAXかつ敵を○機以上撃墜する」
 「マップ兵器で敵を○機以上撃墜かつ×が敵を○機撃墜し、~ターン以内にクリア」 など複雑なものが増え、よりシミュレーションゲームの側面が強くなった)

・普通なら終盤や隠し要素限定で加入するユニット,パイロットを、長期間使用できる
  (evolのジン,カグラ,クレア、マクロスFのブレラ、Zガンダムのフォウ、逆シャアのクェス,シャアなどがこれにあたる。
   さらに、グレンラガンの”アレ”も前作の倍以上の話数で運用可能。)

・「もし逆シャアのアムロとシャアが和解したら…」というif設定で共闘する2人が見られる
  (Zシリーズならではの独自設定で、互いに良き理解者となっている姿は非常に感慨深い。)

<悪い点>
・マップ演出が簡素で、パターンも少ない
  (唯一進化したマップ演出は、時空振動のエフェクトのみ。 他はZ2と同じスフィア発動エフェクトの色違いである。また、爆発エフェクトの使い回しも多い。
   攻撃を受けている時,敵に弾かれた時,施設の破壊,撃墜時、など全て同じエフェクトで表現されるので、臨場感が足りず、チープな感じが拭えない。)

・時空振動設定の乱発
  (版権作品の様々な兵器,場面に「時空振動」の設定が取り入れられ、ワープや空間転移の類でもこれで済まされている。 
   とにかくスケールを大きくする目的で使われている節もあり、時空が云々を全てこの設定で片付けている印象が強い。)

・隠し要素の少なさ
  (恒例の生存フラグ,隠しパーツ等は一応用意されているが、隠しキャラ,ユニット自体は前作で見たものばかり。
   Z1にあった長期の隠しルートやBADエンドへの分岐もない。)

・ファイヤバグの顛末
  (残虐非道でアイドル好きな特殊部隊、というギャップがいい味を出していたのに、
時獄篇では完全にふもっふのギャグ要員,天獄篇ではDLCに触れないと次第にフェードアウト、といくらなんでも扱いが適当すぎる。
  せっかくZ2の主人公と関わりのある組織なのだから、前篇で退場させるか、新リーダーを迎えたファイヤバグの騒乱を本筋と絡めて完全決着を 描くとか、もう少し丁寧に扱って欲しかった。)

・スラングやネットネタの多用
 (前作より少なくなったが、相変わらずキャラクターに言わせている感が強く、不自然に感じる。
  ≪ツルペタ、パンイチ、シスコン、マザコン、死亡フラグ、草食系、スタメン、マジギレ×2+マジ切れ×1、老害≫…)

・くどい上にシリアスをぶち壊すムッツリネタ
(以前は、ストーリー上のネタ、主人公のキャラ付として「ムッツリ」という言葉がしつこい程使われていた。
 しかし、今作は前作より増して会話テキストでのゴリ押しがひどく、まるで緊張感がない。

  -敵幹部との戦闘でも ムッツリ認定、主人公への激励や死ぬ時でも ムッツリ の単語を入れる (スナンパーズネタも同様)

  -台詞の中でムッツリの単語だけ異常に浮いている
   このセリフとか↓
    ”アルト「ああ…。あの ムッツリ した横顔を見てると、何か放っておけなくなる」”

   -1話に6回もムッツリの単語を使うシナリオがある

   -41話を過ぎると全く使われなくなるが、それまでの「ムッツリ」の使用回数は、各ルート分岐の総計で 平均40回以上。
   具体的なデータを挙げると、全ルート通してフルメタル・パニック!が中心だと 45~47回、ガンダム系が中心の場合は 36~38回、も使っている )

・撤退ボスの多さ  
(序盤から『強制的に'HPが○○以下or一定のターン後'に撤退するオリボスと戦う』ステージが2-3回登場する。
 しかも、機体性能の都合上, 'ボスのHPを残したまま退場イベント発生' という形になりやすい <※>。
  ⇒ボスを倒す達成感に浸れず、毎回HPを減らすだけの作業を強いられる(当然,アイテムや資金も得られない)。

  <※1週目では絶対に撃墜できない(もしくは撃墜が困難な)状況,LV,性能に設定されていて、寸止めで逃げられるため、
プレイヤーは何度も 言い知れない敗北感を味わう事になる。>  )

<微妙な点(賛否両論点)>
・前作のギャグシナリオを彷彿とさせる一部のノリ、”ボランティア部”の持ち上げ
  (頻度は減ったが、学園関係者の恋愛話になるとすぐに両者を茶化しだしたり,ハイテンションで騒ぎ出すような、第3次Z固有のキャラ改変は健在。
   男女カップリングを意識する掛け合いが戦場,日常問わず頻繁にあり、ラブコメ住人と化した真ゲ竜馬や、
   オリキャラの女先生に夢中になる版権キャラ、といった描写も時折見られる。

また、学園ギャグをやる為の独自要素に過ぎなかった”ボランティア部”が,シリアスパートにまで引き上げられ、ボランティア部出身者だけが「何の見返りを求めずに戦ってきたから強い」と特別視されている。)

 ↑"ギャグ時空の便利屋"と"シリアスな侵略者との戦争"を同列に並べて語るのは何か違う気がする…

【オリジナル関連】
まず、主人公のヒビキは、間違いなく時獄篇より好感触なキャラクターになっていると断言できます。
『ヒビキファンクラブの発覚 /身体能力を強化するブーストアップの必要性(素で竜馬達の乱闘に混ざれるのになぜ?) /自然を守る狩猟行為にも関わらず「Gハンター」という称号がある謎のビーストハンター設定 /フルメタの恋愛会話の覗き見 /少々大袈裟な主人公への哀れみ描写(涙を流すor目を潤ませる,超A級超能力者でも精神崩壊するほどのトラウマ) 』等、
不満点は確かに多いのですが、口汚い煽り台詞やハイテンションな英語台詞は激減していますし、後継機イベントではオリジナル主人公の集大成ともいえる熱さを魅せています。
また、ひたむきで一途な側面が前作以上に強調され、過去や目的,信念もはっきりするので、感情移入も格段にしやすいです。

ただ、主人公以外の味方オリジナルに関しては、今作でも魅力を感じませんでしたね。
パートナーのスズネ先生は,歴代主人公達に役割を取られていますし、エロネタに頼ってばかりでボランティア部で慕われる理由付けが弱く、人間性の表現が不十分です。
DトレーダーのAGはゲームの仕様上不可欠な存在の癖に、女性陣へのセクハラはもちろん,悩みやコンプレックス,忘れたい過去 を茶化して嘲笑ったり、嫌味を込めた皮肉・洒落・(ネット,他作品ネタを含む)メタ発言,パロディを相変わらず会話に混ぜてくるので、非常に煩わしく,不愉快でした。

一方、本作の敵オリジナルは,"スケールの拡大と伏線回収,話数稼ぎの為に作られたような存在"という印象で、
作中の不快感は凄まじいものがあります。
全体のおよそ8割(1話分=1回,計51回)もオリジナルユニットが出演し,中ボスや大ボスとの戦闘回数が非常に多い(6回以上戦うネームド:Z1-Z3時→各0~1人、Z3天→6人)だけでなく、
-ラスボス級の3回行動スキルを独占,安売り [露骨なオリジナル優遇(版権ボス達は2回行動止まり…) ]、
-版権作品内の戦争を全てオリジナルありきにした強引な展開 [単なる責任転嫁]、
-自軍の感情に任せた罵倒,挑発や敵の戦力を甘く見て無策で正面突撃させる指揮官(ゼロ,スメラギ等)の無能描写 [間接的なオリ敵の持ち上げ]、
-小物臭丸出しの大ボス(例.敗北後の開き直り,負け惜しみ逃亡、命乞いや逆切れ)
など、各所でヘイトを誘発してくる作風となっており、私にはとても耐えられませんでした。
敵リアクターは成長ドラマが終わっている連中ばかりで見応えがなく、ラスボス勢は全知全能の割に主義主張態度が一々ブレ過ぎて魅力を見出せず、とやはり1作に詰め込みすぎて失敗している感が否めません…。

≪まとめ≫
前作が前作なだけに過度な期待はしていませんでしたが、大体他のレビュアーと同じような感想です。
長年追い続けたシリーズの顛末に虚無感,徒労感ばかりが残り、スパロボへの熱意が一気に冷めてしまいました。
それに,スパロボのオリジナル(2次創作のオリキャラ)に妙な嫌悪感を抱くようになりましたし、得られるものは少なかったです。

…発売前後のゴタゴタを見てると制作側に様々な事情があったのでしょうし、深くは問いません。
とりあえず、無事にZシリーズを完結させたスタッフ一同に「お疲れ様」という言葉を贈ります。
というか、心情的にこれしか言いようがありません。
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第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇
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