CHAOS;CHILD
中央値: 75 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 5.58 (難易度) 1.67 mk2レビュー数 6ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 1pt | 2pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
64pt
GOOD!
もちろんレビューということでネタばれはしていませんが、内容に触れている可能性もあるので未プレイの方は注意して下さい。
・グラフィック、演出
最新ノベルの形。
立ち絵のバリエーション、奥行き、多数のキャラで画面が埋め尽くされる。
必要かどうかはともかく、「うしろ姿」の立ち絵も飽きるほど使われている。
瞬きをする演出などもあり、地道に進化してきた最新ノベルを体験できる。
・音楽関連
ボイスは特に問題なし。
ホラー演出のSEはよし。
・物語
ホラー&ミステリ+中二病ネタ。
今回はミステリが重視され、展開が絶妙。
一週目終盤での、怒涛の展開は圧巻。
・ゲーム性
(初回プレイでの)推理パートは極簡単なものだが、読むだけのノベルにメリハリを与えていて好印象。
Z指定された画(、描写)は前作よりも過激になっている。それは実にいや~なオープニングから徹底している。
BAD/REQUEST
・グラフィック
汚い。他ハードと流用の所為?
ピントが合っていないことが多く、いつも人物はボヤけ気味。
CGの出来もそれに伴い、残念なもの。
・音楽関連
音質があまり良くないと思いました。
・快適でない部分
毎回指摘していますが、この会社のノベルは「会話文の早さが変えられない」仕様。
速読派にはストレスです。
ボタン連打しなきゃいけません。
二週目からは推理パートが意味を成さないので「マッピングトリガー」はスキップ出来る処置があってもいいと思いました。
・物語
純粋にミステリとして読むと、フェアでない記述が多数ある。
やってはいけない、タブー的なことをやっている場面がある。
私的にもアウト、が、ここの効果で一気に物語が面白くなっているのも事実。だが悪趣味だとは思う。
・child
前作未プレイでものめり込むほど面白いシナリオだとは思いますが、やっていなければ、とある章での(中二病)ネタ展開にはあ然として付いていけない、かも。
また、一週目以降になればなるほど「前作」の話が出てくるので、やはり前作プレイは必須かと思います。
・その他蛇足
個別ルートのないヒロインがいる。
extraがいい加減。
ボイス設定は名前があるキャラ全てに出来るとよかった。
badエンドに意味がない。単なる回収に過ぎない。
今回の「妄想トリガー」はやや蛇足気味。
COMMENT
一週目に尽きるでしょう。
終盤の展開には圧倒。
プレイ時間の表記などはなかったので体感で記しますが(文章ノーウェイト、ボイス待ちなし)、一周目はかなり長く、10時間以上はありました。
そこから個別ルートは各1時間~1時間半程度。総プレイは20時間いかないにしても、一週目がほとんど全て、なのでボリュームは不満なし。
ミステリとして非常に面白かったです。
(一週目)プレイ中は実際に悪夢を見てしまうほどしんどい物語でもありましたが……。
ps4版と迷いましたが、ノベルはやはり携帯機と思い、vita版を。
しかしグラフィック関連は本当に残念なので素直にps4版を購入するのも手だと思います。
ともかくも前作プレイ推薦。でなければ途中で置いてかれます。
ネタばれを避けるため曖昧な表現が多くなりましたが、憂うつな内容、辛辣な表現含め、一度触れてみる価値のある作品だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-06-11前作カオスヘッドとはまた違う終わり方で、カオスヘッドをプレイしていなくても楽しめる作品でした。
終わった後の虚無感で、思わずシュタゲを買ってしました((
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GOOD!
シュタゲは途中で投げてしまったという珍しいケースの人間ですが、気を取り直して本作もプレイしてみました。ワンプレイがシュタゲほど時間がかからないという情報があったからというのもあります(20時間程度)。
なので、シュタゲを語る資格は無いに等しいのですが、やはりどうしても比較するような表現が多くなってしまうと思います。
まず主人公像が良かったですね。
シュタゲの主人公は、なかなか好感の持てる「イタい奴」だったのですが、良い部分も悪い部分もひっくるめて、自分を投影するようなキャラではありませんでした。もちろん感情移入がぜんぜんできないというわけではありませんが。
本作主人公は、ネットで仕入れた情報を持っていることで、自分は情報強者(=情強)だと思い込んでおり、その他の人間のことを情報弱者、自分の考えを持てない者であると見下しているような節があり(衆愚的思想)、自らは起きている事件の当事者であり特別な存在であると無意識的に考えている(肥大化した自意識)。
どうでしょうか。少なくともどれも自分にも少なからず当てはまり、ちょっと胸が痛くなりました。現代に生きる10~30代くらいの人間(特に本作を手に取るような人物)であれば、少なからず当てはまる部分があるのではないでしょうか。
強く感情移入ができることにより、一層物語にのめり込むことができました。
多くの人が指摘するように、ストーリーは良いというか、好みのタイプの話でした。
ホラー、ミステリー、中二、のミックスといった風ですね。おそらくシリーズではおなじみになっているであろうどんでん返しもちゃんと用意されています。それに通じる伏線が見事ですね。ところどころにちょっとした違和感があり、それが回収されるような真相を知るのはカタルシスがあります。
どういった結末なのかというのは、ネタバレになるので伏せますが、深い余韻を残す、個人的には非常に好みの終わり方でした。
BAD/REQUEST
テキストアドベンチャーゲームなので、当然分岐があり、結末が変化する(ただし、1週目は例外的に必ず同じ結末が用意されています)のですが、当然プレイヤーは全てのエンドを見ようとしますので、繰り返しプレイをすることになります。
ですが本作で様々なエンドを見ようとすると、物語が枝分かれする分岐のポイントからぱっとやり直せるのではなく、ほぼ頭からやり直すことになります。スキップ機能はありますが、それなりに時間……といってもトータル数分ですが……がかかります。わずかな時間ですが、快適とは言い難いですね。
ミステリー系のADVにはありがちですが、推理をしてもあまり意味はありませんね。
選択肢を選ぶのも同様で、基本的には総当たりするしかありません。
イベント絵が少なめかと思います。文章量がけっこうあるので、それに比較しての話ですが、バトルシーンなどは絵が無いならもうちょっと見せ方があったのではと感じました。
COMMENT
評判の高いゲームだけあって、楽しくプレイができました。
ただ、本作にしろ他の類似の作品にしろ、こういったどんでん返し的な構造がお約束化しているような気もします。日本人は特にこういった構造のお話が好きなので、そういった固定ファンを獲得していくというメリットもあるかもしれませんが、そろそろもうちょっと画期的な評価軸を持っているアドベンチャーゲームをプレイしてみたいなとも思います。
やはり読み物としての面白さがありますので、そういう意味ではいつでもプレイができる携帯機は合っているかもしれないですね。PS4版は、グラやサウンドなどが強化されているんだと思いますが、カバンに小説を忍ばせておく感覚で持ち歩けるのは魅力ですね。