勇者死す。
タイトル概要
中央値: 51 Amazon点数: 3.3
スコアーボード
標準偏差 8.5 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
459人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: しなちく レビュー日: 2016-04-25
公式ジャンルはRPGなのですが、シナリオ(フラグ立て)を楽しむアドベンチャーゲームと思ったほうが近いかもしれません。
主人公が死ぬまでの5日間で、世界に5つある町と5つのダンジョンを巡り、それぞれの町にいるヒロインの願いを叶えたりしながら主人公が忘れてしまっている「愛する女性」が誰なのかという真相にたどり着くまでのゲームです。
元携帯アプリ(500円)のリメイク版だからでしょうか、1周を2時間でクリアできます、かなり短いです。
周回すると新しいクエストやキャラが発生するので、何周もしながら真エンドを目指します。
死ぬまでにどのクエストを完了したかで葬儀の内容と参列者の人数が変わるのですが、9周してみたところ、全く同じエンディングはありませんでした。セリフが少しずつ違いますね。私は真エンドには7周目に到達しました。
横スクロールの町とダンジョンを移動すると10分単位で時間が経過していき、ゲーム内で5日目(土曜日の6時)がくると主人公は死んでエンディングが始まります。
日々弱っていく主人公と、初めから仲間にいる従者だけでは3、4日も経つころにはそこらの雑魚にも苦しむようになるので、戦力補強のために仲間を増やす必要があるのですが、ヒロインたちはことごとく「◎◎をしてくれたら仲間になってあげる」といったふうに提示された条件を満たしてあげないと仲間にならないため、どこで何が入手できて、誰が何を欲しがっているのかを知らない初回プレイでは私は一人の依頼をクリアするのがやっとでした。
誰を仲間にするためにどのルートを回って、どのアイテムを、どこで、いつまでに手に入れておくか、をパズルのように考えて、初回プレイでは5日かかった依頼を周回プレイでは2日でクリアできた時にググッとこのゲームは楽しくなると思います。
うまくやれば全員の依頼をクリアして仲間にしてもなお時間が余るほどです。
ちなみに主人公は町を移動できる便利な魔法をあっという間に忘れるので、
そうなる前に移動魔法が使える仲間を探しておかないと徒歩で移動する羽目に・・。徒歩はやたら時間を食います。
シナリオはダークです。
同じ「風のオーブ」を欲しがる二人のヒロインの思想が相反していて片方に渡してしまうともう片方が激怒して戦闘になったり。
ヒロインの一人の依頼を突っぱねまくると充血した目で殴り掛かられたあげくそのキャラを殺すと入手できるアイテムで別のヒロインが喜んだり。
ダンジョンの中では移動商人の商品に「奪い取る」コマンドが出現したり。
今まで清純無垢だと思ってたキャラが、葬儀の弔辞でポロッととんでもない事実を言い出したり。
これが俗にいう桝田節でしょうか。桝田節がギンギンです。個人的には嫌いじゃないです。
ただそれらは淡々としたセリフやシステムメッセージの中に織り込まれるので、1つ1つの文章に想像力を働かせないと「フーン」で過ぎてしまいそう。
衰弱が激しくてお荷物になる主人公も真エンドルートでは見せ場があって熱かったです。
このゲームの不満点はなんといってもボリュームの少なさです。
真エンドを見て「すべてのアイテムとモンスターを入手する(倒す)」以外のトロフィーを獲得するのに20時間かかりませんでした。
シナリオは個人的に好きだし、真エンドも満足しましたが、それでもボリュームは同じ価格帯のソフトに比べるまでもなくスカスカだと思います。なので星3つ。
あと、私のプレイが悪いのかもしれないのですが、予想外にうまくいかないことが多々あります。
こちらとしては無駄がないようアイテムやフラグを準備して挑んでいるのに、いざ行ってみると要求されるものが違うのはまだしもイベント自体が発生しなかったりします。
なんで起きないのかはわからないけど、とりあえずもう一周?・・となります。パズルの解答が勝手に変わっているようで微妙です。
うまくいかない周があるのも面白さと紙一重かもしれませんが、個人的にはイベントの発生条件などは常に固定であってほしかったです。
主人公が死ぬまでの5日間で、世界に5つある町と5つのダンジョンを巡り、それぞれの町にいるヒロインの願いを叶えたりしながら主人公が忘れてしまっている「愛する女性」が誰なのかという真相にたどり着くまでのゲームです。
元携帯アプリ(500円)のリメイク版だからでしょうか、1周を2時間でクリアできます、かなり短いです。
周回すると新しいクエストやキャラが発生するので、何周もしながら真エンドを目指します。
死ぬまでにどのクエストを完了したかで葬儀の内容と参列者の人数が変わるのですが、9周してみたところ、全く同じエンディングはありませんでした。セリフが少しずつ違いますね。私は真エンドには7周目に到達しました。
横スクロールの町とダンジョンを移動すると10分単位で時間が経過していき、ゲーム内で5日目(土曜日の6時)がくると主人公は死んでエンディングが始まります。
日々弱っていく主人公と、初めから仲間にいる従者だけでは3、4日も経つころにはそこらの雑魚にも苦しむようになるので、戦力補強のために仲間を増やす必要があるのですが、ヒロインたちはことごとく「◎◎をしてくれたら仲間になってあげる」といったふうに提示された条件を満たしてあげないと仲間にならないため、どこで何が入手できて、誰が何を欲しがっているのかを知らない初回プレイでは私は一人の依頼をクリアするのがやっとでした。
誰を仲間にするためにどのルートを回って、どのアイテムを、どこで、いつまでに手に入れておくか、をパズルのように考えて、初回プレイでは5日かかった依頼を周回プレイでは2日でクリアできた時にググッとこのゲームは楽しくなると思います。
うまくやれば全員の依頼をクリアして仲間にしてもなお時間が余るほどです。
ちなみに主人公は町を移動できる便利な魔法をあっという間に忘れるので、
そうなる前に移動魔法が使える仲間を探しておかないと徒歩で移動する羽目に・・。徒歩はやたら時間を食います。
シナリオはダークです。
同じ「風のオーブ」を欲しがる二人のヒロインの思想が相反していて片方に渡してしまうともう片方が激怒して戦闘になったり。
ヒロインの一人の依頼を突っぱねまくると充血した目で殴り掛かられたあげくそのキャラを殺すと入手できるアイテムで別のヒロインが喜んだり。
ダンジョンの中では移動商人の商品に「奪い取る」コマンドが出現したり。
今まで清純無垢だと思ってたキャラが、葬儀の弔辞でポロッととんでもない事実を言い出したり。
これが俗にいう桝田節でしょうか。桝田節がギンギンです。個人的には嫌いじゃないです。
ただそれらは淡々としたセリフやシステムメッセージの中に織り込まれるので、1つ1つの文章に想像力を働かせないと「フーン」で過ぎてしまいそう。
衰弱が激しくてお荷物になる主人公も真エンドルートでは見せ場があって熱かったです。
このゲームの不満点はなんといってもボリュームの少なさです。
真エンドを見て「すべてのアイテムとモンスターを入手する(倒す)」以外のトロフィーを獲得するのに20時間かかりませんでした。
シナリオは個人的に好きだし、真エンドも満足しましたが、それでもボリュームは同じ価格帯のソフトに比べるまでもなくスカスカだと思います。なので星3つ。
あと、私のプレイが悪いのかもしれないのですが、予想外にうまくいかないことが多々あります。
こちらとしては無駄がないようアイテムやフラグを準備して挑んでいるのに、いざ行ってみると要求されるものが違うのはまだしもイベント自体が発生しなかったりします。
なんで起きないのかはわからないけど、とりあえずもう一周?・・となります。パズルの解答が勝手に変わっているようで微妙です。
うまくいかない周があるのも面白さと紙一重かもしれませんが、個人的にはイベントの発生条件などは常に固定であってほしかったです。
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GOOD!
・キャラクターが個性的
・主人公が最強の状態から始まるので、始めのうちは無双できる
・ダンジョンマップが入った時点で全て表示される
・フィールドマップは選択型で、無駄な移動をしなくてよい
・始めからいろんな場所にいけるので、自由度が高い
BAD/REQUEST
・ダンジョン
横から視点のアクション系ダンジョンです。
例えるなら「ヴァルキリープロファイル」のような形です。
敵もシンボルエンカウントですが、「ヴァルプロ」のようにジャンプしたり
敵を凍らせたり、避ける手段がありません。
もっとも、アイテムで一時的にすりぬける手段はありますが。
だんだん敵とのエンカウントがめんどくさくなります。
普通のゲームなら、敵との戦闘は経験値が得られるのでいいのですが、
…それから先は下のバトル面に載せます。
・バトル
普通のRPGの如く、順番性です。
このゲーム最大の売り文句の「主人公最強」が逆に汚点となっています。
普通のRPGは経験値を詰む→成長する、ごくごく当たり前の流れですが、
いかんせん主人公最強ということは、経験値が必要ありません。
なので、戦闘の意味がほとんどありません。
それなのに、時間ごとに主人公が弱くなっていくので、
後半はほぼ逃げる一択です。
・マルチエンディング
このゲームの最終目的は「エンディングをむかえる」ことではなく、
「もっともキレイなエンディングをむかえる」ことです。
エンディングだけだったらずっと宿屋で寝てても直行できます。
もちろんバッドエンドになりますが。
誰と会話して、どういう行動をとればいいのか、
メモとか構想を練ることが好きな人はハマるかもしれません。
メニュー画面でプレイ履歴が出てはくれますが、そこからどうするのかは
プレイヤーにゆだねられます。
・モチベーション
プレイヤーのやる気ですね。
はじめは主人公+老人で進めるのでいかんせんモチベーションが全然あがりません。
もちろんかわいい女の子とかもしっかり仲間になりますがいろいろ条件があります。
あと、どことなく他のキャラたちが主人公に対して淡泊な態度をとる。
「仲間になってあげるから、あのアイテムをとってこい」みたいな。
なんかそこら辺が、手助けをする気力が失せてしまいます。
COMMENT
「主人公が最強の状態から始まる」
おそらくこのゲームの最大の売り文句はこれだと思います。
「なんで今までこんな斬新な発想のゲームなかったんだー!」…始めはみんなそう思います。
そしてワクワクしながらこの「勇者死す」を始めます。
次第にプレイヤーは気付いていくのです。
なぜ今までこんな斬新なゲームがなかったのかを。
無かったのではなく。おそらく企画の段階でおじゃんになった事でしょう。
それは既にいろんなゲーム会社の企画で持ち上がったけど、すぐに分かり切ったことになるのです。
その理由として
・道具、魔法、装備どれも充実してるんだけど、使い勝手がわからない
・無双の快感は始めだけで、やがて虚無化する
そもそもRPGの楽しみは
・主人公を成長させる
・少ない金、少ないMPを切り盛りしながらなんとかやっていく
・戦闘を積み重ねることで戦略を編み出していく
主人公や仲間と一緒にプレイヤーも成長していくことで、
だんだんとゲームの面白さを醸し出していくのがRPGでありゲームであると、
自分は思います。
この作品のアイデアはすごくいいと思います。ただ、ゲームとなるとね…。
ライトノベルででてれば、ヒットしたかもしれません。
GOOD欄で「自由度が高い」と書きましたが、
逆に言えば「情報がつかめないと、何やったらいいかさっぱりわからない」という事です。
一本道をひたすすむタイプの方は、買ったその日に放置してしまうかもしれません。
逆に手探りでいろいろやりたいタイプの方にとってはハマるかもしれません。