ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
中央値: 75 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 12.7 (難易度) 3.08 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
77pt
GOOD!
最大40人のパーティを組んで戦闘するDRPGという、たとえ考えついても実際に作ろうなんて思わないだろうシステムを、よくぞここまで綺麗にまとめ上げたものだと関心しました。
超多人数パーティにしても壁破壊要素にしても、ハメを外してはいても、決して破綻していません。おそらく基礎がしっかりしているから大丈夫なんだと思います。
シンボルエンカウント制を採用しており、敵シンボルの動きを見極めれば有利な状況で戦闘を始められます。雑魚戦はこれでだいたい奇襲をかけられるので気持ちいいです。ダンジョン探索を優先したいときはシンボルを避けていけばよく、ストレスフリー。
効率よく稼ごうとすると事故る確率も上がるキャリーオーバーのシステムも程よいスパイスです。
日本一ソフトウェアらしい強化要素(装備強化やキャラ転生みたいなやつ)もあるので、少々難しめのゲームバランスではありますがナントカなります。最悪、難易度を下げることも可能です。取得マナが減るという代償はありますが。
システム面で冒険しつつも、DRPGの芯は見失っていない印象を受けました。DRPGの新境地を開拓したと言っても過言ではないのではないでしょうか。
シナリオ面について言及しますと……こちらはかなり賛否が分かれるんじゃないでしょうか。怖いもの知らずというかなんというか。
個人的には思い切りが良くて嫌いではないです。終盤の展開は素直に盛り上がりましたし。
BAD/REQUEST
キャラメイクの見た目のバリエーションが少し寂しいです。40人パーティ編成のゲームでなければ必要充分な数なのですが。欲を言えば現状の2倍は欲しかったです。
戦闘難易度に直結する要素の「陣形」ですが、これへのアクセスが不便です。これが便利になれば、戦闘をもう少し楽に進められた気がします。
戦闘の不満点をもうひとつ。攻撃時のキャラアニメが微妙に長くて、ちょっとテンポが悪かったです。ただこれはアプデで解消された模様です。自分はまだ確認してません。
ダンジョン探索時の不満点は、扉や宝箱を開けるために必要な鍵の種類が、マップ画面からは確認できないこと。またマッピングされないエリアもあって、そこにある宝箱は当然マップ画面では見えません。リアルメモしておけって話ですかそうですか。
あと終盤ダンジョンの即死落下罠はさすがにひどいと思いました。
シナリオはかなりどぎつい味付けです。心底胸クソ悪くなる展開が、特に序盤から中盤にかけて盛りだくさんです。「どうしても無理!」って人は少なからずいるんじゃないでしょうか。
COMMENT
完全新規タイトルとは思えない完成度の高さです。かなり尖った構成(攻勢)ですが、その尖りこそが愛おしい。
主にシナリオ面の理由から万人には勧め難いのですが、しかし売れてほしい。その利益を元に、日本一ソフトウェアには、また違った完全新規タイトルを開発してほしい。
本作を作れるだけの開発力があるのだから、きっとまた面白い、ジャンルの新境地を開拓するゲームを作ってくれるはず。
そんな希望を抱かせてくれるようなゲームでした。
Amazonレビュー
レビュー者: 無名 レビュー日: 2017-06-24ストーリーに引き込まれ、書き込まれた迷宮は美しく無駄が無い広さ、戦闘も面白く、BGMもよい。センスが光る作品。
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GOOD!
辺境に位置するルフラン市の怪現象解決の依頼を受ける魔女と弟子。現象の根源たる井戸の地下には広大な迷宮があり、人が立ち入れば数刻で廃人と化してしまう。プレイヤーは「人ならざるもの」として、魔女の作り出した人形兵と共に地下迷宮に挑む。
各所での評判が良かったので遅ればせながら購入。どっぷりハマり込んでしまいました。
本作の傑出した点は後述する2点。
・大人数が運用可能になる旅団(カヴン)システム
3DダンジョンRPG=少数精鋭で挑むものという固定観念を砕き、見事にシステムとして昇華されています。カヴンに明確な個性があるのも〇
・壁を破壊可能。
前代未聞です。扉も壊せます。
BAD/REQUEST
長く続いてきたジャンルなので、大きな欠点は見受けられませんでした。
以下に記す点も、嗜好による部分が大きいので純然たる問題点ではないかもしれません。
・CEROって何だっけ? 過激なエログロ描写と鬱展開。
古来よりファンタジーとは切っても切れない関係にあるエログロ描写。家庭用ゲームではエグいものは見かけませんでしたが・・・本作は強烈に描写されます。声優さんの好演・怪演もあり、必要以上に目立ってしまっていたかな、と。大半が本編を進める上で必然的に見せられることになるので耐性のない人は、ここで大きく敬遠されてしまうと思います。自分も耐性が低い方なのでドン引き&ストーリーに関しては一切興味を惹かれませんでした。
・暗い世界観と相反するキャラデザインと明るい音楽
ミスマッチ。原田さんの絵、大好きなんですけどね! 女性アステルナイト可愛すぎか!
・事あるごとに流れるスタッフクレジット
何回見せるつもりですか(笑)
COMMENT
過不足無く高次元で纏められたシステムのおかげで最後まで楽しく遊べました。
低予算でもここまで面白いものを作れるんだぜ!って、制作陣の気骨の見える噂に違わぬ良作。
BADでも述べましたが、エログロ・鬱展開が苦手な方はストーリースキップを強く推奨。
トラウマレベルできついです。