ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

発売元: 日本一ソフトウェアオフィシャルサイト 発売日: 2016-06-23 価格: 6458(税込) レーティング: 【C】15才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 75 Amazon点数: 4.2

スコアーボード

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団レビューチャート 標準偏差 12.7 (難易度) 3.08 mk2レビュー数 12
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ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
641人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 3pt 3pt 2pt 4pt 3pt 3pt
総合点
66pt

GOOD!

●ストーリー
他のゲームと一線を画すレベルで描かれるダークさを持ったファンタジー。てっきり日本一ゲーお馴染みのゆるーいギャグ混じりと勝手に想像していただけに、このエグさは衝撃的でした。また、ただ重たいだけではなく、伏線や謎の魅せ方が上手く物語に引き込むような演出は見事、最期には感動的な結末を迎えるストーリーは秀逸の一言。ダンジョンRPGだけに正直ストーリーにはまるで期待していなかっただけに、良い意味で予想を裏切ってくれるような出来だと思います。


●システム
3DダンジョンRPGというジャンルは大体システム部分は代わり映えしないのが常ですが、この作品は独自のシステムを多く導入しており新鮮
ざっと列挙しますと

壁破壊
40人PTのカヴン
装備強化
キャラ転生
キャリーオーバー
二つ名持ちアイテムのトレハン
魔女要望

それでいてコレらがマナや経験値などを絡める事で全て噛み合い、チュートリアルも丁寧な為分かりやすく、極めて高い完成度を誇っていると思います。

BAD/REQUEST

●戦闘バランス
システムの完成度は極めて高いんですが、じゃあ実際にプレイしてみるとどうなの?と聞かれると凄い単調で退屈なところが目立つ。戦闘が日本一ゲー特有の大味さで、数値バランスが雑。インフレ起こしてる辺りが魅力っちゃ魅力なんでしょうが、あまり大きな数値に魅力を感じないので正直あまり面白くありませんでした。やる作業が結局単純な殴り作業になり、強力なアイテムを手に入れたと思ってもよほど数値が変わらないかぎり大した効果量にならないので段々とモチベーションが下がってきます。


●イベント描写
暴力表現、性描写を含んだ一部イベントシーンやキャラクターの性格、言動などが尖っているを通り越しており、好き嫌いが分かれるかと。


●キャラメイキング
40人という数でPTを組めますが、その割にクラスや選べるキャラクターのデザインが少し物足り無い気がします。あと一種類ずつくらい欲しかったです。


●難易度
一部ボス戦などが特別な攻略法があったりして、それを知ってると知らないとではまるで難易度が変わるところは不親切かと

COMMENT

ダンジョンRPG好きで高い評価を得ている作品なので気になり購入、新規IPなのにも関わらず極めて完成度を誇っている作品だと思います。ただ個人的な嗜好の関係から、日本一ゲー特有の大味バランスにあまり好きではないので、そこまで熱中して楽しめはしなかったかなと。

しかし一作品としては素晴らしい出来で、エンディングは少し泣いてしまいました。
ダンジョンRPGプレイヤーは勿論ですが、他のRPGにはないストーリーを楽しみたいという方もプレイしてみては如何でしょう。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(済)
田楽マニアさんWebサイト[2016-09-09 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

556人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 5pt 4pt 4pt 5pt
総合点
85pt

GOOD!

〇独特の世界観
魔女シリーズ、と言うべきか、『魔女と百騎兵』に近い雰囲気のゲーム。
他にはないエログロの世界観は人を選ぶが非常に秀逸かつ繊細。
またダンジョンRPGではどうしてもストーリー面が弱くなりがちだが、ダンジョン探索という設定を上手く使ったストーリーは見事。
最初は全く意味不明な物語も、少しずつ進める事によって明らかになっていき、後半はストーリーを見たい為にダンジョンを攻略するという事になる。
主人公がプレイヤー自身であり、ある意味で外側から魔女たちの物語を見ている構図になっているので、より一層引き込まれるのかもしれない。

〇ありそうでなかった戦闘システム
カブンと呼ばれる小隊を指揮する戦闘システム。
結魂書と呼ばれるカブンにアタッカーとサポーターを配置し、結魂書ごとに異なるステータスアップやドナム(魔法)を使ったりと非常に戦術的。
基本的に通常攻撃とドナムしかなく、選択肢としては多くないものの、カブンの構成により非常に戦術的な戦いを行う事も出来る。
単体しか置けないけど強力になるカブンや、3人配置してみんなで殴るカブンなど。

〇キテレツなモンスターデザイン
この手のゲームにおいてモンスターは重要な要素だが、どのモンスターも非常に独特。
エログロにありながらも美醜を損なわないデザインになっている。
まあ糞だの虫だのがちょくちょく出てくるので、その手のアレが苦手な人には厳しいかもしれないが。
またボスも一目で、「あ、これ勝てないわ」という絶望感が漂うのもいい。
本作のテーマとも言える絶対的な絶望感が、ボスからは伝わって来て、それに立ち向かう人形兵たちの死闘に華を添えている。

〇やりこめるハクスラ&トレハン要素
人形はレベルを上げれば次の人形に魂を移す事も出来る。
日本一にお馴染みの転生システムだが、これを繰り返して強化していく事が出来る。
ただ同社作品の『ディスガイア』シリーズのように限界を超えて強くなる事はあまりなく、スキルの引き継ぎやステータスの底上げといった感じ。
特にスキルは、他のファセットに引き継いで初めて強力になるスキルなどもあり、スキル数などの制限もあるので、何を引き継がせるかを考えるのも楽しいところ。

トレハン要素は様々な二つ名やレアリティある武器や防具を手に入れる事が出来る。
特に装備の性能はかなり戦力に直結する為、序盤に強力な武器を手に入れる事が出来るとかなり攻略が楽になったりする。
また呪毒や深淵といった状態異常が強力な事もあり、そういった状態異常を付加できる装備などは使い方次第ではボスを完封する事も出来る。
そういう武器やスタイルに合わせて旅団を構築するのも面白い要素である。

BAD/REQUEST

〇独特過ぎる世界観
上記ではGOOD要素として書いたが、しかしかなり人を選ぶ。
エログロと言えば聞こえはいいが、暴力描写なども多く、その手の描写が嫌いな人にはオススメ出来ない。
「そういうのに耐えた先は面白いよ」とは言いにくい作風なので、耐えた先も結局はやっぱり人を選ぶ描写なのである。

〇微妙な戦闘テンポ
戦闘のテンポ自体はそう悪くない。
ある程度は速いし演出などもあって楽しいところ。
ただキャラが増えてくるとそうもいかなくなる。
カブンによっては最大15体の人形兵が並び、戦闘する事になる訳だが、これで全体攻撃などを食らうと堪ったものではない。
一体一体に判定が行われてダメージが加わる。
さらにこのゲームでは割と雑魚も全体攻撃を頻繁に放って来るので、とにかく全員ダメージを受ける機会が多い。
また陣形効果などで毎ターン回復などが行われると、それも一体ずつ処理されていく。
そのせいで、敵の攻撃をひたすら眺めるシーンが多々ある。
この辺は一括か、もう少しスキップ出来ても良かったのではないか。
ダメージ処理はまだしも、全体回復なんてそれこそ一括処理でも良かった訳だし。

〇ドナム至上主義
ドナムは他のゲームで言う魔法のようなシステムで、DPMという数値が重要になる。
DPMが高いと威力は上がり、低いと威力は下がってしまう。
DPMが高いファセットにマージナルメイズというのがいて、それのスキルにドナムの威力が20%上昇するというのもある。
このスキルはカブンのサポーター枠に配置しても効果がある為、アタッカー3人+サポーター5人のカブン全てメイズで固めるとそれだけで圧倒的高威力のドナムを放つ事が出来る。
はっきり言って、このドナムの威力が高すぎる(物理が弱すぎるとも言える)。
雑魚は物理攻撃でも1,2発で倒せるようなHPなのに、ボスは数万単位、後半になると数十万以上のHPを引っ提げてくる。
そんなボスが即死クラスのダメージの全体攻撃を連発してくる訳で、そうなるとこちらが数千とかのダメージをチクチク与えてもジリ貧にしかならない。
しかしドナムなら一発で5万~10万。鍛えまくれば20万を超えてくるダメージを叩き出す訳で、「やられる前にやれ」というゲームのバランスにおいて、ドナム特化が非常に優遇されている。
極論を言えば、全員メイズにしてドナムを連発するのが一番強力な構成になってしまう。
物理ももちろん育てれば強いのだけど、それでも考えに考えたスキル構成の物理特化より、ただ配置しただけのメイズの方が強いってのは少し腑に落ちないところである。
例えば攻撃力依存のドナムもあれば、物理職ももう少し輝けただろう。

COMMENT

EXダンジョンの隠しボス撃破済み。

この手のDRPGでは久しぶりにやり込めた作品であった。
細かい演出面も良く出来ており、階層をクリアしていくとトロフィーを入手出来るが、トロフィー説明文がストーリーの補足になっていたり、ゲームシステムを上手く利用した演出は見事。
最初はただ残虐なだけかと思ったドロニアも、ゲームを進めるうちに愛着が沸いてきて、最終的にはかなり心入れしてしまうだろう。
そういう意味では非常に尖った作品に仕上がっている。
合う人には面白いし、合わない人には徹底的に会わない可能性が高いだろう。

システム周りも使いやすい。
セーブも速いので、この手のゲームに重要なとりあえずセーブがすぐ出来るのも評価点。
ただ「タイトルに戻る」が無いので、ミスったからロードしよう、というのがやりにくいのが欠点か。
人によっては宝箱などでセーブ&ロードを繰り返す人もいるだろうし、少し残念なところ。
ただシステム周りではそれくらいしか欠点はなく、アプリエラーで落ちたのも1~2回程度なので、恐らくゲーム自体というよりは環境の問題なので、最近のゲームに多いエラー落ちでゲームにならない、という事はないだろう。

総じて見ると丁寧に作られたゲームだった。
DRPGという手垢のついたジャンルも、上手く組み合わせるとより面白いゲームになるという見本だろう。
細かいバランスはともかくとして、全体的に見ると満足できたゲームでした。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(済)
えあっどさんWebサイト[2016-06-30 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: 無名 レビュー日: 2017-06-24
平成初期くらいまでのWIZ系やBUSINシリーズ、世界樹3までなど、DRPGは少しはやっています。
ストーリーに引き込まれ、書き込まれた迷宮は美しく無駄が無い広さ、戦闘も面白く、BGMもよい。センスが光る作品。
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