全シナリオを終えたのでレビューいたしますので。
なお今作のメインヒロインであるアイラちゃんのことはその可愛さと愛おしさに敬意を表して、プラメモ初見の人にも分かりやすいようにタイトルの名を冠するプラメモちゃんとお呼びし
作中でいっぱい発せられる「ので」という口癖が当方にも感染していることを予めご了承ください、なので。

一年半前に放送されていたアニメ「プラメモ」が今頃になってゲーム化とは、驚いた人も多いと思うので。
このゲームはそのアニメの１話から13話までのほぼ全ての内容を、主人公のツカサ視点にて台詞フルボイスで追体験するものになっているので。
１話のニーナちゃん回収のシーンでは、アニメで放送された部分が丸ごとムービーで流れてきてびっくりしたので。
他にもあのシーンやあのシーンなど、アニメ見てたらピンと来る所は勿論アニメが流れるので。

前述の通りアニメの内容はほとんどカバーしてるので、アニメ見たことない人でも世界観はちゃんとわかるから
キャラゲーというより新しいADVゲームと思って買ってみても差し支えないできなので。

アニメ部分のシナリオが長いけど、プラメモちゃんと正式に付き合い始める部分（アニメだと11話）からはスケジュールモードという
プレイヤーがやりたいシナリオを選んでプラメモちゃんとイチャイチャするモードに突入するので。
これが結構シナリオの数が多くて、アニメ部分のシナリオは知ってるから実は損した気分になってたのが、すっかり満足した気分になったので。
アニメ部分含めてプラメモちゃんもいっぱいのでので言ってくれて大満足なので！！
全部のシナリオをプレイするには何回か最初からやり直す必要があるけど、スキップ機能が優秀で10分も経たずにスケジュールモードまで来れるから安心してほしいので。

次にルートの種類の話なので。
まずサブヒロインのルートとしてミチル、カヅキ、シェリー、エルの四人のシナリオが一つずつあるので。
そしてプラメモちゃんのルートでは、スケジュールモードでの好感度とかでA、B、Cの三つのルートに行くことになるので。
Aルートはあって当たり前のアニメと同じルートので。
あまりネタバレしないよう表現すると、Bルートはこのゲームだとたぶんトゥルーエンド扱いされるルートなので。
そしてCは……見てて辛くなるので…………。

こうしてエンディングを迎えてもこのゲームはまだ終わらないので。
クリアするとスケジュールモードで選んだ内容のシナリオの事を、プラメモちゃんが日記に書いてあるのが見られるモードがあるので。
エンディングを迎えてからこの日記を読むと、その時のプラメモちゃんの気持ちが綴られててとても切ない気持ちにさせてくれるので。
しかもBGMにアニメOP曲のピアノ伴奏が流れてて確実に泣かせにきてるので。
でもCルートの日記だけは勘弁してほしいので。

プラメモの世界観をとても良く表現できていて、話の内容やキャラ同士の掛け合いも面白く、何よりプラメモちゃんがたくさんのでので言ってくれて可愛かったので。
概ね満足いく内容ではあるけれども、ちょっと物足りなく感じる部分もあったので。

まず各分岐に入ってからのエンディングまでのボリュームが全体的に少ないので。
特にプラメモちゃんのCルートなんかはその後他のキャラからどういう反応があったか知りたくてしょうがないので。

次にゲームオリジナルのムービーのできがちょっと残念なので。
静止画の一部分が動いてるという感じで、ムービーなのに動きや表情の変化が乏しいので。
また顔のあたりをアングル切り替えて映してるだけだったりで、アニメのムービーが収録されてるのもあって格差がとても大きく感じるので。

上記二つが物足りなく感じたとはいえ、全体的に見れば良いゲームだと見て間違いないと思ったので。
特にクリア後に日記が読めるようにしているという所が、プラメモという作品を理解して作っているのが分かるし
遺された日記を読む事で、シナリオでの感動に加えて更に切ない感情を追い打ちされるので、プレイヤーに対してその効果は絶大でした。ので。

プラメモ好きな人には是非お勧めなので。特にCルートは辛いけど、もしも……の世界を知るために一見の価値はあると思うので。
プラメモを知らない人も、パッケージ見て「初めて知ったけどこのプラメモちゃん可愛いので！！」と思ったら勇気を出して手にとってみるので。可愛いから愛でてみるので。