蒼き革命のヴァルキュリア
中央値: 65 Amazon点数: 2.2
スコアーボード
標準偏差 14 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 5pt | 3pt | 2pt |
79pt
GOOD!
・ストーリー
とにもかくにもストーリーがこれまでやったRPGの中でトップクラスにいいです。
大筋はもちろん、細かい部分まで非常によく練りこまれていて、素晴らしく描けています。
恋愛関係の要素がほぼなく、重厚感のあるシリアスな物語に徹したのも個人的には○です。
新シリーズではありますが系譜上連なる旧シリーズの最新作がほぼ恋愛物でいいシナリオではありましたが、本作のような重めのストーリーに安易にそういった要素を入れなかったのは良かったと思います。
大筋面では最初はやや稚拙というか王道すぎて幼稚な部分や、あまりにも同じような展開を繰り返しすぎるきらいが見られましたが終盤にいくにつれて重厚感が増していきます。最後も単なるハッピーエンドではないのでのめり込むことができ読後感も素晴らしい。
脇を固める細かい描写については序盤から全編を通して深い内容となっています。戦争物であり、比較的戦闘における英雄的行動にスポットを当てる作品が多い中、このゲームは謀略や工作、世論誘導や諜報などそういった影の部分に注目した展開が多く、リアルさがあります。
・キャラクター
これまたストーリーの素晴らしさを引き立てる形で非常に魅力的なキャラクターが多いです。
いわゆる正義対悪の勧善懲悪物ではありません。作品の紹介などでもたびたび取り上げられるように、主人公達がそもそも正義とは無縁ですし、敵側の主要キャラクターにもそれぞれ信念があって戦っているようにしっかりと描き切ったのが特に評価できる点だと思います。
・ゲームシステム
突っ込んで無双すれば勝てるというゲームではありません。序盤はそれでもなんとかなりますが、終盤にいくにつれてある程度考えて動かないとクリアに非常に時間がかかったり、失敗したりする程度には思考型です。旧シリーズと同様に思考型RPG+アクションという形は踏襲しつつ、前作より大幅にアクション寄りにしたという形で、好みの部類でしょう。
・サウンド
SEGAのゲームは割とどれもそうですが本作も音楽も最高峰です。戦闘時のBGMも挿入歌もどちらも非常にいい曲が多いです。スタッフロールが映画のエンディング風に劇中BGMを変えながら、ただの黒背景のスタッフロールなのですが、ストーリーの読後感に浸りながら素晴らしい音楽を最後まで楽しめました。シンプルなスタッフロールを最後まで見続けたゲームはこの作品だけです。
BAD/REQUEST
・ストーリー上の伏線が回収しきれていない。
いくつかの大切な伏線が回収できていません。
続編でなんとかするつもりなのでしょうか?
ストーリーの大筋には影響しないのですが、背景設定などで割と重要な要素が謎として頭出しだけされたままほったらかしなので、非常に気になります。
・キャラクターの変心が急すぎる
主人公が復讐一辺倒から成長するとき、いわゆる王道的なお姫様が甘さや綺麗ごとを捨て、覚悟を見せる時、敵側の大将の最期などストーリー上重要な部分では心境の変化が当然あるのですが、それがあまりにも急すぎます。今まで散々そういう信条でキャラクター描写を行っていたのに、割とあっさりと心変わりする様子はいささか付いていけませんでした。
もう少し心境の変化について納得できる描写が必要だったのではと思いました。特に主人公に関しては延々と同じ思想に取り付かれて、何度も乗り越えかけてやっぱりだめでという描写を繰り返したわりには、ある時、意外とあっさり乗り越えてしてしまい、やや白けました。
・ストーリーの進行
最近のRPGではたまにある現象ですが、ムービーゲーになりつつあります。戦闘と戦闘の合間のストーリームービーが長すぎて、スキップなしだと次のストーリーの戦闘が始まるまで30分以上ムービーを見続けるような展開が何度かありました。ストーリーを最高に楽しめた自分は特段苦痛に感じませんでしたが、やや長すぎるとは思います。
・ゲームバランス
序盤が温いのはいいのですが、中盤以降敵の強さの上昇スピードとこちらの成長スピードが釣り合いません。いわゆるミッションごとに推奨レベルが記載されているのですが終盤になるとそれに追いつくためにはどれだけレベル上げすればいいんだってくらい時間が必要です。
最終ミッションは推奨レベル60でしたが51でクリアとなりました。これでもそれなりにフリーミッションなどでレベル上げはしてこの状態です。特に推奨レベルに達してないと無理ということはありませんが難易度は上がります。
徐々に差が開いていくというよりは中盤のある地点くらいから一気に敵とこっちの差が開き始めるのでそこは徐々にやったほうがよかったかもと思いました。その為に難易度easyモードがあるのかもしれませんね。
・味方AIがあまりにも頭が悪い
敵の発生までに時間がかかるタイプの即死攻撃に突っ込んでいくことが多すぎます。操作キャラクターが逃げると、ある程度は付いてきてくれるのですがなぜか反転猛進して即死攻撃にわざわざ当たりにいくとかもザラです。攻撃発生位置に予告があって発生までに逃げなきゃいけないタイプの攻撃くらいは避ける努力をするようなAIにしてほしかった。
それらの攻撃はこちらの攻撃で止めることもできるのですが、止めないとほぼ被害確定という状態で、回避するという選択肢が実質的に潰されています。
・ハクスラ要素の芽はあるけどやりこみがいがない
攻撃技のドロップに関してはランダムで性能が上下するのでハクスラ的にこだわることができるのですが、特段こだわらなくても何とかなるのでせっかくの要素があまり生かせてないのは惜しいと思いました。
・ヴァルキュリアが敵のみ
ヴァルキュリアシリーズはヴァルキュリアがキャラクターとして人気なので旧シリーズではついに最新作で自軍もヴァルキュリアを使えるようになりました。本作では使えるどころか完全に敵陣営にのみ存在します。伏線回収がてら次回作があるとしたらヴァルキュリアが味方陣営にもいるといいですね。
COMMENT
ヴァルキュリアシリーズの新シリーズということで購入。旧シリーズは1作品除き他はプレイ済み。
ストーリー満点、BGM満点、キャラクター満点、ゲーム性普通といった感じです。
正直ゲームとして楽しむよりは前述の満点部分を中心に映画的な楽しみ方をするほうがいいとは思います。
旧シリーズが圧倒的なゲーム性を持ったRPGだったのもありますが、そのバイアスを抜きにしてもゲーム部分は失点はないが、加点もないという普通の域を脱していません。
続編は恐らく出るかと思いますが、買うと思います。それほどまでにストーリーが秀逸です。
難易度をeasyにして戦闘などはさっくり終わらせてストーリーだけ楽しむというやり方でも十二分に満足できる傑作だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-03-14前作までがどのようなシステムだったかは分かりませんが、私が感じた点は…
・大きく分けて4種類のキャラがいるのに、BDUが全員同じなのは疑問。
最低でも兵科別にするべきでは?
・武器の強化が非常に面倒。ミッションをこなせばラグナイトは余るが、それにしても面倒。
某RPGのスフィア盤より面倒かもしれない。
・「侵略」しているように見える。「解放」と言いつつゲーム画面上はユトランド領地になっているし、
実際、アイテム購入画面などでは「ユトランド王国の支配領域が~…」となっている。侵略。
・過去語りなので仕方ないとは思うが、かなりの頻度で森の画面に戻されるのがダルさを増長させていると思う。
というかあの青年の名前、10章クリアの時点でゲーム中には一度も出ていないのも謎。
・CMが気に入って買ったのに、あの感じと全然違うのはVitaだからかな?すごく残念。
・話し方が受け入れられないキャラ。完全に私個人の好みの問題ですが。
まぁ、軍人ではない人が多い隊だから、こんなものなのかなぁ…。
…等々、文句しか言っていませんがプレイを断念するほどつまらないという訳ではありません。
ゲームを始めた時はプレイヤーにとって何の情報もない部隊員でも、ゲームを進めて手帳の断章を見れば、
そのキャラクターの背景が分かりますし、お気に入りのキャラクターが1人は見つかるかも?
おまけ
花粉症のポテンシャルが発動した時のゴドーがオススメ。なんか好き。
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GOOD!
今回は前作のTPSから、よくあるアクションRPGへと大幅にスタイルを変えている。
グラフィック自体はなかなかよくて、街並みなそは即得のセンスを感じさせるものがあった。
またキャラも結構好き。女の子たちはくるものがった。個性的なキャラが揃っているので、お気に入りキャラがみつかるのではと思います。
復讐をテーマにした暗めのストーリーですが、これもそれなりに楽しめました。
BAD/REQUEST
とにかくも全体にテンポが著しく悪いんですよね。
戦闘してみたらすかさずムービーイベント。またムービーとイベントがダラダラ続いていく。
なんかほとんどムービーゲーみたいなノリになってますね。
また武器強化などもやけに面倒くさいです。ここはもっとサクサクやれて欲しかったです。
COMMENT
前作に当たるヴァルキュリア3は高難易度ながらも考えられた戦闘バランスが絶妙で人気を博していたが、今回はそういうのを一切飛ばしてありていないアクションになってしまった。こういうジャンルも定番ですからいいんだけど、とにかくもムービーが多くて邪魔をするみたいな作りなので、ゲームしてんだかムービー見てんだか分かんなくなりました。