双星の陰陽師

発売元: バンダイナムコエンターテインメントオフィシャルサイト 発売日: 2017-01-26 価格: 6156(税込) レーティング: 【C】15才以上対象 セクシャル (CERO について))
タイトル概要

中央値: 45 Amazon点数: 3.8

スコアーボード

双星の陰陽師レビューチャート 標準偏差 13.5 (難易度) 1.00 mk2レビュー数 2
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ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
276人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 3pt 3pt 3pt 3pt 3pt 1pt
総合点
58pt

GOOD!

穢れを祓うための子供産むためにヒロインらと同棲する陰陽師の主役、という
なんだか羨ましいやろうだなw ヒロインの子らが個性的でキュートなのでGOOD!
登場人物がなかなか多いのがいい。
バトルもあるけど簡単なもので、基本はギャルゲーなので普通に進めていけます。

BAD/REQUEST

戦闘も簡単なのはいいにしろ、敵種が極めて少ないし、色違いばっか出てくる。
おまけにデザインもダサいってな具合。
さらにカットインが旧世代みたいなデザインで失笑。
バトル削除でよかったのではないかな?

COMMENT

キャラ自体はいいしシナリオもそこそこいいとは思うけど
バトルは蛇足だったように思う。
軽めのギャルゲーやりたい人にはいいでしょう。

プレイ時間:05時間以上15時間未満(済)
ナインハーフさん[2017-04-18 掲載]

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350人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
1pt 2pt 2pt 1pt 1pt 3pt 1pt
総合点
31pt

GOOD!

強いて言えば声優さんが豪華なところ。
原作やアニメで大好きなヒロインや主人公、ライバルや師匠たちの声がいろいろ聞けた。

BAD/REQUEST

ジャンルとしては紙芝居ギャルゲーに該当すると思いますが…
まず根本的に各ボリュームが極めて貧弱です。

<グラフィック>
総CG枚数が差分抜きで24枚、差分込みでも39枚しかありません。2000円くらいの低価格ソフトならともかく、フルプライスのギャルゲーとしては「特に少ない」部類だと思います。
ヒロイン1人に付き、差分抜きで4枚、差分込みで7枚。
大抵のギャルゲーはこの2~3倍の枚数が用意されています。
クオリティも凡庸です。

<音関係>
フルボイスじゃありません。パートボイスです。
メインストーリーは基本的にフルボイスですが、ヒロイン個別のイベントはほとんどがパートボイスです。
パートボイス…、つまり「あら~、久しぶり。元気してた?」というセリフなら「あら~」だけ声が出て後は声無しな訳です。
ギャルゲーでその仕様はどうなんでしょうか。

<シナリオ>
はい、メインストーリーは一本道、分岐無し。
攻略ヒロインによってストーリーが大きく変わるなんて事はなく、誰を攻略しようがストーリーの95%は同じです。セリフが所々変わる程度。
ヒロイン個別のイベントはどれも些細な日常的なイベントでドラマチックな物は無し。
些細な日常の積み重ねでも絆を深めることは出きるでしょうが、物量が不足してるんで…
ヒロイン個別イベントは全部足しても1人一時間あるかどうかってレベルです。


<戦闘>
ミニゲームレベルです。
敵の種類は少なく色変えモンスターばかり。
エフェクトもしょぼいし、必殺技に該当するコンビ技双星陰陽術を使ってもカットインのみでアニメなどは無し。
陰陽五行に基づいた属性の有利不利はありますが、無属性や万能属性の技がすぐに覚えられる上難度はかなり低く、さらに設定で難度を簡単に変えればごり押しでも簡単に勝ててしまいます。

COMMENT

原作漫画とアニメのファンなので買いました。

原作とアニメは、ケガレと呼ばれる怪物と戦う陰陽師である主人公に対して「ヒロインとの間に生まれる子供は史上最強の陰陽師になって世界を救う」という予言が下され、主人公とヒロイン2人で同棲生活を始める。当初は反発するも2年に渡る同棲生活と幾度も共に死線を超えたことで深い絆がうまれてきた、というような内容です。

で、ゲームは陰陽師組織のえらい人が、最強の陰陽師を生むのはヒロインではないかもしれないと言い出し、ヒロインとは別に新たに4人の女性が、主人公とヒロインが暮らす家で生活することになった、6人で同居生活を送りながら街で起こった異変の解決を目指す、というような内容です。


ぶっちゃければ低予算で作られた低クオリティなソフトです。

そもそも原作がギャルゲー化にむいていない作りです。
原作、アニメともに主人公に好意を持つヒロイン格はわずか2人しかいません。
だからこそ原作出身ヒロインよりもゲームオリジナルヒロインの方が多いなどというレアなつくりになっているわけですが。
で、原作においては主人公との恋愛面でメインヒロインがもう1人のヒロインを完全にちぎっており、アニメにいたってはもう1人のヒロインは主人公への思いを吹っ切って別の男性に好意をいだきつつあります。
正直、今更他の女に気を移されても困るという状態です。
制作サイドもそれは分かっているらしく、ゲームの最後で主人公とそれぞれのヒロインは10日間一つ屋根の下で暮らしたという記憶を消されて、主人公とメインヒロインは元の2人での同棲生活にもどります。
原作とアニメが上記の状態なんでやむを得ない処置かもしれませんが茶番に見えるのは否めません。
ストーリーは一本道で個別イベントも大したものはないのでギャルゲーにする意味自体が乏しい。

基本的な物量の不足から考えても予算が非常に少なく、紙芝居ギャルゲーくらいしか作れなかったんでしょうね。
でも不向きな題材を無理矢理ギャルゲー化しても低予算と相まってロクな物にはならないでしょう。

プレイ時間:05時間以上15時間未満(済)
あにゃもさん[2017-01-31 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: 猫の根っこ レビュー日: 2017-01-29
アニメ「双星の陰陽師」を元にしたギャルゲーです。
アニメの更に原作たる漫画もありますが、漫画とアニメでは設定やストーリー展開にかなりの差異があり、ゲームはアニメ寄りの内容です。
原作出身ヒロインが2名でゲームオリジナルヒロインが3名という異色作。

原作およびアニメの大雑把なストーリーは、ケガレと呼ばれる怪物を祓う(倒す)陰陽師である主人公に対して、メインヒロインとの間に全てのケガレを祓って世界を救う最強の子供が生まれる、という神託が下り、主人公は出会って間もないヒロインとの同棲を強要され、当初は反発するもケガレとの死闘や同居生活を通じて絆を結んでお互いに愛し合うようになっていく…という話。
(双星とは最強の子供を生む夫婦に与えられる称号)

ゲームはそこに「新たな双星候補が現れた」として追加で4人の少女が同居してきて、メインヒロイン含めて合計5人の少女達と同居生活を送りつつ街で起こった異変を解決するという話。

感想はタイトルの通り。
5人中3人クリアした状態です。

あからさまに低予算です。
戦闘などもありますがミニゲームレベルであり、ジャンルとしては紙芝居ギャルゲーに当たると思いますがその中でも特に物量が乏しい。

<グラフィック>
なんと総CG枚数39枚(差分込み)です。
しかも差分込み、つまり同じ絵でも一部分が違っていれば(例えば頬にご飯粒が付いているor付いていないなど)別物としてカウントする数え方で39枚しかありません。
差分抜きでカウントすれば24枚。
ヒロイン1人につき差分込みで7枚、差分抜きだと4枚しかありません。(残りの4枚は通常イベントです)
普通、ギャルゲーってヒロイン1人につき差分込みなら15枚前後、差分抜きでも10枚前後はあるもんですが…。
同じジャンプSQで連載され、アニメ化されて更にゲームになるという、良く似た経緯の「終わりのセラフ」ゲーム版のCGは100枚以上あるそうですが…
その他のギャルゲーでも定価5000円以上の値段でCG50枚以下というのは滅多にありません。

もちろんOPムービーも主題歌も無し。
戦闘で必殺技使ってもカットインだけでアニメーションなどは無し。
技が違っていてもカットインは使い回し。

クオリティもさほど高くない。

<ボイス>
なんとフルボイスじゃありません。
メインシナリオはほぼフルボイスですが、ヒロイン個別のイベントは大半がパートボイス、つまり
「きゃ~、可愛い! 見て見て~」
というセリフなら「きゃ~」だけ声が付いてて後は声無し。
しかも収録バリエーションが少ないのかテキストと声が食い違っていることが非常に多いです(テキストでは「きゃ~!」なのに声では「あっ!」になっているなど)

<シナリオ>
ほぼ一本道。
マルチヒロイン、マルチエンドを謳っていますが、メインシナリオとヒロインの攻略は完全に切り離されており、どのヒロインの攻略イベントをこなして好感度を上げようがメインストーリーはほとんど変わりません。セリフが数ヶ所ばかり変わる程度。95%くらい共通。
そしてボイスの項目でも書きましたがヒロインの攻略イベントは大半がパートボイス。
シナリオも大して面白い物じゃないし、むしろ無理矢理感漂うところが多い。
メインシナリオが共通なので既読スキップで周回プレイがサクサク捗るくらいでしょうか、良いところは。

と言いますか最後に主人公と各ヒロインはこのゲーム中にあった出来事ーー双星候補、つまり主人公の婚約者候補として十日間同居した事ーーの記憶を消されて元の日常に戻ります。(主人公とメインヒロインは2人きりの同棲生活に、4人の偽婚約者候補はそれぞれの自宅に)
そりゃ原作もアニメもメインヒロイン一択のような状態なんでサブヒロインやゲームオリジナルヒロインとくっつかれても困りますが、完全に茶番です。

<総評>
あからさまな低予算で、低予算相応のクオリティ。
そもそも原作の「双星の陰陽師」自体がギャルゲーに向かない題材です。
ギャルゲー向きの原作というのは主人公を慕う、あるいは主人公が好意を持っているヒロイン格が5人位はいて、それぞれが等価な位置付けの作品であろうと思われます。
しかし、「双星の陰陽師」では主人公を慕うヒロイン格が2人しか登場せず(だからゲームオリジナルヒロインが3人もいる)しかもメインヒロインがもう1人のヒロインを十馬身くらいぶっちぎっています。
放映中のアニメに至ってはもう1人のヒロインは主人公への思いを吹っ切って別の男性に興味津々という有り様です。
そもそも5人のヒロインが居ることを謡いながら、パッケージの表に載っているのが主人公とメインヒロインの2人だけで、ギャラリーの回想モードでも攻略イベントの大半は回想出来ないなど、ギャルゲーにはしたくなかったのでは無いかとさえ思えます。

ブルーレイなどの売上から僅かな予算しか下りず、そのわずかな予算で作れるのが紙芝居ギャルゲーくらいだったとかそういう事情ではないかと想像します。
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