※PC版＆PSP版未プレイです。

Black Wolves SagaシリーズのVita移植化情報が出てから発売までが本当に長かったですｗ
前述したとおり、このシリーズは初プレイです。ずっとやりたかったのですが、PC版のBloody nightmareがいつまでも値段が下がらずジリジリ待っているうちに2作品Vita移植化の情報が出たので、一気に購入した次第です！

良い点
・美しいサウンド
・PC版とPSP版をプレイできる。
・ギラン√の甘さ
→最初にBloodyの猫王子兄弟√からやったからか、心がボロボロになった私にはギランが天使に見えました。後述にも書きますが、このゲームには主人公が酷い目にあわされたり、糖度が少なかったり、しょっぱい気分になる後味の悪いEDもあるので、プレイ中に「あれ？乙女ゲームって何ぞや？」と混乱してきます。その点ギランは、快楽殺人者だったり、ヒャッハー！してる口調だったりで「こいつやばいやつだ・・・」と最初は思うでしょうが、このゲームの中ではかなりまともに乙女ゲーしてるキャラなのでおススメです。

悪い点
・スキップが遅い
・人によっては地雷なストーリーやキャラ
→このシリーズは結構高評価ですが、評価の高さだけを見て購入された方の中では地雷にはまる可能性大です。
具体的にどんなものが地雷かというと
・主人公が拷問に遭う　・主人公以外でも拷問シーンあり（結構オープンです）　・近親相姦　・必ずしも主人公愛され√というわけではない。（特にオージェ√　普通に嫌われてたり、場合によっては殺されます）　・主人公の事が好きではなく、身代わりのように愛される
・正規恋愛EDでも、必ずしも幸せな終わり方ではない。

などです。
特に猫兄弟王子√はBloodyでもLast hopeでも後味が悪かったり、メリーバッド的なEDだったりと良い意味でも悪い意味でも癖があります。
メヨーヨはひどい目に遭わされてもまだ情状酌量の余地があるのですが、オージェは・・・もう言葉にできません。
オージェの声優さん（吉野氏）は本当に演技が上手で、オージェの明るい残酷さを的確に表現しています。彼を攻略している最中、何度オージェをぶん殴ってやりたくなったかｗ（物騒ですみません・・・）

そんなBWSシリーズですが、人気が根強くあるのも分かるな・・・と思いました。
乙女ゲーというには糖度が低めで、一部どうしようもないキャラ（オージェ）もいますが、退廃的で逃げ場がない状況の中、精一杯今を生き抜くフィオナと攻略キャラ達の物語は他では味わえない独特の深みがありました。
長年やりたくてもやれなかった私ですが、この度Vita版でプレイできて良かったです！

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
少しでも私のレビューが、購入する際の判断材料になれたら嬉しいです・・・