いけにえと雪のセツナ レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016/02/18 |
価格 | 5,184円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
- 中央値
- 53
- 難易度
- 2.27
- レビュー数
- 11
ユーザーレビュー
446人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt | 1pt | 2pt |
41pt
GOOD!
・世界観
タイトル通り延々と雪原が続くが、雰囲気やビジュアルは後述するBGMと相まって魅力的だった。
・戦闘システム
クロノ・トリガー風の戦闘システムは、やはりやっていて楽しかった。
シームレスな戦闘への移行、ATBはコマンド式でありながら退屈しない。
・音楽
ピアノのみで構成されたBGMはどれも印象的で雰囲気が出ている。
この作品のコンセプトである「雪」や「刹那」にピッタリだった。
BAD/REQUEST
・登場人物
どのキャラクターも既視感が強くあまり魅力を感じなかった。
特に主人公の設定には共感できず、物語に入れなかった。
・シナリオ
まず、出だしがイマイチ。
主人公がヒロインの旅に着いていくというのがとても強引に感じられた。
主人公とクオンの設定を逆にすればいいのではと思った。
中盤はまずまずだったものの、ラストがまたイマイチ。
刹那さを出したいのは分かるが、あまり後味の良くない締め方だった。
・処理落ち(vitaのみ)
バトルで派手なエフェクトを使う技はほぼ処理落ちで遅延する。
PS4では見られないようなので、vita用として最適化できなかったのか?
見落としたというレベルではないので、制作側の甘さを感じた。
COMMENT
90年代のRPGをオマージュした作品ということで期待したが、
正直期待に沿う出来ではなかった。
雪をテーマとした世界観や雰囲気は良かったものの、
シナリオやキャラクターはイマイチ。
往年のRPGをオマージュするというのなら、
もっと王道的展開で気持ちよく締めてほしかった。
昔ながらのRPGを期待していると、かなり面食らうと思う。
このプロジェクト自体は続くみたいだが、次回作の購入は慎重にならざるを得ない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 2pt | 3pt | 1pt | 2pt |
53pt
GOOD!
■音楽:素晴らしい。
ピアノオンリーがゲームに合ってる。
■キャラ:サブキャラ含め、どのキャラクターも魅力的。
ボイス無しでも良いキャラクターは十分作れるんだなと思った。
■グラフィック:vitaにしては凝ってる。家の中なども作りこんでいる。
PS4の人は物足りないかも。
■育成:昇華システムは説明が少ないので、最初は良くわからなかったけれども、
分かると雑魚戦も楽しくなる。
■ストーリー:シンプルイズベスト。ラストは賛否両論だろうなとは思った。
BAD/REQUEST
■VITAの性能が足りてないことによって起きる問題の数々
1.フリーズ
長めの戦闘やイベントのあとなど、肝心な所で発生。
(処理が軽い雑魚戦などでは起こらない)
イベントスキップ無し・どこでもセーブが無いのでもう1回やる羽目に。
ラスボス戦のあとのイベント中に起こった時はどうしようかと思った。
2.ロードが長い
町中の雪の処理が間に合わないのか、家の出入りだけで発生。
処理が間に合わないなら雪を降らせるな、足元のサクサク雪もなくていい、
木も揺らせるなといいたくなる。
3.町の中で挙動がたまに遅くなる・カクカクする
上と同じ
■探索面
1.雪大すぎ
・最後まで町もワールドマップも雪景色だけはさすがに飽きる。
凝らなくていいから変化があった方が良かった。
・ラストダンジョン以外は基本雪道か遺跡ばっかりなので、どこが出口か分かりにくい。
2.旅感がない。おつかい感覚。
・ワールドマップが最後までもらえない
・どこに何があるのかよく分からない。
・町に宿屋が無くて回復できない(回復はアイテムかレベルアップのみ)
■全体的に暗い
王道RPGなのに、暗いせいで人を選ぶものになってしまっている
COMMENT
PS4版をおすすめ。VITAだと細かいシステム面の問題が積もってストレスがたまる。
総合としては悪くないけれど、色々とまだ足りない面が多い。
今の時代にこういうRPGがあってもいいかな、とは思う。
ただ、色々と細かい問題が積み重なっているせいで、
「万人受け」を目指したRPGなのに「人を選ぶ」ゲームになっているのも確か。
次回作があるなら、とりあえずPS4かVITAかどちらかに的をしぼった方がいい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt | 3pt |
57pt
GOOD!
・音楽が素晴らしい
東京ゲームショウでこのゲームのPVを見た時、真っ先に惹かれたのは切なく美しいピアノの旋律でした。
ゲームの静かな雰囲気にあっていてとてもいいと思います。
最初から最後までほぼピアノオンリー(あってもパーカッション程度)という潔さがスゴイです。
・王道なストーリーとキャラ
王道を謳いながら変にひねくり回しておかしなことになっているRPGをいくつか知っているので、本作のような直球勝負なのは気持ちいいです。
派手なムービーが入るわけでもなく、登場人物が声つきでうるさくしゃべりまくるわけでもない。
キャラに好感度が設定されていて、絆ポイントが云々……という煩わしい要素もない。
良い意味で無駄がなく、メインストーリーに集中できるのはとても良かった。
エンディングは賛否両論あるとは思いますが、私は嫌いじゃないなあと思いました。
メインキャラクターはどの人物も影を抱えているけれども、それぞれひたむきで一生懸命で良いキャラばかりです。
私は最強法石イベントを全て見たのですが、これで各キャラへの思い入れがいっそう強まりました。
・雪の表現が素晴らしい
走ると単純に足跡ではなくて、身体の周りがへこむんですよね。バトルでも敵が滑ったあとがちゃんと地面に残る。
木の近くを通るとガサガサっと積もった雪が落ちてくる。
足音も、雪と靴がこすれあう独特の音がするんですよ。
雪をめぐる表現は本当に素晴らしいです。
・武器のデザインが全部違う
バトル画面だと残念ながらちょっと遠くて見えづらいのですが、武器つけかえ画面だとちゃんと詳細を見ることができます。
こんなところまで作りこんでるのか!とびっくりしました。
・歯ごたえのあるバトル
久々に何回も全滅するゲームでした。
初見殺しのボスもですが、ザコ敵も自爆したりステータス異常にしてきたり、なかなか嫌な攻撃をしてきます。
最初のうちは適当に戦っていてもなんとかなりますが、中盤からちゃんと法石の効果を考えて装備しないときつくなってきます。
ちょっと調整しただけで劇的にバトルの快適さが改善するので、なかなか楽しかったです。
また、倒し方の種類によって敵がドロップするアイテムに違いが出てくるのも新鮮に感じました。
種類をたくさん落としてくれるとよし!!ってテンションもあがります(笑)。
BAD/REQUEST
・文字が小さすぎて見づらい
キャンプメニューや台詞に使われている文字がものすごく小さくて初めて見た時にびっくりしました。
PS4版に合わせているためでしょうか?
・使い勝手の悪いキャンプメニュー
情報はたくさん集められているし、よく読めばできることもたくさんあるとわかるのですが、それら同士の連携がとれていないこと、また情報の見せ方を整理しきれていないこともあって、使っていて煩雑な印象を受けます。
以下、主に気になった点です。
【雪世界の記憶】
設定資料のようなものなのですが、基本的にだらだら長い文章で書いてあるため、前述のとおり文字の小ささともあいまってとても読みづらいです。
例えば、敵が落とすものはモンスターのところに延々解説文が続いたあとで一番最後に「○○を落とす」とある。
結構興味深い設定や面白いことを書いてあるのですがこれでは読む気が削られるばかりです。
せめて箇条書きにできるところだけでもしてくれればかなり違ったと思うのですが……。
【法石付け替え画面】
法石購入画面では同じ法石を複数持っていた場合個数が表示されるのに、法石付け替え画面では3つ持っていたら律儀に3つ同じ名前が並ぶ。
ただでさえ法石は大量に種類がある上に、さらに一覧を縦に長くする要因となってしまうため、検索性が非常に悪い。
【法石付け替え画面と連携技一覧画面】
法石付け替え画面では連携技の名前と連携するメンバーは確認できるものの、どの技同士を組み合わせれば可能なのかまではわからない。
詳細は連携一覧画面にありますが、そこで確認後に法石選択画面に再度切り替えて、膨大な数の法石一覧から該当のものを見つけねばならない。
・使い勝手の悪い売り買いの画面
キャンプメニューと大体悪い点が共通しています。
そこで一緒にこのデータを表示しておいてくれればかなり楽なのに、ということが多かったです。
例えば、装備品を買ったらそのまま装備画面にいくことができません。
その上、いま装備しているのか、所持しているのかどうかもわからない。
いちいちキャンプメニューから装備画面を呼ばなくてはなりません。
・ワールドマップがない
まさか飛空艇を手に入れてもマップが得られないとは……。
どこの地域も雪がつもっていて印象が似たり寄ったりなので、空から見ても特定の箇所が探しにくい。
マップがないと別の地域に入っても今ひとつ遠くに来たという実感が得にくいんですよね。
・フィールドを移動する速度が遅すぎる
町中やダンジョン内であればいいのですが、フィールド上はもうちょっと早く歩くことはできなかったのでしょうか。
・セーブできる機会が限定的
セーブの機会がセーブポイントかフィールド上に限られてしまっています。
終盤になるとダンジョンも長くなり、30分以上セーブできないこともありました。
私はまめにセーブするタイプなので、気が気じゃなかったです。
しかもセーブポイントの前に超強力な敵がいてあっさり全滅させられることもあるし……。
後になってセーブポイントに関する秘密が明かされるのですが、それでも不便さの理由にはならないな、と。
「とりもどそう、ぼくたちのRPG」というからにはメインターゲットは大人だと思いますが、時間的に制約の多い社会人には辛い仕様でした。
せめてセーブポイントがもう少し多ければよかったのに。
・ロードが長い
町や村に入る、あるいはセーブデータを読みこむときに10秒以上待たされることもしばしば。
右下のローディングの表示が完全に動きが止まってしまうこともあり、よくPSボタンを押して再度ゲーム画面に戻るという対応をして読み込ませてました。
ステータス画面を確認しようとしたり、装備を変更しようとしたりして画面を切り替えても細かく読み込みが入る。
バトル中にカーソルをキャラに合わせたり、魔法一覧で決定ボタンを押す際にワンテンポ待たされる。
とにかくレスポンスが悪く、あまりの遅さにパッチが配信されるに違いないと思いきや、発売から何ヶ月もたった現在でもないようですね……。
これからやる方は、PS4版を強くおすすめ致します。
・宿屋がない
このゲームは宿がありません。
全回復するには、フィールド上、あるいはセーブポイントでテントやコテージで回復するしかありません。
イメージというのはバカにならないもので、宿屋できちんとベッドを使って寝ないと、一区切りついた実感がわかないというか、ちゃんと休んだ気がしないんですよね。
設定資料集によると宿がない理由はこの独特な世界観のためらしいのですが、理解はできても釈然としないなあと思いました。
COMMENT
クロノトリガーは未プレイですので、新鮮な気持ちでプレイできました。
いけにえを護衛しつつ最果ての地へ、というとFFXを思い出しましたが、展開はかなり違いましたね。
東京ゲームショウで本作を知り、独特の雰囲気と美しい音楽に惹かれました。
「とりもどそう、ぼくたちのRPG」とはまた大きく出たな、ならばお手並み拝見!ということでやってみました。
静かで切ない世界を描くことには成功していると思います。
ストーリーもキャラも素直に作ってあって好感が持てます。
ただ、それ以上に操作上の不便さが非常に目立ちました。
地味で淡々と進んでいくゲームのため、バトルシステムなどをまだ把握しきれていない序盤は面白さよりも面倒臭さの方が勝ってしまい、何度か途中で投げ出そうかと思いました。
が、その淡々としたところが功を奏したのか、あるいは私が不便さに慣れたのか(笑)、何とかクリアまで行きつくことができました。
クリアしてみれば各キャラに愛着も湧きましたし、まあやってよかったかな……と。
おすすめできる方は限られていますね。
最近の演出過剰、仲間との絆重視なゲームに飽々しているという方。
王道ストーリー展開を求めていたのに裏切られた方。
自分で試行錯誤して打開策を見つけ出すのが好きな方。
前述したような不便さをひっくるめて「あのころのRPG」だと思えるような、時間と心に余裕のある方。
こういう方には向いているかもしれません。
色々と惜しいところが山積みなのですか、決して駄作ではないです。
制作者がわの強いこだわりを感じることができるゲームだったと思います。
Tokyo RPG Factoryの次の作品に期待します!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt |
68pt
GOOD!
■シンプルなゲーム性
特徴のないRPGではあるが、逆に言えば無駄のないRPGだと思う
変にキャラクター毎の恋愛事情を盛り込んだり、一部のマニア向けに作りこむ事がなく
万人に満足して遊んでもらえる作品になっている
■魔法(MP消費技)を強化できる
魔法を使った戦闘終了後に装備品によって(確率で)特殊効果が付与されます
MP消費、威力上昇、行動力回復(順番が早く回ってくる)・・・
魔法を強化していけるというのは楽しかった
■統一された美しい世界観
タイトルにも入っている「雪」
世界が常に雪国となっており、世界観が統一されている
スタート地点からのワクワク感が、最後まで感じられる
■それなりの、やりこみ要素
終盤までは一本道で進むが、最後は世界を色々探索できるようになり
今まで開けられなかった宝箱や強かった敵を倒しに行くという
本編(メインストーリー)とは違ったやりこみ要素が存在している
■敵の倒し方によりドロップアイテムが異なる
敵の倒し方(物理、属性魔法など)によりドロップアイテムが異なる
レアアイテムもそうだし、得られるアイテム数も格段に異なっている
無理してでも、頑張って(MP消費して)倒そうかな♪という気にさせてくれる
BAD/REQUEST
■長いロード
確かに長いです
ダンジョン、町、家の出入りに10秒は覚悟した方がいいです
ただし、プレイしていてそこまで長くは感じませんでした(携帯機だからかな???)
■異常終了する
・初回起動時に起動しませんでした
・町から出ようとして異常終了しました
発生頻度は低い(2回)ですが、いろいろ報告が上がっているので注意が必要
■ゲームバランスがシビア
通常のダンジョンに、突如、チョット強い敵が出現します
何もわからず戦いを挑むと、フルボッコにされます
場合によっては逃げ出すこともできず、セーブからのやり直しになります
また、一部のボス戦では「勝てる気がしない」事もありました
※何度かやり直して勝てましたが
■全滅時に本当に全滅する
最近のゲームでは、全滅しても最寄りの町やチェックポイント
戦闘の直前から再開させてくれるものもありますが、タイトル画面に戻ります
COMMENT
全体的なストーリーのボリュームは少ないです
定価4800円ぐらいが妥当かぁ・・・と思ったら、ズバリです
昔のRPGっぽい雰囲気がありますが、昔のRPGをリメイクした感じの出来栄えであり
純粋に楽しいと感じられました
ゲームバランスの悪さ(雑魚と一緒にレベル+10でも勝てないような敵が同時に出現するなど)がありますが、それを含めて昔の良きRPGだなぁと感じられました
システム周りの説明が乏しく、攻略サイトで情報を仕入れてからプレイした方が楽しいと思います
据え置き機で遊ぶには、ちょっと寂しいかもしませんが(グラフィック等)
携帯機で遊ぶ分には、期待値以上のものを得られました
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GOOD!
・BGM これについては賛否両論あるだろう。最初から最後までピアノのみ。だが個人的には、場面場面で雰囲気にあったBGMだったので高評価。
・シナリオ 同じ場所を行ったり来たりと若干飽きっぽくも感じたが、最後までクリアする価値がある程度。
BAD/REQUEST
・ラグ(?) VITA版だけなのかは不明だが、バトル中・ワールドマップでのラグが酷い。特にバトル中。魔法を発動してからが酷く、刹那を発動するタイミングが分からなくなる。
・便利機能 これぞ正に皆無。何から何まで不便過ぎる。まずセーブ機能。セーブポイントがワールドマップ・ボス戦の"手前"のみ。ボスを倒して次にセーブ出来るまでかなり間隔があるため、途中でゲームオーバーになるとボス戦前まで戻される鬼畜仕様。次に無料回復機能(FFで言う宿屋)が無い。これはRPGとしてどうなのだろう。回復方法は魔法・アイテムのみ。これは改善すべきである。
・オリジナリティ これもまた皆無。魔法からアイテムまでFFの丸パクり。いくら同じ会社が制作したとはいえ、ゲームは全くの別物。ワールドマップ?飛行艇?もはや手抜き感しか感じられない。
COMMENT
全体的に酷い作品である。ゲームとして欠かせない要素が何一つ無い。ただBGM、シナリオを除いて。制作側はもっとプレイヤーが無理なく遊べるよう工夫すべき。